腰痛の原因
筋肉、関節や神経、内臓の疾患などで腰痛は起こりますが、それら以外の腰痛は、日常生活にその原因があると考えられます。
腰痛の原因の多くは、筋肉の緊張に関わっています。
長時間デスクワークや家事を行うと、背中が丸くなったり、不良姿勢が続くなども考えられます。
不良姿勢では、筋肉のバランスが崩れ、腰に負担がかかって筋肉が緊張します。これにより、血流が滞ってしまったり痛み物質が発生するなど、様々な要因により腰痛が起こります。
腰痛が起こると、身体を動かさなくなるので、さらに血流が滞り、痛みが治まらない「負のサイクル」が始まってしまいます。
腰痛の原因の多くは、筋肉の緊張に関わっています。
長時間デスクワークや家事を行うと、背中が丸くなったり、不良姿勢が続くなども考えられます。
不良姿勢では、筋肉のバランスが崩れ、腰に負担がかかって筋肉が緊張します。これにより、血流が滞ってしまったり痛み物質が発生するなど、様々な要因により腰痛が起こります。
腰痛が起こると、身体を動かさなくなるので、さらに血流が滞り、痛みが治まらない「負のサイクル」が始まってしまいます。
腰痛にお灸が効く3つの理由
お灸は2000年以上前から現代まで、中国医学として行われている技術です。
ヨモギの葉の裏にある繊毛を加工した『モグサ』を皮膚の上に置いて燃やし、その温熱刺激によって身体を整えます。
ここでは、なぜお灸が腰痛に効果的なのか、その理由をご説明します。
ヨモギの葉の裏にある繊毛を加工した『モグサ』を皮膚の上に置いて燃やし、その温熱刺激によって身体を整えます。
ここでは、なぜお灸が腰痛に効果的なのか、その理由をご説明します。
1. 血行が良くなる
身体に温熱刺激を与えることで、筋肉や血管、リンパが刺激されます。
温熱効果によって血管が収縮・拡張し、腰痛部位の血行が促され、痛みを和らげることができます。
また、血流に加えてリンパの流れも促進されるため、免疫力向上やむくみ予防にもつながります。
温熱効果によって血管が収縮・拡張し、腰痛部位の血行が促され、痛みを和らげることができます。
また、血流に加えてリンパの流れも促進されるため、免疫力向上やむくみ予防にもつながります。
2. ツボを刺激する
東洋医学では、全身に『経絡(けいらく)』という、エネルギーの通路があると言われています。経絡は身体の各所にあるツボを結び、エネルギーを流しています。
しかし、経絡の流れが滞ってしまうと、身体のバランスが崩れ、身体に不調が現れます。
お灸治療では、ツボにお灸を置くことで、経絡の流れを促します。
腰痛に関連のあるツボを刺激し、腰周りのエネルギーを流れをスムーズにすると、腰痛が軽減すると言われています。
しかし、経絡の流れが滞ってしまうと、身体のバランスが崩れ、身体に不調が現れます。
お灸治療では、ツボにお灸を置くことで、経絡の流れを促します。
腰痛に関連のあるツボを刺激し、腰周りのエネルギーを流れをスムーズにすると、腰痛が軽減すると言われています。
3. リラックスできる
お灸の独特な香りは、モグサに含まれる『チオネール』という成分によって生まれています。
チオネールは精油成分が含まれており、リラックス効果や鎮痛効果があるといわれています。
この成分は、お灸を燃やしているときに出る煙にも含まれており、腰の痛みを和らげたり、全身をリラックスさせて筋肉をほぐすのを手伝ってくれたりします。
チオネールは精油成分が含まれており、リラックス効果や鎮痛効果があるといわれています。
この成分は、お灸を燃やしているときに出る煙にも含まれており、腰の痛みを和らげたり、全身をリラックスさせて筋肉をほぐすのを手伝ってくれたりします。
自宅で行えるお灸
最近では、自宅でもできるお灸が売られています。
台座がついていて裏側がテープになっているので、火傷などの心配が少なく、自宅にて簡単にお灸が行えます。
不慣れだと、ツボの位置を間違えてしまうので、鍼灸師の指導のもとにツボの見つけ方をアドバイスしてもらいましょう。
台座がついていて裏側がテープになっているので、火傷などの心配が少なく、自宅にて簡単にお灸が行えます。
不慣れだと、ツボの位置を間違えてしまうので、鍼灸師の指導のもとにツボの見つけ方をアドバイスしてもらいましょう。
腰痛に効くツボ
お灸をするだけでなく、テニスボールなどを使用して自分でマッサージすることも、腰痛改善につながります。
■腎兪(じんゆ)
ウエストのくびれあたりの高さで、背骨から左右に指2本分の位置にあります。
■志室(ししつ)
ウエストのくびれのやや下の高さで、背骨から左右に指4本分の位置にあります。
■関元兪(かんげんゆ)
背骨の一番下の高さで、背骨から左右に指2本分の位置にあります。
■腰陽関(こしようかん)
骨盤の出っ張りよりやや上の高さで、背骨の真ん中にあります。
■腎兪(じんゆ)
ウエストのくびれあたりの高さで、背骨から左右に指2本分の位置にあります。
■志室(ししつ)
ウエストのくびれのやや下の高さで、背骨から左右に指4本分の位置にあります。
■関元兪(かんげんゆ)
背骨の一番下の高さで、背骨から左右に指2本分の位置にあります。
■腰陽関(こしようかん)
骨盤の出っ張りよりやや上の高さで、背骨の真ん中にあります。
鍼灸院の施術の流れ
前項でご紹介したツボを刺激すれば、自分でも腰痛予防・改善ができるでしょう。
しかし、ツボの位置がわかりづらい、自分ではなかなか手が届かなかい、間違った場所や方法で刺激してしまうなど、不安もあると思います。
こういう時に便利なのが鍼灸院です。
プロの鍼灸師が症状や体質に合わせて治療を行ってくれるので、安心して身を任せることができます。
ここでは、鍼灸院での施術の流れをご説明します。
鍼灸院によって特色は異なりますが、大まかな流れは以下の通りです。
しかし、ツボの位置がわかりづらい、自分ではなかなか手が届かなかい、間違った場所や方法で刺激してしまうなど、不安もあると思います。
こういう時に便利なのが鍼灸院です。
プロの鍼灸師が症状や体質に合わせて治療を行ってくれるので、安心して身を任せることができます。
ここでは、鍼灸院での施術の流れをご説明します。
鍼灸院によって特色は異なりますが、大まかな流れは以下の通りです。
1. 予約・受付
鍼灸師一人で開業している鍼灸院もあるので、インターネットや電話で数日前に予約することをおすすめします。
受付後、服を貸してくれる場合もあるので、予約時に確認しておきましょう。
服のレンタルがない場合は、リラックスできる服装で来院しましょう。
受付後、服を貸してくれる場合もあるので、予約時に確認しておきましょう。
服のレンタルがない場合は、リラックスできる服装で来院しましょう。
2. 問診
身体の悩み、痛みの症状、病歴、生活習慣などを問診表に記入したり、口頭で質問したりして調べます。
施術を受けるにあたって心配なことも、問診のときに聞いてみてください。
施術を受けるにあたって心配なことも、問診のときに聞いてみてください。
3. 検査
治療の前に検査を行います。
それぞれの症状によって、治療院で様々な検査を行います。
例えば、東洋医学の診断法である『四診法(ししんほう)』もその一つです。
四診法には、患者の顔色や動作などから診断する『望診』、声やにおいなどを確認する『聞診』、症状などの質疑応答をする『問診』、身体に触れて脈や腹部のはりを診る『切診』があります。
この他にも、整形外科的テストや触診などで、身体全体を検査していきます。
それぞれの症状によって、治療院で様々な検査を行います。
例えば、東洋医学の診断法である『四診法(ししんほう)』もその一つです。
四診法には、患者の顔色や動作などから診断する『望診』、声やにおいなどを確認する『聞診』、症状などの質疑応答をする『問診』、身体に触れて脈や腹部のはりを診る『切診』があります。
この他にも、整形外科的テストや触診などで、身体全体を検査していきます。
4. 施術
検査結果から、考えられる原因に対して適切なツボに鍼灸を行います。
鍼と灸の組み合わせ、順番、やり方は、鍼灸院によって特色があります。
万が一、痛みや不快感がある場合は、すぐに施術者に知らせましょう。
鍼と灸の組み合わせ、順番、やり方は、鍼灸院によって特色があります。
万が一、痛みや不快感がある場合は、すぐに施術者に知らせましょう。
5. アドバイス
鍼灸院によっては、日常生活で行えるストレッチや、東洋医学の知識を活かしたアドバイスをしてくれます。
おわりに
腰痛の原因やお灸が腰痛に効く理由をご説明しました。
お灸を使って身体を温めることで、腰痛だけでなく、身体のさまざまな不調の改善が期待できます。
身体の冷えは、冬だけでなく、夏のクーラーでも起こります。
そのため、お灸以外にも日頃から腹巻きや靴下を使用したり、温かい飲み物を飲んだりするなど、身体を温めることを意識しましょう。
また、セルフケアが難しい場合は、鍼灸院でプロに施術してもらうのも良いでしょう。
治療そのものの効果以外にも、リラックスできたり、身体の悩みや不安を相談できたりするといったメリットもあります。
当記事を参考に、自分に合った腰痛のケアをぜひ探してみてください。
お灸を使って身体を温めることで、腰痛だけでなく、身体のさまざまな不調の改善が期待できます。
身体の冷えは、冬だけでなく、夏のクーラーでも起こります。
そのため、お灸以外にも日頃から腹巻きや靴下を使用したり、温かい飲み物を飲んだりするなど、身体を温めることを意識しましょう。
また、セルフケアが難しい場合は、鍼灸院でプロに施術してもらうのも良いでしょう。
治療そのものの効果以外にも、リラックスできたり、身体の悩みや不安を相談できたりするといったメリットもあります。
当記事を参考に、自分に合った腰痛のケアをぜひ探してみてください。
微生物学、救急医療、老人医療
経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務
資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格