はじめに

料理のアクセントやコクとして多く使われているゆずですが、このゆずを貯蔵用として作られたゆず酢、料理の幅が広が主婦の方には嬉しい情報ですが、それよりももっとすばらしく、健康に効果が大きいことが明らかにされています。血管年齢を気にしてる方必見です。
ゆず酢の大解剖です!

ゆず酢の成分には栄養がギッシリ詰まっている!

ゆず酢とは

ゆずは江戸時代から慣れ親しんで食された果実の一つです。
甘みがなく通常の果物のようにそのまま食することには向いてませんが、香味料として多く用いられ、また冬至にはゆず湯としても皮膚にもたらす影響が健康につながる、厄払いにもなるということで多く利用されています。

酢には穀物酢や黒酢、醸造酢、果実酢など多くの種類がありますが、ゆず酢は発酵されてない酢です。ゆずを絞り塩などで味を調えて保管し、和え物や魚や鍋料理などに利用されています。

ゆず酢の高い栄養価

ゆず酢の成分を細かく見ていくと、あらゆる働きをしています。

▪ビタミンC
活性酵素という有害物質から私たちの細胞を守ります。
コラーゲンが生成される段階の手助けをし、皮膚や軟骨を守ります。

▪ビタミンB1
糖質が身体の燃料となるときに補助酵素となります。
細胞内へ送るエネルギーのうち糖質の分解に携わっています。
また脳の中枢神経など神経が正常に機能するように働きかけます。

▪カリウム
体内における塩分の調節を行います。
細胞が正常に維持するように浸透圧のコントロールを行います。

▪カルシウム
骨の成分の大本です。骨を形成する、壊すといった骨代謝にも大きな力を発揮します。
また神経の安静を保つ働きもあります。

▪クエン酸
ゆずの酸味の部分です。
細胞が疲労した時に、元の状態に戻すアデノシン三リン酸(ATP)を生成する過程のシステムを活性化する成分がクエン酸です。

▪ヘスペリジン
「ビタミンP」とも呼ばれ抗酸化作用と血管の強化に働きかけます。

▪リモネン
柑橘の皮の部分に含まれているエッセンシャルオイルです。
交感神経に作用し血管を拡張させます。

▪β-カロテン
抗酸化作用があります。細胞のダメージをおさえ、修復作業に貢献します。
また体内ではビタミンAに変わり視力の維持などにも役立ちます。

ゆず酢が誇る8つの体にいいこと!

1.血流を良くする効果

リモネンが交感神経に働きかけることで血液の送り出しに勢いがもどり、新陳代謝も高まります。
またヘスペリジンの老化防止作用によって血管壁などが弾力を帯びます。この二つからも血液の流れが良くなり貧血改善や冷え性の改善が期待できます。

2.動脈硬化予防の効果

悪玉(LDL)コレステロールが増えると血管が狭くなり血管の質も柔軟性を失います。
ゆず酢のビタミンCやヘスペリジンにはこの悪玉コレステロールを蓄積させない働きがあるための、動脈硬化やその先の脳血管疾患や心臓病を予防できます。

3.高血圧を予防

塩分を多く摂取すると喉が渇き水を飲みます。すると血管内には多くの水分が入りパンパンな状態に膨らんで血管が弾力性を失います。弱った血管にはゴミがたまりやすく動脈硬化を生じやすくなります。
そこにゆず酢のカリウム成分は、ナトリウムと化学合成し、尿として排泄する働きがありますので血管が傷まないという仕組みになります。

4.感染症を予防

ヘスペリジンがビタミンCを吸収しやすく働きかけ、そのビタミンCは白血球の働きを強化します。
白血球はウイルスや菌などに対して闘い、それ以上の侵入を防ぐ機能のものですから、感染予防や、感染の程度を軽くすることになります。

5.疲労回復効果

疲れは運動することだけに生じるものではなく、ストレスなどでも生じます。この疲れは乳酸という物質がたまってしまうことで発生しますが、この乳酸を分解して処理する機能がクエン酸に備わっているため、ゆず酢が疲労回復の材料となるわけです。

6.美肌効果

ビタミンCはメラニン色素を生成する酵素の働きを抑制することでシミの形成を防ぎます。またコラーゲンの生成にはヘスペリジンも働きかけるので、美肌作りには欠かせないゆず酢となります。

7.便秘を解消

水溶性食物繊維が含まれているため、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を改善、腸の蠕動運動も活発にしていきます。

8.リラックス効果

ビタミンCが沈静作用の神経伝達物質に働きかけることや、リモネンの香りが脳のアルファー波を発生させ、リラックス効果をもたらします。

ゆず酢の過剰摂取は刺激が問題となる

ゆず酢には有効成分が非常に多く含まれている事、それが身体にとって健康維持につながる働きであることはわかりましたが、摂り過ぎという観点からではどうでしょうか。

特に含有量のトップとしてのビタミンCにおいては、1日の最大基準摂取量は1000mgです。これを超えるということはほぼないとは思いますが、この数値に達しなくともお腹の弱い人などでは、下痢を起こすことがありますので注意が必要です。

また、酸性のゆず酢ですので、粘膜への刺激が強く、空腹時に原液のまま使用すると胸やけや消化不良などを起こすことがあります。
何か他の食べ物と一緒に摂取することが望ましいです。

まとめ

香味料で少量使いしていた人も多いと思いますが、あまり成分や効能を気にしていた人は少ないかもしれません。
摂り方もゆずの旨さをギッシリ詰め込んだゆず酢をドレッシング感覚で摂る方法はいいものですね。

成人病予防にも美容効果にも最適なゆず酢、やさしい風味を堪能しながらしっかり健康保持できる最高のひと品です。

監修

・救急医、内科医 増田 陽子

・救急医、内科医 増田 陽子

専門分野 
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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著者

ケアくるLINE@