はじめに

足が太くてお悩みの方は多いかと思います。
特にスポーツもしてないのに足に筋肉がついてしまう理由は何でしょう?

実は歩き方に問題があるんです。
本記事では美しいふくらはぎになるための適切な歩き方や、筋トレ方法をご紹介します。

早速、実践して美脚をゲットしましょう。

ふくらはぎが太くなりやすい理由

ふくらはぎが太い人は俗に大根足と言われており、日本人はこの大根足の人が多いと言われています。
このような足は筋肉が硬くなっていることが多いらしく、少し歩いただけでも、疲れを感じやすいかと思います。

また、うっ血状態であるため、血行の悪さからむくみや冷えなどが起こりやすく、足の裏の指にタコができることもあります。足の指先を上に上げたときに脛に力こぶができ、足が太く見えるという人も多いです。

では、ふくらはぎが太くなる原因はなんなのでしょうか。それは浮き指が関係しているとされます。
浮き指とは歩くとき無意識に指を浮かせてしまう状態。通称指上げ歩きです。

この浮き指だと指が踏ん張れないため、重心がかかとにかかります。
すると、足の裏は不安定になり、それを補うために脛・ふくらはぎに力が入り余分な筋肉が発達するのです。また、その筋肉は疲労を防ぐために脂肪を蓄えるのですが、その結果足が徐々に太くなってしまいます。

ダイエットのためにウォーキングをはじめた人が、歩きはじめてから足が太くなったと言う理由は、浮き指のせいで余分な力が脛・ふくらはぎ・太ももにかかるためです。

また、ヒールやパンプスのような踵のない靴を履いていると、外反母趾になることがあります。これも浮き指と同じように足の指が踏ん張れない状態です。不安定な踏ん張りから脛・太ももが力み、結果、足を太くします。

美脚をつくるふくらはぎの筋トレ方法

「余分な筋肉がついて足が太くなると言ったのに、筋トレ!?」と不安に思うかもしれませんが、今からお話しする筋トレは、むしろ継続して行えば、美脚効果が期待できるのです。

美脚になるための筋トレ内容は、つま先立ちになります。バレリーナは、毎日何時間も足の筋肉を酷使していますが、足が太いと感じたことはないかと思います。むしろ、バレリーナは、スラッと綺麗な足の人ばかりと感じることが多いのではないでしょうか。
つま先立ちをしたからといって、ふらはぎがパンパンになるなんてことはありませんので、ご安心ください。

それでは、やり方を紹介します。

段差を利用したつま先立ち筋トレ

1. 厚めの本を用意します。
2. 用意した本を床に起きます。その上につま先をのせます。
3. そのままの状態から踵を上げてください。
4. 5秒間キープです。
5. この手順を10回繰り返します。

電車の中でできるつま先立ちエクササイズ

電車内で立っているとき、左右交互のつま先で足ふみします。
また、座っているときは、つま先立ち、踵をつけるの繰り返しでエクササイズができます。

つま先立ちの効果はいつ頃でるの?

つま先立ちはそんなにキツイ筋トレではないので、場所を選ばずできちゃいます。毎日少しずつ続けていけば、1~2ヶ月ほどでスラッとした綺麗なふくらはぎになっていきます。どうか諦めないで継続してみてください。
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ふくらはぎを美脚にする方法

綺麗なふくらはぎを作るには筋トレが不可欠ですが、ただ筋肉をつけるだけでは効果が足りません。そこで筋トレと合わせて取り入れたいものを紹介したいと思います。

ストレッチ

ストレッチは、筋トレ後の硬くなった筋肉をしなやかに保ち、凝り固まるのを防ぐ効果があります。また、筋肉が疲れにくくなり、血行がよくなります。それではやり方を見てみましょう。

・ふくらはぎのストレッチ方法1
1. 片足を後ろに下げ、前の足は軽く膝を曲げます。このとき後ろに下げた方の足の裏はピッタリと床につくようにします。
2. 前方の足のヒザに両手を置き、後方の足のふくらはぎをピンと伸ばしましょう。伸ばすときも足の裏は床にくっつけたままです。
3. 今度は足を入れ替えて、同じようにふくらはぎを伸ばします。

・ふくらはぎのストレッチ方法2
1. 床の上に腰を下ろします。足はピンと真っすぐ伸ばしましょう。
2. 息を吐きながらつま先が床につくように倒します。こうすることで足の甲が真っすぐ伸びます。
3. 息を吸いながらつま先を起こし、足の裏と床が直角になるまで足首を曲げます。

ふくらはぎマッサージ

マッサージを行うことでリンパの流れがよくなり、むくみや冷えの防止効果につながります。また、固まった筋肉をほぐし、ふくらはぎを細く綺麗に見せる効果もあります。それではマッサージ方法を見てみましょう。

・ふくらはぎマッサージのやり方
1. あぐらをかくように床に腰を下ろします。曲げた足の内くるぶしからヒザ下に向かって、骨に沿って親指で押していきます。
2. アキレス腱もしっかり親指で押しましょう。
3. 横座りの体勢になり、くるぶしからヒザ下まで押していきます。だいたい、3往復ほど繰り返せばOKです。押す強さは痛気持ちいくらいがベストです。

マッサージをするときは、お風呂上りが良いです。血行がよくなっているのでマッサージの効果が高くなります。

歩き方を変える

足が太い人には、O脚の方が多いのですが、これを改善するためには歩き方を変えてみることがおすすめです。

ポイントは歩くとき足の内側に重心がかかるように歩くことです。踵から着地してつま先で体重移動して足首を使って踏み出す感じです。
踵から着地するとき、つま先を上げてふくらはぎを伸ばすように意識すると良いです。つま先に体重をかけるときは、親指のあたりに重心が来るようにしましょう。するとだんだん内側に重心がかかるようになります。

この歩き方を続けると美脚効果はもちろん、背筋もピシッとなるので全身の見た目も綺麗になります。

まとめ

美しいふくらはぎをつくって美脚になるためには、正しい歩き方をする必要があります。
また適切な方法で筋トレを行うことが大切です。

無駄な筋肉がつくと足が太く見えてしまうだけです。
つま先立ちエクササイズを行えばきっと美脚が手に入ります。
どうか諦めず継続してみてください。

監修

・整形外科医 寺尾友宏

・整形外科医 寺尾友宏

専門分野
再生医療、スポーツ整形外科

経歴
1997 東京医科大学医学部 卒業
1997 東京医科大学整形外科講座
2007 京都大学大学院医学研究科 単位取得退学
2009 プライマリ整形外科麻布十番クリニック開業
2015 東京ひざ関節症クリニック(院長)
2016 株式会社アースメディカル設立

資格
日本整形外科学会 整形外科専門医
日本整形外科学会 スポーツ医
日本体育協会 スポーツドクター
日本再生医療学会 認定医

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