はじめに

脂肪燃焼スープは食生活での体質改善のためにメニューとしてダイエットに励む人も食べているそうです。脂肪燃焼スープが効果的にダイエットができるといわれる理由はなんなのでしょうか。
今回は脂肪燃焼スープでのダイエットについて紹介します。

スープが脂肪燃焼に効果的な理由

ひとつ目の理由は、温かい汁ものであるということが挙げられます。温かいスープは、胃腸を温めて代謝をアップさせるので脂肪燃焼効果がアップします。また、スープ自体のカロリーが低くて、太りにくいということもダイエットに効果的です(ただし具によってはカロリーが高くなりますから低カロリーな材料で作ることが大前提です)。

それから、温かい汁ものが胃にたまって満腹感を得やすいので食べ過ぎを防いでくれるということもダイエットに効果的でしょう。ダイエット中は空腹感を覚えることも多いと思いますが、スープなら満腹食べても太りにくくなります。

また、食事の初めにスープを食べることによって野菜の食物繊維を摂取できます。野菜の食物繊維を先に食べることによって、ご飯をたべても血糖値が急に上がりにくくなります。それがインスリンの過剰分泌を防ぐことになり、結果的に脂肪が蓄積されやすくなるのを防ぐ効果があります。

このようないろいろの理由から、スープは脂肪燃焼に効果的なメニューであるといわれています。

脂肪燃焼スープとは

ところで、脂肪燃焼に効果的といわれている脂肪燃焼スープといわれるスープをご存知でしょうか?

最近、1週間脂肪燃焼スープを飲み続けるダイエット方法が話題になっています。このダイエット方法で登場する脂肪燃焼スープの特徴ですが、まず低カロリーだということです。どのくらいのカロリーなのかというと、一皿で80キロカロリー前後です。なのでお腹いっぱい食べても太りにくいのが特徴です。スープはお腹がすいたらいつでも好きなだけ飲んでいいというルールなので、ストレスなく楽にダイエットができると評判です。

では、そんな脂肪燃焼スープはどのような材料を使って作るのでしょうか。スープのつくり方をご紹介します。

脂肪燃焼スープの作り方

脂肪燃焼スープの材料とレシピをご紹介します。アレンジもできるようですが、基本のレシピを今回はご紹介します。

【材料】
・キャベツ 半分
・ピーマン 1
・玉ねぎ 3
・セロリ 1
・ホールトマト 1缶
・チキンスープの素 1個

【作り方】
・野菜の皮をむき、洗ってそれぞれを一口大にカットします。
・大きなお鍋に切った野菜とチキンスープの素と、ホールトマトを入れてひたひたに水を入れます。
・火にかけて沸騰させます。10分間火にかけておきましょう。さらに野菜がお好みの柔らかさになるまで好きなだけ煮込んでください。長時間煮込む場合は途中で水を足しましょう。
・そして味見して、最後にお好みで塩やコショウ、ハーブ、カレーパウダー、チリソースなど追加しましょう。

まとめて作って、作り置きができるので、わざわざ食事のたび作らなくても良いのが楽です。ちょっとおなかが空いたというときも間食代わりにこの脂肪燃焼スープをおなかいっぱい飲みましょう。

脂肪燃焼スープダイエットの方法

脂肪燃焼スープを飲みさえすれば、あとは好きなものを食べたりしていいのかというともちろんそんなことはありません。脂肪燃焼スープを使った7日間脂肪燃焼スープダイエットのやり方をご紹介します。

まず、この7日間ダイエット方法はプチ断食の一種になります。なので体にとって絶対に必要な必須栄養素を充分量摂取できない日もあります。なので体調に気を付けて、もし体調を崩しそうなら無理せずに中止して食事の調整を図りましょう。

・第一日目 フルーツと脂肪燃焼スープだけの日
一日目は、フルーツを何でも食べていいというダイエットです。お腹がすいたら脂肪燃焼スープとフルーツで済ませます。

水分は、水や白湯、100パーセントの果物ジュースで補いましょう。ただし、フルーツといっても何でも食べていいわけではありません。バナナは避けるというのがルールのようです。バナナは糖質が多いですから食べ過ぎると太ってしまうからでしょう。

・第二日目 脂肪燃焼スープと野菜だけの日
・野菜を何でも食べて大丈夫な日です。ですが、調理方法は油を使わないような調理方法を用いるというのがルールになっています。油はカロリーが高いので注意が必要です。しかし、脂質はホルモンの生成などに欠かせない存在です。なので長期間摂取を控えていると体調に異変が起きる可能性が高いのであくまで「プチ断食期間中だけ」というのを念頭に置きましょう。

この日は、野菜と脂肪燃焼スープだけで過ごします。ただし、野菜といっても豆類とスイートコーンは避けるというのがルールになっているので注意してください。晩御飯には、ベイクドポテトを食べてもいいといわれています。

・第三日目 脂肪燃焼スープと野菜とフルーツだけの日

脂肪燃焼スープと、フルーツと野菜を好きなだけ食べましょう。ただし、この日はベイクドポテトは食べてはいけないというのがルールになっています。

・第四日目 脂肪燃焼スープとバナナ、スキムミルクだけの日
・この日は、バナナを三本食べましょう。そしてスキムミルクを適量水で溶かして500ml飲みます。水も多めに飲みましょう。おなかがすいたら脂肪燃焼スープを飲みましょう。

・第五日目 脂肪燃焼スープと、肉、トマトだけの日

豚肉、鶏肉(皮は取り除く)、煮魚、牛肉を合計350グラムから700グラム食べて良いという日です。また、トマトを6個まで食べていい日です。それ以外は脂肪燃焼スープや水などで過ごしましょう。

・第六日目 スープと牛肉と野菜だけの日
この日は牛肉の量は無制限に食べて良しという日です。数日とはいえ肉なしで過ごして、たんぱく質不足になって筋力が落ちてしまい息切れしたりだるくなっていた人も多いのではないでしょうか?

この日は牛肉を好きなだけ食べましょう。ただし、あまり食べ過ぎると腎臓に負担がかかるのでたんぱく質の過剰摂取には注意が必要です。

また、この日はベイクドポテト以外の野菜も好きなだけ食べましょう。最低でも一杯以上は脂肪燃焼スープを飲みましょう。

・第七日目 玄米、野菜、フルーツジュースだけの日

この日は、玄米を食べ、野菜も食べましょう。玄米にはフィチン酸というミネラルを排出させてしまう物質があるので前日の夜から水に浸けてフィチン酸の無毒化を試みるといいでしょう。

ただし、市販の玄米には発芽しない死んだ種の玄米も多いということですから、少なからずフィチン酸を取り入れてしまうことになるかもしれません。その場合は貧血の症状などが現れてしまうかもしれないので様子を見ながらサプリメントなども補助で取り入れた方がいいかもしれません。

フルーツジュースは100パーセント果物ジュースだけを飲みましょう。この日も最低でも一杯はスープを飲むようにしましょう。

以上が7日間の脂肪燃焼スープダイエットプログラムです。

まとめ

いかがでしたか。脂肪燃焼スープダイエットというのはちょっと独特なダイエット方法みたいですね。この通りにやらなくてもいいと思いますが、とにかく脂肪燃焼スープは腹持ちも良く間食の代わりや、食事の前に飲むことでカロリーカット効果、血糖値上昇抑制効果が得られます。日常に手軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。

監修

・救急医、内科医 増田 陽子

・救急医、内科医 増田 陽子

専門分野 
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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