腰痛の種類
腰痛は大きく2種類に分けることができます。
一つは『特異的腰痛』と呼び、神経の圧迫や疾患など、原因を特定することができます。
代表的なものには『脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)』や『腰椎椎間板ヘルニア』などがあり、これらのような神経にダメージを与えるものが、腰痛全体の10%を占めています。
※脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアについては次項で詳しくご説明します。
もう一つは、原因が不明である『非特異的腰痛』です。
腰痛全体の8割を占め、上下の椎骨(背骨)を連結する『椎間関節』や筋肉に問題があるといわれています。
椎間関節や筋肉を痛める原因は、後で詳しくご説明します。
一つは『特異的腰痛』と呼び、神経の圧迫や疾患など、原因を特定することができます。
代表的なものには『脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)』や『腰椎椎間板ヘルニア』などがあり、これらのような神経にダメージを与えるものが、腰痛全体の10%を占めています。
※脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアについては次項で詳しくご説明します。
もう一つは、原因が不明である『非特異的腰痛』です。
腰痛全体の8割を占め、上下の椎骨(背骨)を連結する『椎間関節』や筋肉に問題があるといわれています。
椎間関節や筋肉を痛める原因は、後で詳しくご説明します。
特異的腰痛の原因と症状
ここでは、代表的な特異的腰痛である、脊柱管狭窄症と腰部椎間板ヘルニアの症状についてご説明します。
■脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は、脊柱や椎間関節の変形によって神経を圧迫してしまう疾患です。
この変形は、加齢や長期にわたる労働、脊柱の病気などが原因とされています。椎間板ヘルニアと比較すると、中高年の方に多く発症することが多いです。
脊柱管狭窄症の特徴的な症状としては、「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」があります。これは、脚の痺れが原因で、長い距離を歩くことができず、何度も休憩しながら歩かなければならなくなる症状です。腰痛がひどくはありませんが、脚の痺れが悪化すると、排尿障害が起こることもあります。
脊柱管狭窄症は、神経を圧迫してしまうため、放置すると悪化して、手術が必要になる場合もあります。症状がある場合は、早めに医師の診断を受けることが大切です。また、予防としては、脊柱を良い状態に保つために、日常的なストレッチや運動を心がけることが重要です。
この変形は、加齢や長期にわたる労働、脊柱の病気などが原因とされています。椎間板ヘルニアと比較すると、中高年の方に多く発症することが多いです。
脊柱管狭窄症の特徴的な症状としては、「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」があります。これは、脚の痺れが原因で、長い距離を歩くことができず、何度も休憩しながら歩かなければならなくなる症状です。腰痛がひどくはありませんが、脚の痺れが悪化すると、排尿障害が起こることもあります。
脊柱管狭窄症は、神経を圧迫してしまうため、放置すると悪化して、手術が必要になる場合もあります。症状がある場合は、早めに医師の診断を受けることが大切です。また、予防としては、脊柱を良い状態に保つために、日常的なストレッチや運動を心がけることが重要です。
■腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎の間でクッションの役割を果たす『椎間板』が変形し、腰椎の中にある『髄核』が外へ飛び出して神経を圧迫してしまう疾患です。
椎間板は、背中を丸くしての作業や、加齢により変形しやすくなります。
主な症状は腰や臀部の痛みと、脚や臀部の痺れです。背中を丸めると、腰に痛みが出るのが、特徴です。
椎間板は、背中を丸くしての作業や、加齢により変形しやすくなります。
主な症状は腰や臀部の痛みと、脚や臀部の痺れです。背中を丸めると、腰に痛みが出るのが、特徴です。
非特異的腰痛の原因と症状
ここでは、非特異的腰痛を引き起こす原因を4つあげます。
日常生活にある動作ばかりですので、気を付けて生活することで腰痛を予防できます。
日常生活にある動作ばかりですので、気を付けて生活することで腰痛を予防できます。
■悪い姿勢を続ける
背中が丸まって首が前に出た『猫背』や、背骨が極端に沿ってお尻が後ろに出た『反り腰』の状態を続けると、腰痛を引き起こします。
姿勢が悪いと、椎間関節や骨盤の骨である『仙骨』や『腸骨』の関節に過度に負担がかかります。
それだけでなく、筋肉が緊張して短縮するため、コリや痛みにつながります。
姿勢が悪いと、椎間関節や骨盤の骨である『仙骨』や『腸骨』の関節に過度に負担がかかります。
それだけでなく、筋肉が緊張して短縮するため、コリや痛みにつながります。
■重い荷物を持つ
中腰で重たい荷物を持つと、筋肉や関節に大きな負担がかかります。『ぎっくり腰』の原因として多いのが、この動作です。
床から重たい荷物を持ち上げるときには、膝を曲げ、脚の筋肉を使って持ち上げるようにしましょう。
床から重たい荷物を持ち上げるときには、膝を曲げ、脚の筋肉を使って持ち上げるようにしましょう。
■身体を強くねじる
脊柱は前後、左右、回旋と、様々な方向に動かすことができます。
しかし、勢いをつけて身体を強くひねってしまうと、腰周りの筋肉を痛めてしまう可能性があります。
しかし、勢いをつけて身体を強くひねってしまうと、腰周りの筋肉を痛めてしまう可能性があります。
■身体を冷やす
身体が冷えてしまうと、腰周りや臀部や脚の筋肉が緊張します。
筋肉の緊張が続くと、血流が悪くなり、痛み物質が発生して腰痛へとつながります。
筋肉の緊張が続くと、血流が悪くなり、痛み物質が発生して腰痛へとつながります。
整形外科での腰痛治療
整形外科では、医師が診察をし、必要に応じて手術やレントゲン検査、投薬などを行います。
腰痛治療では、まず、痛みの原因を明らかにしてくれます。そのため、ひどい腰の痛みや脚の痺れ、排尿障害などがみられた場合は、整形外科への受診をおすすめします。
痛み止めの薬を処方したり、必要な場合には手術も行ったりします。
リハビリ科が併設されているところでは、理学療法士による専門的なリハビリを行うこともできます。
費用には保険が適用され、いわゆる病院への受診になります。
腰痛治療では、まず、痛みの原因を明らかにしてくれます。そのため、ひどい腰の痛みや脚の痺れ、排尿障害などがみられた場合は、整形外科への受診をおすすめします。
痛み止めの薬を処方したり、必要な場合には手術も行ったりします。
リハビリ科が併設されているところでは、理学療法士による専門的なリハビリを行うこともできます。
費用には保険が適用され、いわゆる病院への受診になります。
整体院での腰痛治療
整体院は特別な資格が必要なわけではなく、様々な資格を持った方が開業しています。
腰痛を得意としている整体院では、整体施術やカイロプラクティックなどにて施術をしてくれます。
腰痛の原因となっている筋肉や関節をみながら、全身を整えて施術をしていきます。
非特異的腰痛の場合は、整体院での施術で改善する可能性があります。
整体院では健康保険は適用されず、自費治療となります。
整体院により得意としている治療方法が異なるので、ホームページを確認し、腰痛を得意としている整体院へ行きましょう。
腰痛を得意としている整体院では、整体施術やカイロプラクティックなどにて施術をしてくれます。
腰痛の原因となっている筋肉や関節をみながら、全身を整えて施術をしていきます。
非特異的腰痛の場合は、整体院での施術で改善する可能性があります。
整体院では健康保険は適用されず、自費治療となります。
整体院により得意としている治療方法が異なるので、ホームページを確認し、腰痛を得意としている整体院へ行きましょう。
整骨院での腰痛治療
整骨院とはいわゆる『ほねつぎ』のことで、『接骨院』と同じ意味です。
『柔道整服師』という国家資格をもった方が、徒手による施術や物理療法(温熱療法、電気療法など)を施して治療をします。
非特異的腰痛なため、病院での治療が行われなかった場合や、薬での痛み止めが嫌な場合には、整骨院での治療がおすすめです。
費用については、腰痛が発症して約2週間以内の場合や、外傷・捻挫のある場合には、保険が適用されます。
『柔道整服師』という国家資格をもった方が、徒手による施術や物理療法(温熱療法、電気療法など)を施して治療をします。
非特異的腰痛なため、病院での治療が行われなかった場合や、薬での痛み止めが嫌な場合には、整骨院での治療がおすすめです。
費用については、腰痛が発症して約2週間以内の場合や、外傷・捻挫のある場合には、保険が適用されます。
おわりに
腰痛の種類や原因と、整形外科、整体院、整骨院それぞれの治療方法をお伝えしました。
軽い腰痛でも神経にダメージを与えている場合もあるので、放置したり、市販の薬や湿布で我慢したりするのではなく、一度専門家に診てもらった方が良いでしょう。
整形外科、整体院、整骨院それぞれの特徴があるので、腰痛の症状や治療費、通いやすさなどを考えて選んでみてください。
腰痛改善への道が開かれるかもしれません。
軽い腰痛でも神経にダメージを与えている場合もあるので、放置したり、市販の薬や湿布で我慢したりするのではなく、一度専門家に診てもらった方が良いでしょう。
整形外科、整体院、整骨院それぞれの特徴があるので、腰痛の症状や治療費、通いやすさなどを考えて選んでみてください。
腰痛改善への道が開かれるかもしれません。
微生物学、救急医療、老人医療
経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務
資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格