慢性的な腰痛に悩む人は、お尻の筋肉に原因があるのかも? - 【ケアクル】
慢性的な腰痛の悩みを抱えており、日常的な動作をする場合でも厄介に感じてしまう人もいるのではないでしょうか。もしかすると、その腰痛はお尻に原因があるのかもしれません。
腰痛の主な原因
腰は一度痛み始めると慢性化する人が多く、日常生活に多くの支障をきたします。
腰痛の主な原因には、以下のようなものがあげられます。
・運動不足
・姿勢の悪さ
・柔軟性の低下
・筋力の低下
・腰への過度な負担
・冷え
腰痛の主な原因には、以下のようなものがあげられます。
・運動不足
・姿勢の悪さ
・柔軟性の低下
・筋力の低下
・腰への過度な負担
・冷え
冷えからくる腰痛とは
腰痛の原因の中でも、今回は、冷えからくる腰痛について詳しく述べていきます。
冷えからくる腰痛は、冬のみの症状だと考えられがちですが、実は気温の高い春や夏でも発症することがあります。特に、夏はクーラーによる冷えが原因で腰痛を引き起こす、または悪化させる可能性があります。
冷えによる腰痛の特徴として、「お腹が冷たい」、「温めると腰の痛みが一時的に和らぐ」などがあげられます。腰痛の原因が「冷え」なので、お風呂に入ったり、温湿布などで患部を温めたりすれば一時的に痛みは和らぎます。
冷えからくる腰痛は、冬のみの症状だと考えられがちですが、実は気温の高い春や夏でも発症することがあります。特に、夏はクーラーによる冷えが原因で腰痛を引き起こす、または悪化させる可能性があります。
冷えによる腰痛の特徴として、「お腹が冷たい」、「温めると腰の痛みが一時的に和らぐ」などがあげられます。腰痛の原因が「冷え」なので、お風呂に入ったり、温湿布などで患部を温めたりすれば一時的に痛みは和らぎます。
冷えと腰痛の関係
1. 血行不良で筋肉が硬くなる
寒さや冷えによって血液の循環が悪くなると、腰周りの筋肉が硬くなってしまいます。
腰の慢性的なこりや痛みは、このような血行不良によるものが多いと言われています。血行が悪くなると、『乳酸』などの疲労物質が押し流されずに筋肉に溜まって、だるさや痛みなどの症状を引き起こすとされています。
冷えは血行不良を引き起こす要因の一つなので、冷えることによって腰痛が引き起こされる可能性があります。
腰の慢性的なこりや痛みは、このような血行不良によるものが多いと言われています。血行が悪くなると、『乳酸』などの疲労物質が押し流されずに筋肉に溜まって、だるさや痛みなどの症状を引き起こすとされています。
冷えは血行不良を引き起こす要因の一つなので、冷えることによって腰痛が引き起こされる可能性があります。
2. 自律神経が血管を収縮させる
人間の体温は自律神経によって保たれていますが、冷えによってこの働きに支障が出ます。
普段、自律神経は血管の収縮や拡張をコントロールしていますが、寒い環境で体が冷えると、熱を身体から逃がさないよう、血管を収縮させる状態が続きます。これにより、慢性的に血液の循環が悪くなり、結果的に腰痛につながってしまいます。
こういった自律神経の働きが冷えによる腰痛を発症させ、さらには悪化させてしまう原因になってしまう可能性があります。
普段、自律神経は血管の収縮や拡張をコントロールしていますが、寒い環境で体が冷えると、熱を身体から逃がさないよう、血管を収縮させる状態が続きます。これにより、慢性的に血液の循環が悪くなり、結果的に腰痛につながってしまいます。
こういった自律神経の働きが冷えによる腰痛を発症させ、さらには悪化させてしまう原因になってしまう可能性があります。
3. 内臓の冷えによって筋肉が冷える
腰痛を訴える方の特徴の一つに「お腹が冷たい」ということがあげられます。
本来、お腹は脇の下と同じくらいの温度であることが多いですが、脇の下と比べてお腹の方が冷たい場合は、内臓が冷えている疑いがあります。
内臓が冷えることにより、腰周りの筋肉や血液の循環が悪くなり、腰痛につながると考えられています。
本来、お腹は脇の下と同じくらいの温度であることが多いですが、脇の下と比べてお腹の方が冷たい場合は、内臓が冷えている疑いがあります。
内臓が冷えることにより、腰周りの筋肉や血液の循環が悪くなり、腰痛につながると考えられています。
冷えによる腰痛の改善方法
冷えによる腰痛を改善するには、血流を促すことが大切です。冷えによって血行が悪くなることが腰痛の原因になっているので、逆に温めることで血液の循環を良くし、痛みを改善できる可能性があります。
単に入浴したり、温めたりするだけでは一時的な痛みの緩和しか期待できず、冷えからくる腰痛の根本的な改善にはならないため、ここでは効果的な方法をお伝えします。
単に入浴したり、温めたりするだけでは一時的な痛みの緩和しか期待できず、冷えからくる腰痛の根本的な改善にはならないため、ここでは効果的な方法をお伝えします。
1. ぬるめのお湯に長く浸かる
夏場はシャワーだけで済ませる方も多いですが、季節にかかわらず、毎日湯船に浸かって、しっかり腰を温めることが重要です。
お湯を38~40度の少しぬるめの温度に設定し、ゆっくりと長めに入ることで血流の改善が期待できます。
また、炭酸入浴剤には血行促進の効果があるといわれているため、入浴の際に使用するとより効果を期待的です。
お湯を38~40度の少しぬるめの温度に設定し、ゆっくりと長めに入ることで血流の改善が期待できます。
また、炭酸入浴剤には血行促進の効果があるといわれているため、入浴の際に使用するとより効果を期待的です。
2. 患部や関節を衣服で覆う
人間の身体からは、『輻射熱(ふくしゃねつ)』と呼ばれる熱が、常に放出し続けています。服を重ね着することでそれらの熱を逃すことなく、患部の冷えを防ぐことができます。
具体的には、腹巻きなどの腰を覆う衣類を数枚重ね、空気の層を作ります。こうすることで、服の間に留まった空気が輻射熱により温かくなり、保温効果を発揮します。
また、首や肘、足首、手首などの関節を冷やさないことも重要なポイントです。
関節には多くの主要な血管が通っているので、外の冷たい気温によって血管が冷やされると、全身の体温に影響を及ぼします。関節を温めることにより、全身に温かい血を巡らせることができ、冷えを予防する効果が期待できます。
具体的には、腹巻きなどの腰を覆う衣類を数枚重ね、空気の層を作ります。こうすることで、服の間に留まった空気が輻射熱により温かくなり、保温効果を発揮します。
また、首や肘、足首、手首などの関節を冷やさないことも重要なポイントです。
関節には多くの主要な血管が通っているので、外の冷たい気温によって血管が冷やされると、全身の体温に影響を及ぼします。関節を温めることにより、全身に温かい血を巡らせることができ、冷えを予防する効果が期待できます。
3. 運動をする
血流の改善に最も効果的と言われているのが運動です。
運動をすることによって筋肉が動きます。筋肉は血液を全身に送るポンプのような役割をしているので、運動することによって全身の血液の流れを良くすることができます。
具体的にはウォーキングなどの有酸素運動が効果的であるといわれています。
運動をすることによって筋肉が動きます。筋肉は血液を全身に送るポンプのような役割をしているので、運動することによって全身の血液の流れを良くすることができます。
具体的にはウォーキングなどの有酸素運動が効果的であるといわれています。
4. 体を温める食べ物をとる
食事も、非常に密接に身体の冷えと関わっています。
冬場はスープなどの温かいものをできるだけ摂取するようにしましょう。カボチャ、大根、ゴボウ、ネギなど、冬が旬の食材には体を温めてくれる効果が期待できますので、積極的に摂取することをおすすめします。
ほかにも、ニンジン、ショウガなどの根菜類や、玉ネギ、ジャガイモなども、体を温めるのに効果的とされています。
冬場はスープなどの温かいものをできるだけ摂取するようにしましょう。カボチャ、大根、ゴボウ、ネギなど、冬が旬の食材には体を温めてくれる効果が期待できますので、積極的に摂取することをおすすめします。
ほかにも、ニンジン、ショウガなどの根菜類や、玉ネギ、ジャガイモなども、体を温めるのに効果的とされています。
おわりに
今回は、冷えと腰痛の関係や、冷えからくる腰痛の改善方法をご紹介しました。
入浴や重ね着などによって体の外側から腰を温めていくことはもちろん、食事や運動により体の内側から血行を良くすることも、冷えからくる腰痛改善には重要です。内側と外側、両方から腰を温めることで、より効果的に痛みが改善できるでしょう。
冬だけでなく、季節に関わらず今回ご紹介した冷え対策を実践していただき、腰痛の悩みを解消できればと思います。
入浴や重ね着などによって体の外側から腰を温めていくことはもちろん、食事や運動により体の内側から血行を良くすることも、冷えからくる腰痛改善には重要です。内側と外側、両方から腰を温めることで、より効果的に痛みが改善できるでしょう。
冬だけでなく、季節に関わらず今回ご紹介した冷え対策を実践していただき、腰痛の悩みを解消できればと思います。
参考
※1
【タイトル】平成 28 年 国民生活基礎調査の概況
【著者】厚生労働省
【出版社】厚生労働省
【該当ページ】Ⅲ 世帯員の健康状況 1 自覚症状の状況(18ページ)
【URL】https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/04.pdf
【タイトル】平成 28 年 国民生活基礎調査の概況
【著者】厚生労働省
【出版社】厚生労働省
【該当ページ】Ⅲ 世帯員の健康状況 1 自覚症状の状況(18ページ)
【URL】https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/04.pdf
著者
監修
・救急医、内科医 増田陽子
専門分野
微生物学、救急医療、老人医療
経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務
資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格
専門分野
微生物学、救急医療、老人医療
経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務
資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格
鍼灸、介護、メディテーション、海外鍼灸
経歴
2008年 はり・きゅう師免許取得
2012年 国立大学法人筑波技術大学臨床研修課程終了
2013年 英国spa会社 Steinerにて豪華客船鍼灸師としてのキャリアをスタート、6年で約4,000人の外国人を治療
2019年 コーカサス地方のジョージアという国でJapanese Acupuncture Tbilisiを開業
資格
はり、きゅう師、ケアマネージャー