肩こりが起こる原因

そもそも、肩こりが起こる原因とは何なのでしょうか?
肩こりの原因は人によって千差万別だと考えられますが、よく見られる原因についていくつか挙げたいと思います。

姿勢による影響

普段のその人が取る姿勢が影響して肩こりを起こすことがあります。
デスクワークなど同じ姿勢で長時間座りっぱなしの人、長時間の肉体労働で立ちっぱなしな人、身体をかがめる姿勢を取ることが多い人、普段の姿勢が猫背になりがちで頭が背骨のラインよりも前に出ている人などが肩こりを感じることがあります。

眼精疲労による影響

パソコンやスマホを見る時間が長い、ゲームが趣味で長時間やってしまうなど、目の疲れから肩こりを起こすことがあります。

歯のかみ合わせや顎関節症の影響

歯や顎の骨が歪んでいる場合、頭部を支える肩や首に負担がかかりやすく、肩こりを起こすことがあります。

四十肩や五十肩など肩関節周囲炎と呼ばれる疾患による影響

骨に異常はないものの、年齢とともに肩関節周囲の組織が硬くなり、炎症を起こして四十肩や五十肩など肩関節周囲炎と呼ばれる疾患だと診断されることがあります。腕を挙げると痛むようになり、肩こりを起こします。

ヨガが肩こりに効果的なわけ

ヨガはゆっくりと時間をかけて深く呼吸をしながら一つ一つのポーズをとります。ヨガをすることで、筋肉をゆっくりと伸ばすストレッチ効果が期待できます。また、ポーズをキープすることでインナーマッスルへの筋トレの効果が期待できたり、深く呼吸をするこで代謝を高めて血流を良くするといわれています。

凝り固まった筋肉をほぐすのに、ストレッチや血流を良くすることはとても大切です。
また、肩関節周囲のインナーマッスル(骨に近い内側の筋肉)を鍛えることで、肩こりを起こしやすいアウターマッスル(体表に近い外側の筋肉)にかかる負担を減らすことができます。

肩こりに効果的なヨガのポージング

前述したように、肩の筋肉を伸ばしほぐすようなポーズが肩こりに効果的と考えられます。ここでは、簡単に行える3つのポーズを紹介します。

子どものポーズ(チャイルドポーズ)

リラックス効果の高いポーズです。
1. 四つん這いの姿勢をとります。
2. そこからゆっくりとお尻を踵の上に落としていきます。
3. 両手も前方に伸ばして肩を伸ばしていきます。
4. そのままの姿勢をキープしてゆっくりと深呼吸を続けます。

ダウンドッグのポーズ

肩こりや猫背に効果の高いポーズです。
1. 四つん這いの姿勢をとります。
2. 手を肩幅に広げ、足も腰幅に開きます。
3. そこから膝を持ち上げ、お尻を天井の方へ突き出して全身でくの字をを作るようにします。
4. 手と足の距離を調節し、背骨が伸びるようにします。
5. そのままの姿勢をキープしてゆっくりと深呼吸を続けます。

猫のポーズ

肩こりや腰痛に効果の高いポーズです。
1. 四つん這いの姿勢をとります。
2. 息を吐きながらへその方を見て背中を丸めます。
3. 続いて息を吸いながら前を見て背中を反らせます。
4. これを交互に繰り返します。

ヨガを行うタイミング

ヨガのポーズをご紹介しましたが、これらをいつ行えばよいでしょうか?
1日に何度かできそうな人は、朝起きて身体が硬い状態の時にまず一度行うと良いと思います。そのほか、長時間同じ姿勢などで疲れて肩こりを感じた時、リフレッシュするのにその部位を伸ばすと良いでしょう。
1日に1回やるのが精一杯という人は、お風呂上りに行うことをおすすめします。お風呂に入って全身が温まっている状態の時は、血行が良くなっていてストレッチ効果が高いといえます。就寝前にリラックス効果の高いポーズをとることが全身の疲労緩和につながり、よく眠れて翌朝すっきりと起きられるでしょう。

おわりに

肩こりにヨガが効果的な理由や、肩こり解消に効くヨガのポーズなど、おわかりいただけたかと思います。
ヨガをやったことのない人でも簡単にできるポーズがあるので、お風呂上がりにストレッチをするようなつもりで始めていただけだけると良いと思います。
やってみても全然肩こりが治らない、肩の痛みがかなり強いなどといった場合は、単純な肩こりではなく何らかの疾患があるかもしれないので、一度医師に相談することをおすすめします。

日常生活にヨガを取り入れて心も体もハッピーに過ごしたいものです!

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野 
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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