はじめに

心地良い香りに包まれながら心身共にリラックスできるアロママッサージは様々な効果があるので女性に大人気です。

では、アロママッサージにはどのような効果があるのでしょうか?

今回はアロママッサージの効果ややり方についてお伝えしていきます。

アロママッサージとは

アロママッサージとは精油というエッセンシャルオイルを100%植物から抽出されたキャリアオイルで希釈した物を使います。100%植物から抽出したキャリアオイルは、植物の恵みのようなもので、肌に凄く優しく、マッサージの時に滑りを良くする役割があります。殆どのキャリアオイルは無臭か微香なので、これに香りが強いエッセンシャルオイルと数滴ブレンドしてアロママッサージに使います。

アロマオイルは分子がとても小さいので、表皮に塗ってマッサージをすると真皮を通り、皮下組織にまで浸透し、血液やリンパにまで働きかける事ができます。そして血液やリンパに到達したオイルは各臓器にまで行き渡ります。

オイルが浸透するって健康に害はないの?と思うかもしれませんが、天然の植物オイルなので、身体に悪影響はありません。そして、自分の好きな香りに包まれる事で、セロトニンという精神を安定させてくれるホルモンが分泌されます。また、良い香りでリラックスするので副交感神経が優位となり、心が穏やかになったり、心臓や脳の指令器官に働きかけ、臓器が正常に働くことも期待できます。

その他にアロマオイルの香りは、香りによって効能が変わるので、体調に合わせて使い分けると身体の機能が良くなります。

アロママッサージの効果

香りの良いアロマオイルを使用してマッサージを行う事で、様々な効果を期待できます。

では、どんな効果があるのかを一緒に見ていきましょう。

新陳代謝をアップし、浮腫み解消

血液の流れが悪くなったり、水分や老廃物は上手くリンパを流れないと、新陳代謝が低下して脚が浮腫んでしまい、冷え性を招きます。

アロママッサージを行って血液やリンパの流れが良くなると、内臓機能も改善され、新陳代謝もアップします。その結果、水分や老廃物の分解、ろ過がスムーズに行われるようになり、排出されやすくなるので浮腫みが解消でき、美脚に繋がります。

小顔・美肌効果

顔をアロマオイルでマッサージすると、顔の血行が良くなり、肌の状態も改善されます。マッサージを行う時はオイルをたっぷり使うのがポイントです。角質層の水分をキープする力が上がるので、顔のしわや乾燥も防ぐ事ができます。

バストアップ効果

デコルテをマッサージするとバストアップ効果が期待できます。また血流やリンパの流れも改善できるので、美肌にも効果があります。

鎖骨の下から脇に向かってリンパ液を流すようにマッサージしたり、背中やお腹の余分なお肉を引き寄せるようにマッサージすると良いです。毎日バストマッサージをする事で、ハリのあるバストが手に入る他、お腹や背中のお肉も引き締まります。

お腹周りへの効果

お腹のポッコリお腹をどうにかしたいと思っている女性は意外に多いのではないでしょうか?

ポッコリお腹の原因は、内臓を支えている筋力の低下や皮下脂肪の蓄積、浮腫みによるものなど様々です。リンパマッサージをする事でリンパの流れが良くなり、浮腫みが解消されるとともに、新陳代謝がアップし、お腹回りに溜まった脂肪を燃焼させることができ、、スッキリしたお腹になります。

そして精油の力で内臓の不調も整える事ができます。また、お腹は精神的ストレスの影響も受けやすい部位です。お風呂等で温めてからマッサージするとより良い効果をもたらしてくれます。

全身の凝りへの効果

肩や全身が凝り固まってしまっていると疲労物質である乳酸が体内に溜まってしまい、頭痛の原因になります。この場合、アロママッサージを行う事で、凝りの原因となる乳酸を排出し、血液やリンパの流れをスムーズにする事で症状が改善します。

首から肩にかけて解していき、肩先から首に向かって螺旋を描くように強めに擦りましょう。次に首の後ろにある太い筋肉を上から下に擦りましょう。こうするだけで、かなり楽になるはずです。

女性生殖器への効果

現代人は日々、ストレスにさらされ、体内リズムが崩れやすく、ホルモンのバランスを崩しやすいです。また、身体を冷やす事で生理痛や月経前症候群になる女性も多いのです。

こういう時はアロママッサージでリラックスし、体調を整える事で症状を和らげることができます。

リラックス効果

私達の生活は時間に追われていたり、人間関係、仕事でのストレス等、様々な緊張の連続で心身は強張ってしまっています。大事なのはゆったりした気持ちでリラックスする時間を作る事です。

アロママッサージは良い香りによって、リラックスしながら疲労を回復する事ができます。

効果的なアロママッサージのやり方

アロママッサージは気分がリラックスしている時に行うのがお勧めです。一番良いのは入浴後の血行が良くなっている時です。入浴後は身体や精神が精油を受け入れる準備ができているので、より効果を高められます。

そしてセルフでアロママッサージをする場合、先ずはフットマッサージから始めてみましょう。立ち仕事をしている方やデスクワークで座りっぱなしの方、同一体位で作業をされている方は脚が浮腫んでしまっていることが多いです。

そんな方は足の裏や指、ふくらはぎ等を入念にマッサージする事でリンパの流れがスムーズになり、老廃物を排出できます。それによって浮腫みが解消され、脚が軽くなった事を実感できます。足の裏や踝といった硬い部位は、拳を作って人差し指の第二関節でマッサージをするとやりやすいです。

次に脚のふくらはぎをと太ももをマッサージしていきます。ここでポイントとなるのが膝裏にあるリンパ節です。ふくらはぎをマッサージする時は下から上に向かって、太ももをマッサージする時は上から下に向かって行いましょう。特に浮腫みが酷い方はリンパ節で老廃物をろ過するので、逆方向にマッサージをしてしまうと浮腫みが取れない可能性があるので注意して下さい。

また、アロママッサージをリラクゼーション目的で行う際には、手の平全体でマッサージするだけで十分効果がありますが、浮腫んでいる時は、自分が気持ち良いと思う位の圧をかけて行いましょう。

脚が温まったらマッサージは終了です。大体の目安は両足で10分程度だと思って下さい。アロマオイルは肌に良い成分ですので、出来れば完全に拭き取らないで、タオルで押さえる程度にしましょう。

アロママッサージをする際の注意点

アロママッサージをセルフで行う場合、必ず知っておいて欲しい注意点があります。

・精油

一部の精油は肌への刺激が強くマッサージオイルに向いていない物があるので、購入時や使用前に必ず確認しましょう。

・ラベルの表示

「アロマオイル」「ポプリオイル」と表示されている物は芳香用の成香料なのでマッサージオイルとしては使えません。また、精油もブランド名や植物の名前、学名、抽出方法、生産国等をしっかりと記載されている商品を選ぶようにしましょう。

・マッサージオイル

必ずキャリアオイルで精油を1%濃度に希釈した物を使って下さい。精油を原液のまま使用したり、濃度が高い物を使うと肌トラブルの原因になります。

・保管

精油を直射日光に当たる場所や高温多湿な場所での保管は、酸化や変質の原因になるので避けるようにしましょう。

・使う前にパッチテストをしよう

オイルを使用する前に二の腕や太ももの内側等、肌の柔らかい部分で必ずパッチテストを行って下さい。植物油とはいえ、アレルギー反応を起こしてしまったり、肌に合わない事も考えられます。

・妊娠中は禁忌

アロママッサージを行うオイルは身体に浸透していきます。一部の精油には月経を促す作用があるので、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼしてしまう可能性があります。

・オイルが付いた衣類の洗濯に注意

オイルの付いた洗濯物を乾燥機にかけて自然発火してしまった事例があります。オイルは落としたつもりでも、繊維の隙間等に残っている可能性があります。その為、オイルが付着してしまった衣類は乾燥機の使用を控えましょう。

まとめ

アロママッサージは身体にオイルを塗ってマッサージをしていきます。

その効果は主に新陳代謝のアップ、浮腫みの解消、小顔や美肌、バストアップ、お腹周りのポッコリお腹、全身の凝り、女性生殖器、リラックス等が挙げられます。

アロママッサージはお家でもできるますが、注意点を知ってトラブルのないように注意して行いましょう。

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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