はじめに
冬の寒い時期だと、ついつい背中を丸めたり姿勢が悪くなってしまうかもしれません。ただ、それによって腰を痛めたりする方もいるのではないでしょうか?
そんな寒い時期でも、家の中ですぐにできる猫背対策をご説明します。
猫背対策をすることで、健康な体を手にするまたは維持できるようにしてみてはいかがでしょうか?
そんな寒い時期でも、家の中ですぐにできる猫背対策をご説明します。
猫背対策をすることで、健康な体を手にするまたは維持できるようにしてみてはいかがでしょうか?
そもそも猫背ってダメなの? 適応とは一体?
見た目が良ろしくないということで猫背=ダメだと信じられている節がありますが、前かがみの動きも人間にとっては必要です。猫背自体が無条件に悪いわけではないんですね。バウトダウンにもつながるし、見た目の印象はあまりよくないのかもしれませんが...
問題になるのは、同じ姿勢あるいは動作を継続して行った場合です。
人間の身体は負荷がかかるとそこに適応反応が起こります。
これをトレーニングではSAIDの法則(特異性の法則)と呼んでいます。
*specific demand on imposed demand
ボディービルダーの選手の筋肉があれだけ発達しているのは、普段からウェイトトレーニングで負荷をかけているからです。
ヨガのインストタクターの身体が柔らかいのも同じことです。長時間ストレッチをしているから身体が柔軟になり、あのようなポーズができるようになるんです。
私はトレーニングしないから関係ないや、と思ったそこのあなた要注意です!
驚くべきことに、日々の何気ない動作も適応に起因しているのです。
例えば、今どんな姿勢でこの記事を読んでいますか?頭が前傾気味になっていませんか?
平均的に頭の重さは5kgほどで、肩の上に乗っている状態ではあまり負担になることはないですが、顔を前に出すと首にその倍以上、つまり10キロ以上の負担が首や上背部の筋肉にかかるといわれています。デスクワークをしていると、首や背中が痛くなるのも当然ですよね。
これが短時間であれば問題にはなりませんが、アライメントが乱れた姿勢を取り、決まった部分にストレスが加わると、次第に関節の動き、筋肉の長さや強さにずれが生じます。本来動くべき箇所に制限がかかり、動作にも影響が表れます。座る、しゃがむ、立つ、歩く、横になる、手を伸ばす、呼吸をする、これらは我々人間が普段から無意識的に行っている基本的な動作です。自覚するのが難しい分、気づかずに放っておくと知らない間に変な癖がついてしまいます。
また、可動域や動作に制限がかかった状態でトレーニングをすると
1 ピンポイントで効かせられず、余計なところに力が入り思うような結果が得られない。
2 アライメントが乱れた状態で負荷がかかり、怪我の原因になる。
といったリスクがあり、冗談で済まない問題です。
運動をする時は普段の自分の姿勢、アライメントの傾向、苦手な動作をきちんと認識しながら行うことをおすすめします。
普段からデスクワークが中心の場合、個人差もありますが、
首が肩よりも前に出ていて、
猫背気味で、
巻き肩になっているケースが見受けられます。
少し話はそれますが、人間の身体はもともと身体を丸めようとする習性があります。成長過程で身体の前面の筋肉の方が先に発達することと関係があると言われていますが、そう考えて見ると、疲れている時、身体の調子が悪い時、無意識的に体を丸めていませんか?
問題になるのは、同じ姿勢あるいは動作を継続して行った場合です。
人間の身体は負荷がかかるとそこに適応反応が起こります。
これをトレーニングではSAIDの法則(特異性の法則)と呼んでいます。
*specific demand on imposed demand
ボディービルダーの選手の筋肉があれだけ発達しているのは、普段からウェイトトレーニングで負荷をかけているからです。
ヨガのインストタクターの身体が柔らかいのも同じことです。長時間ストレッチをしているから身体が柔軟になり、あのようなポーズができるようになるんです。
私はトレーニングしないから関係ないや、と思ったそこのあなた要注意です!
驚くべきことに、日々の何気ない動作も適応に起因しているのです。
例えば、今どんな姿勢でこの記事を読んでいますか?頭が前傾気味になっていませんか?
平均的に頭の重さは5kgほどで、肩の上に乗っている状態ではあまり負担になることはないですが、顔を前に出すと首にその倍以上、つまり10キロ以上の負担が首や上背部の筋肉にかかるといわれています。デスクワークをしていると、首や背中が痛くなるのも当然ですよね。
これが短時間であれば問題にはなりませんが、アライメントが乱れた姿勢を取り、決まった部分にストレスが加わると、次第に関節の動き、筋肉の長さや強さにずれが生じます。本来動くべき箇所に制限がかかり、動作にも影響が表れます。座る、しゃがむ、立つ、歩く、横になる、手を伸ばす、呼吸をする、これらは我々人間が普段から無意識的に行っている基本的な動作です。自覚するのが難しい分、気づかずに放っておくと知らない間に変な癖がついてしまいます。
また、可動域や動作に制限がかかった状態でトレーニングをすると
1 ピンポイントで効かせられず、余計なところに力が入り思うような結果が得られない。
2 アライメントが乱れた状態で負荷がかかり、怪我の原因になる。
といったリスクがあり、冗談で済まない問題です。
運動をする時は普段の自分の姿勢、アライメントの傾向、苦手な動作をきちんと認識しながら行うことをおすすめします。
普段からデスクワークが中心の場合、個人差もありますが、
首が肩よりも前に出ていて、
猫背気味で、
巻き肩になっているケースが見受けられます。
少し話はそれますが、人間の身体はもともと身体を丸めようとする習性があります。成長過程で身体の前面の筋肉の方が先に発達することと関係があると言われていますが、そう考えて見ると、疲れている時、身体の調子が悪い時、無意識的に体を丸めていませんか?
猫背対策や巻き肩対策にアプローチしたエクササイズの例
【運動を行う上での注意事項】
無理をして伸ばさない、呼吸を止めずゆっくりと行うこと、そして痛みがある場合はすぐに中止してください。
無理をして伸ばさない、呼吸を止めずゆっくりと行うこと、そして痛みがある場合はすぐに中止してください。
膝立ち胸椎伸ばし
via www.youtube.com
小胸筋ほぐし
これはテニスボールなど利用して、固くなった胸の緊張を和らげるエクササイズです。デスクワーク等が続くと肩甲骨が前にずれて、巻き肩になります。この状態が続くと肩を前に引っ張る力が強くなり、背中の筋肉とのバランスが崩れてしまいます。
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上半身/広背筋のストレッチ
固まりやすい前面の筋肉をいっぺんに伸ばす全身を使ったストレッチです。腰から下半身を横に寝かせて固定し、みぞおちのあたりを支点にして反対方向に上体をひねります。その体勢を崩さないようにしながら腕をめいっぱい伸ばします。腰を支点にしてひねると危ないので注意してください。身体が伸びた位置で5-10秒止め、それを繰り返します。
広背筋のストレッチ
背中を剃らないように、腰を地面に押しつけておくのがポイントです。身体が伸びた位置で5-10秒止め、繰り返します。
広背筋のストレッチ
背中を剃らないように、腰を地面に押しつけておくのがポイントです。身体が伸びた位置で5-10秒止め、繰り返します。
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フロアスライド
これは胸から腕まで、広範囲に上半身を伸ばせる運動です。肩甲骨、肘、腕、手首が地面から離れないように気をつけましょう。また腰も反らないように気をつけて下さい。
肩の脱臼をしたことがある人はこのエクササイズは向かないので止めましょう。
肩の脱臼をしたことがある人はこのエクササイズは向かないので止めましょう。
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トルソローテーション
弱くなった腹筋、そして肩甲骨の筋肉が鍛えられます。肩甲骨を出来るだけ地面から離さないよう、地面に垂直に押し付けてください。
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おわりに
冬は部屋の中でいることが多くなって、外出することも減り、外で身体を動かす機会も減っていきます。また、気温が低くなることもあり身体も固くなりがちですね。そんな冬だからこそ、変な癖をつけないように身体を動かしたり猫背対策をしてみてはいかがでしょうか?
猫背が癖になると、背骨の上部、つまり胸椎の動きが悪くなるのですが胸椎が詰まると、腰がその分がんばらなくてはいけないので結果そり腰になっていきます。そうならないよう、普段から胸椎をしっかりと動かしましょう。