はじめに

腰痛と足のしびれ、一見あまり関係なさそうに思えますが実はこの二つの症状が一気に現れる原因があるのです。

今回は、腰痛と足のしびれが出た時に疑われる原因や予防法と対策法などをご紹介します。

これらの症状の原因を知って腰痛と足のしびれに正しく対処できるようにしましょう!

腰痛としびれとは

腰痛に悩んでいる方も多いと思います。腰痛で悩んでいる方の中には足のしびれを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。足にしびれを感じている方の多くは、長い年月にわたって腰痛を患っている方もいらっしゃいます。

しかし、腰痛があるからと言って必ずしも足にしびれが生じるわけではありません。足のしびれを生じてしまう腰痛には「しびれ」の要因や原因があります。たかが腰痛と思っていらっしゃる方もいるかと思いますが、自分の腰痛がどのタイプか知っておくことはとても重要なことです。

腰痛としびれがあったときに考えられる原因は

腰は身体の大よそ中心に位置しています。そのため、立つことや歩くこと、姿勢を整えるといったバランスをとるときに使う場所です。常日頃身体のバランスを取り続けることで腰にはとても大きな負担がかかっています。この腰への負担が腰痛の原因の一つになります。

足のしびれの原因は神経を圧迫することで生じます。神経を圧迫する原因は様々で特定することは難しいです。しかし、何らかの原因で腰痛があり足にもしびれが生じているならば、何が原因でしびれているのか原因を予測することはできます。

腰痛疾患の種類

足のしびれが生じる腰痛で代表的なのは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、坐骨神経痛などです。ご存知の方も多いかと思いますが、腰椎の間にはクッションの役割を行う椎間板があります。クッションと言っても椎間板は綿のように軟らかいわけではありません。クラッカーにたっぷりジャムを塗りもう一枚のクラッカーでサンドしてグッと抑えるとサイドからジャムがはみ出してきます。椎間板は人体が前屈や後屈をしたからと言って簡単に椎間板が飛び出すわけではありません。しかし、何らかの原因でこの椎間板が突出し神経を圧迫することでしびれが生じることがあるのです。

腰椎椎間板ヘルニでは椎間板が突出し、組織の一部が飛びだしてしまいます。それによって付近の神経を圧迫・刺激してしまい、腰や足に痛みやしびれが出ます。

脊柱管狭窄症は加齢などに伴い骨や靭帯など様々な場所が肥厚することで脊柱管が狭くなることです。脊柱管が狭くなることで神経を圧迫ししびれを生じるようになります。

坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている坐骨神経が色々な原因によって圧迫・刺激されることで痛みやしびれが生じる症状のことです。

また、子宮筋腫の場合も腰痛と足のしびれが生じます。子宮筋腫は子宮の筋肉組織に生じる良性腫瘍です。子宮筋腫自体はは生命を脅かす病気ではありませんが、できる場所や大きさによって様々な症状を引き起こします。そのひとつとして腰痛と足のしびれが起こる可能性があります。

腰痛の予防法と対策は

腰痛を予防する方法は幾つかあります。腰は身体の中心に位置するため負担が多いことは前述しました。腰痛の予防はこの腰への負担を少なくするということです。姿勢を良くすることやストレッチを行うことも有効です。また、コルセットなどを利用し腰の負担を軽減することもできます。コルセットは体幹に合ったものが良いので専門家に診てもらうことをお勧めします。

終わりに

腰は日々負担を強いられています。そのため、多かれ少なから腰痛を経験したことがある方も多いと思います。腰痛の種類によっては足にしびれを感じるようになることがあります。腰痛は日々の生活の中で姿勢に気を付けたりストレッチを行うことで軽減することが出来ます。腰痛の軽減にはコルセットなど利用も有効ですが、身体にあったものを使用した方が良いので専門家に見てもらうことをお勧めします。

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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著者

ケアくるLINE@