ふくらはぎのストレッチでむくみ解消

足のむくみは体内にある水分が滞ってしまうことにより起こることが多いです。
正しいふくらはぎのストレッチを行うと、筋肉がほぐれてコリや張り感が取れます。
柔軟性も高まることにより、血液循環も良くなるので相乗効果が生まれます。
体内の循環が良くなれば水分の滞りもなくなるのでむくみが解消されるのです。

また、それにより溜まっていた老廃物も排出されやすくなります。
むくみが解消され流だけでなく、蓄積された疲労が改善したり、ふくらはぎがつる・ふくらはぎが凝るのを予防したりと様々な効果が期待できます。

また、ふくらはぎが太いという悩みを持つ女性も多いでしょう。
ふくらはぎの筋肉が余計に張って外に盛り上がってしまうことにより、本来よりも太く見えるのです。
ふくらはぎのストレッチは筋肉の緊張を取り除き、脚をしなやかにしてくれる効果も期待できるので、本来の足を取り戻すことが可能です。
足を柔らかくして、疲れを取り、むくみが解消されれば女性にとっては嬉しいことでしょう。

ふくらはぎがつる・凝る原因

誰しも、ふくらはぎをつってしまったという経験があると思います。
ふくらはぎがつるというのは、筋肉が急に収縮を起こして痙攣(けいれん)してしまっている状態を指します。

このような症状が起こる原因としては、冷え、筋肉の疲労、ミネラル分の不足、運動不足、血行不良などが挙げられます。
最近の猛暑によって夜間汗をかくことで脱水になったり、冷房によって冷えて老廃物が溜まったりすることも、ふくらはぎが凝ったり、つったりする原因となります。
また、妊娠中の女性はふくらはぎがつりやすくなることが多いようです。

ふくらはぎのストレッチのやり方

ふくらはぎのストレッチにはいくつか方法がありますが、簡単に誰でも行えるものをご紹介します。

まずは座位で行うストレッチ方法です。
①床に座って長座の姿勢になります。
②両手で両足先を掴んで手前に引き寄せるようにします。足先まで手が届かない場合はタオルなどを足先に引っ掛けて手前に引っ張るようにします。
両方のふくらはぎが伸びているのを感じられたら、正しい姿勢で行えています。

次に立位で行うストレッチ方法です。これはよく体操などでも行うアキレス腱伸ばしと同様のものです。
①写真のように両脚を前後に広めに開きます。
②後ろの脚は踵を地面から離さないようにして、前の脚の膝をゆっくりと曲げていきます。
③後ろの脚をしっかりと伸ばしたままキープします。
④前後入れ替えて反対の脚のふくらはぎも伸ばします。

ふくらはぎのストレッチを行うタイミングは、身体が温まる入浴中・入浴後がおすすめです。怪我を防止するために運動前後に行ったり、身体のリラックス効果を高めるために就寝前に行うのも良いでしょう。

ふくらはぎのストレッチの注意点

ふくらはぎのストレッチを行う上で注意する点は以下が挙げられます。

・ゆっくりと10秒~20秒程度かけて伸ばすようにし、決して強く反動をつけないでください。
・ストレッチ中は息を止めずに、ゆっくり深い呼吸で行います。
・ストレッチのポーズを取って痛みが増強するような場合は、直ちに中断してください。

ふくらはぎの筋肉は立ったり歩いたりするなど、人間の基本的な動作を行うにあたり、なくてはならない大事な部位です。
無理をして痛めてしまうと、日常生活に支障をきたす可能性があるので、ゆったりとした気持ちで無理のないようストレッチを行いましょう。

おわりに

ふくらはぎのトラブルに効果的なストレッチについて解説しました。
今回はストレッチに重点を当てて述べましたが、ふくらはぎは手の届きやすく自身で触れやすい部位でもあるので、ストレッチと同時に優しくマッサージを行うことも効果的です。
ぜひ、ふくらはぎのケアを習慣化して、健康で美しい脚を手に入れて活動的な毎日を過ごしましょう。

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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