整体のメカニズム

体に異変があった時、整体に通うことを考える人は少なくありません。では、整体の施術が必要な状態とはどのようなことを指すのでしょうか。ここでは3つほどご紹介していきます。
また、今回はわかりやすく一般的な言葉を用いて説明していきます。通常の医学用語としては使われることはありません。

歪み

一般的に歪みとは、骨格のバランスが崩れている状態のことをさしており、その骨格を正常な位置や状態に近づけることを『骨格矯正』と呼んでいます。
その施術方法は術者によっても異なりますが、左右差や関節の動きなど様々な体の部分に対して施術が行われます。

しかし、骨格矯正をしても改善しない場合もあります。
その理由として考えられるのは先天的な要因です。生まれながらにして持っている骨格の歪みは簡単に変えることはできません。
ですが、関連している部分を整えることで症状を楽にしたり、弱点を補うことは可能です。
むしろ先天的な要因や、体の弱点が簡単に治らないからといって無視していると他の部位にまで負担がかかり今度は違う痛みや怪我を引き起こします。
また、体の歪みを放置したまま生活していると、体の使い方や動かし方に癖が出るので負担がかかり問題を起こしやすいです。
歪みを整えることで体をよりスムーズに動かすことができ、楽に生活を送ることが可能になります。

縮み

縮みとは、筋肉が硬くなっている状態のことです。
筋肉は基本的に骨から骨の関節をまたいで着いています。そんな筋肉は、硬くなると太くなって縮んでしまう傾向にあります。関節構成にも大きく携わっているので、骨格の歪みを生じてしまいます。いくら骨格矯正で歪みを取り除いても、縮みを取らなければ、また直ぐに歪みが出てしまいます。
また、前述したように筋肉は骨をまたいで着いています。その筋肉が硬い状態の時には関節もスムーズな状態ではないと考えられます。ですので、筋肉の縮みを取り除いてから歪み矯正を行うことで、怪我の予防にもつながります。
筋肉の縮みを取り除くことも整体の役割です。

緩み

緩みは、前述の『縮み』の反対で筋肉量が少ない状態のことをいいます。
また筋肉の力そのものの出力も落ちている可能性があります。
骨格を維持するための能力が低くなると歪みを生じやすくなります。
筋肉は硬すぎても緩みすぎてもよくありません。
ある程度の良い張りも必要です。当たり前の健康法ですが『運動』は大切です。
縮みを抑えて、緩みずらい身体を作る為に適度な『運動』を心がけましょう。

整体で得られる効果

整体で体が整うと、骨格・筋肉のバランスが調整されるので、肩凝り腰痛などの身体の不調は解消されていきます。
リラクゼーション効果による心地よい刺激で精神的ストレスも解消され、また血流も良くなり、むくみ・冷えが改善し、肌にツヤやハリがでてきて美容効果も望めます。
自律神経も整い、質の良い睡眠と内臓の回復も望めます。
自律神経は不定愁訴の原因なので、病院に行っても良くならない症状が回復することもあります。
自覚症状の無い方も、整体で思わぬ身体の不調に気づけ、体が整うと想像を超えた効果が望めることがあります。

整体に通う頻度

痛み・違和感などの症状がある場合は間隔を開けずに通うといいでしょう。症状がある時は歪み・縮みを身体が記憶してしまっているので、歪みを正してもすぐに戻りやすく、なかなか症状が取れません。
できる限り間隔を開けずに通うのが効果的です。担当施術者にも相談してみてください。

症状が落ち着いた場合は月に1回を目安に通うといいでしょう。人は利き腕、利き足、日常の癖などがあるので、歪まない人は本当に少ないと思います。
自己メンテナンスでストレッチ・筋トレなどをし、ある程度、健康をキープできている方も、月1度の整体院でメンテナンスをすると色々な症状の予防になり、健康長寿が望めると思います。
是非ご自分の体を知るために整体にかかることをお勧めします。

整体を受けた方の声

現場での患者様の声を聞くと、身体の不調、肩こり・腰痛・寝違えなどが改善される声は勿論ですが、それだけでなく様々な感想を聞くことがあります。
・よく眠れるようになった
・尿がよく出るようになった
・血糖値、血圧が下がった
・気分が良くなり元気になった
・食欲が出てきた
など、内臓、精神的な症状も改善した声も聞きます。

また、逆に整体を受けた後は身体の違和感や不調・痛みを感じたという声もよく聞きます。
長年歪み・固まりつづけた身体はそれが当たり前と感じています。正常な位置に戻った時に違和感や不調・痛みになって出てきてしまうことがありますが、これを好転反応といい、良くなる過程の反応で重い症状の方に多く見られます。この好転反応もコントロールできるので担当者に相談しましょう。
ゆっくりと継続した施術をすれば過剰な反応を出さずに好転させることも可能です。
基本的に整体の後は適度な水分補給をしましょう。ゆっくり休むと数時間~数日で症状の改善を感じることができるでしょう。
不調があまりにも長く続いたり、耐え難い症状の場合は好転反応ではなく、その他の原因を考える必要性があります。思わぬ病気が潜んでいる場合もあるので医療機関の受診をしてください。

おわりに

整体を受けに来る、殆どの方が何らかの歪みや縮み、緩みを待っています。
長年、このような状態を放置してしまうと、骨が変形したり、手術が必要になったり、病気になりやすくなるということも充分に考えられます。
そうなる前に是非一度整体を受けてみてはいかがでしょうか?
気がつかなかった身体の状態に気がつくことができます。
この機会に、ご自分の身体の状態を確認していただきたいと思います。

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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著者

ケアくるLINE@