はじめに

韓国でも実践している人がいるダイエット方法が小豆水ダイエットです。毎日手軽に取り入れることができて、さらに美容にも効果的なので、多くの女性にとって魅力的なダイエット方法です。

小豆水とは小豆を煮出した水のことで、家でも簡単に作ることができますが、市販でも多く取り扱いがありますのですぐに実践できます。
今回は小豆水の美容とダイエット効果についてご紹介します。

小豆水とは

小豆水って作るの大変そう…と思っている方、作り方も摂り方も本当に簡単です。小豆を購入しておけば、煮出すだけで作ることができます。いつもの家事の合間にもささっと作ることができますし、一度に大量の小豆を煮出しておけば、ストックしておいてダイエットに使うこともできます。

ただし、ダイエットで行う場合は、砂糖などの甘いものを加えるとダイエットの意味がなくなり、効果も下がってしまいますので砂糖など甘いものは加えずに飲むことが重要です。また、効率よく痩せるために、運動やエクササイズと併用して小豆水を取り入れている女性は多いようです。

小豆は古くから栄養豊富な食材として知られていますので、そういった意味でも健康的に痩せられそうです。

小豆水のダイエット効果

なぜ小豆にダイエット効果があるのでしょうか?

小豆の中にはポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは抗酸化物質と言って、体の酸化=加齢現象を防止する働きがあることで有名ですが、糖と脂肪の吸収を防ぐ働きもあります。また、体脂肪のもととなる血中中性脂肪を減少させるという役割もあるのです。また、ルチンやケルセチンという成分も含まれていて、これらは脂肪細胞の中に脂肪滴が溜まるのを防止する働きを持っています。そのため、ダイエットに効果があると言われています。

小豆を煮ることで、ビタミンB1とカリウム、サポニンも溶け出してきますので、糖質の代謝や、利尿作用を促します。また、大豆サポニンという成分も含まれていて、脂肪燃焼を促します。

水分を排出する働きもあります。そのため、カリウムとの相乗効果でむくみを解消するという効果も期待できます。いつもむくみがちで困っている女性に嬉しい効果です。

小豆には鉄分とタンパク質も豊富です。ヘモグロビンを増加させる効能もあり、貧血予防には欠かせない食材のひとつです。ダイエット中の貧血は危険ですので、小豆はぜひとも取り入れたいです。

さらに穀物の10倍ものカルシウムも小豆に含まれていますので、骨まで丈夫にしてくれる効果があります。

小豆水の美容効果

小豆水には、ダイエット効果以外に美容効果まで期待できます。ビタミンE、Bを豊富に含んでいますし、体内の酸化を防ぐ効果にも優れています。これらの効果は、いつまでも美しさを保ちたいと思っているたくさんの女性にとってとてもありがたいことです。
体が酸化してしまうと、お肌にしわ・たるみができる原因にもなり老化が早まることも考えられます。また、お肌だけではなく、髪の毛も美しくなるミネラル成分も含まれていますので、髪の毛に潤いも与えます。
ちなみに、ビタミンB1は美容効果以外に、脂肪燃焼を促してくれるうれしい効果を持っています。

さらに小豆水には、美に欠かせないマグネシウムも含まれていたり、体内の新陳代謝を高めてくれる効果もあります。

そして、小豆水には食物繊維がとても多く含まれているので、便秘解消にも役立ちます。便秘をしていると、肌荒れを引き起こしやすくなります。いつも便秘気味という女性には良いかもしれません。デトックスまで期待できます。

さらに、小豆には粘膜の炎症を和らげる効果もあり、口内炎、怪我などに効果を発揮します。そのほか亜鉛も含まれています。亜鉛は女性ホルモンを安定させてくれますので、生理不順改善なども期待できます。

小豆水ダイエットの方法

栄養豊富な小豆水を自宅で作ってみましょう!慣れたら簡単に作ることができます。それでは作り方をご紹介します。

<作り方>
1.最初に小豆を水で洗っておきます。次に、水に浸したまま、10時間ほど漬けておきましょう。水の量は、小豆1gに対して15gが目安です。小豆80gであれば、水は1200gになります。
2.10時間浸した後、小豆と浸しておいた水ごと強火で2~3分間煮立たせます。沸騰したら中火で30分ほど茹でましょう。ポイントはアクはこまめに取り除いて下さい。
3.小豆と煮汁とを分けて粗熱を取ります。冷ました後は容器に移し、冷蔵庫で保存します。好きな時間に飲むのが良いですが、ダイエット効果を期待するのであれば、食事の30分前が適しています。飲む量は、大体150~200mlにしてください。

小豆水を作る際は、その日の分を飲み切りで作るのが理想的ですが、2~3日分をまとめて作っておくのも便利で良いでしょう。また、栄養が豊富で健康的になれる小豆水ですが、飲み過ぎるとお腹が緩くなる可能性がありますので、一日に5杯までにとどめておきましょう。

最初は少しクセのある味が気になるかもしれませんが、小豆本来の風味を楽しめるので徐々に美味しく感じるようになるはずです。ダイエットや美容のために飲んで見るのも良いかもしれません。ただし、過度に飲み過ぎると体調を悪化される恐れもあるため、適度に飲むようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?小豆は、和菓子で食べるというイメージですが、小豆にこんなにも栄養が豊富に含まれているとは知らなかった!という方も多いのではないでしょうか。小豆水ダイエット方法はとても簡単、飲むだけでOKですので、手間がいりません。この機会に、是非チャレンジしてみてください。

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野 
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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