はじめに

フットマッサージは身体に様々な効果を発揮してくれるのはご存知でしょうか?

足の裏は第2の心臓と言われる位、身体のいたる部位に効果のあるツボが密集しているんですよ。

今回はフットマッサージが何故身体に良いのか、その効果ややり方、フットマッサージを行なう上での注意点等をお伝えしていきます。

フットマッサージとは

フットマッサージには主に3つの目的があります。

・血行不良の改善
・老廃物を対外に排出
・疲労の溜まった内臓をリフレッシュさせ、身体の機能の改善を図る

この目的を達成する事で、自律神経の乱れを改善し、本来人間の持つ自然治癒力を高めてくれます。

足の裏は第2の心臓

足は健康を維持する為にとても大事な部位になります。

しかし、足は心臓から一番遠い部位になるため、心臓の働きだけでは血液がしっかり心臓に戻っていきません。だから足は心臓から送り出されて足の先まで流された血液を心臓まで戻す為にポンプのような役目を果たしています。

このポンプの役目をしてもらう為に必要な事は、歩く事です。歩く事で筋肉が収縮と拡張を繰り返し、血液は心臓に戻る事が出来ます。

そして、足には全身に通じるツボが人体の地図のように存在しています。
足の裏には約60箇所の反射区があって、身体に異常が起こると、その部分に対応する反射区に異常が出現するように出来ています。痛みを感じる度合いは人によって違いますが、いつもより痛かったり、他のツボよりも強い痛みを感じる場合、そのツボに直結している臓器が弱っていたり、疲れてしまっている可能性が高いといえます。
つまり、足のツボを押す事で、全身の健康状態が簡単にチェックでき、痛みの強いツボをマッサージする事で、その部位の機能改善を見込めますので第2の心臓と言われています。

例えば、足の親指には、脳下垂体、三叉神経、小脳・脳幹に関する大事なツボがありますし、土踏まずには多くの消化器官と繋がるツボが存在しています。
この土踏まずが腫れてしまったり浮腫んでしまった場合は、内臓を酷使してしまった事を指しています。
また右足に肝臓のツボ、左足に心臓のツボといったように、ツボが左右の足で分かれている部位もあります。それを理解しておく事で、フットマッサージした時に自分のどの部位が疲れていたり、弱っているかが分かります。

そしてもう1つ知っておいて欲しい箇所はかかとです。
かかとには主に生殖器に直結するツボがあって、かかとの状態によって今の自分がどんな状態かを見極める事が出来ます。

例えば、グリグリと押してしこりを感じる場合は生殖器の機能が低下している恐れがあります。
かかとがカサカサになっている場合は生殖器に水分が不足しているサインであったり、かかとが割れてしまっている場合は坐骨神経痛になるサインであったりします。

フットマッサージの効果

フットマッサージを行なう事で、全身に様々な効果を発揮してくれますが、どんな方に特に効果が期待出来るのでしょうか?

それを下記に纏めました。

・立ち仕事が多い方
・足が浮腫む、疲れやすい方
・内臓が弱っている方
・体力の衰えを感じている方
・疲れやすい方
・冷え性の方
・食欲不振の方

これらが当てはまる方は是非、フットマッサージを試してみる事をお勧めします。

フットマッサージのやり方

フットマッサージは整骨院やマッサージのお店で行なってくれますが、今回はお家で自分で出来る方法をご紹介致します。

フットマッサージを行なう前に事前に行って欲しい事があります。
フットマッサージを行なう前に入浴したり、足湯をして十分に足を温めておくと良いです。
ホッカイロ等アイテムを使って温めても問題ありません。

予め足を温めておく事でより高い効果が期待出来ます。
十分に足を温めたら、フットマッサージを行なっていきましょう。

では具体的な方法を解説していきます。

①先ずは足の裏の気持ち良い部分を押します。
土踏まずや足の付け根等、自分で押して気持ち良い所から揉み解すように両足をマッサージしましょう。

②足の甲の足指の付け根辺りを押します。
身体に良いツボは足の裏だけではなく足の甲にもあります。そこをゆっくりと押して下さい。

③解れたら今度はアキレス腱を揉み解します。
アキレス腱を指で挟んで、良く揉んで下さい。

④ふくらはぎをマッサージします。
足首からふくらはぎに向かって、指で挟んで強くなぞるようにマッサージしていきます。
目安として先ずは片足につき20回位行ないます。その後、自分がダルさを感じる所や疲労を感じている所を揉み解しましょう。

⑤太ももは、大きな筋肉がありますので、表側と裏側に分けます。
先ずは太ももの裏側ですが、膝の裏から付け根に向かって、指でなぞるように20程マッサージします。
そして太ももの表側も同様に行ないます。ただし、表側を行なう時は親指で筋肉と筋肉の隙間を探して下さい。そこに指が入りますので、その部分を重点的にマッサージするように心がけましょう。

フットマッサージを行なう際の注意点

フットマッサージを行なう前に知っておいて欲しい注意点が5つあります。

1.フットマッサージをやってはいけない方
フットマッサージは身体に非常に有効ですが、疾患の中にはフットマッサージを行なってしまうと症状が悪化してしまう事がありますので、以下の疾患を持っている方は控えて下さい。

・足を怪我している方や治療中の方
・脳出血、脳血栓を起こして間もない方
・心疾患のある方
・重度の腎疾患の方
・悪性腫瘍のある方
・不整脈のある方
・発熱がある方や病み上がりの方

これら以外にも妊娠中は身体のあらゆる機能が出産に向けて準備していて、身体機能が変化していますし、万が一、胎児に影響してしまったら大変ですので、妊娠中はフットマッサージを控えましょう。

2.足ツボに頼り過ぎない
足ツボは体調の異常を見抜くのに便利ですが、足ツボのマッサージをしても見つかった病気が完治するわけではありません。足ツボに頼り過ぎず、病気等の可能性がある場合は、医療機関を受診しましょう。

3.フットマッサージの後に控えて欲しい事
フットマッサージは身体の様々な部位に直結しているツボを刺激しています。
つまり、身体の内側ではマッサージによって色々な変化が起こっていますので、フットマッサージした直後は、入浴や飲酒は控えましょう。また、食事も消化不良を起こす危険がありますので、少し時間を置く事をお勧めします。

4.フットマッサージのやり過ぎに注意しよう
フットマッサージを行なう目安は1日、片足15分程度です。長時間行なうよりも定期的に行なった方が効果が期待出来ますので、一度に行なわないようにしましょう。

5揉み返しに注意
フットマッサージにも揉み返しはあります。特にフットマッサージが初めての方は揉み返しになりやすいです。症状としては倦怠感を感じたり、熱っぽくなります。
対策としては、初めての場合、最初は時間を短めにして徐々に慣れるようにすると良いです。

まとめ

フットマッサージの目的は血行不良の改善、老廃物の排出、疲労の溜まっている内蔵等のリフレッシュです。

足の裏には人体の地図のように60箇所ものツボが存在していて、身体のあらゆる器官に直結しています。その為、足の裏は第2の心臓と呼ばれています。フットマッサージの効果は身体のあらゆる機能改善です。

フットマッサージは足の裏だけではなく、足先から足の付け根までをマッサージしていきます。しっかりと注意点を理解して、自分で行なう事で、ご自身の体調も把握出来ますので、是非、試してみて下さい。

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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