はじめに

フィットネスをライフスタイルに取り入れて楽しんでいる方やフィットニスタに話を聞いて、彼女たちやフィットネスそのものの魅力を皆様に伝えたい!

そんな想いから編集者が、2017年ミス・モデルジャパンに輝いた、片岡麗香さんにお話を伺ってきました。

想像と違うギャップにびっくり。”ゆるふわ系”筋肉女子

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ここ数年でさまざまなメディアに取り上げられるようになった、トレーニングに日々励む女性たち。
その鍛え上げられた肉体を競い合うコンテストも年々増えてきています。

そこに出場する女性たちは『肌は日焼けして色黒、喋り方はサバサバしていて、はっきり物事を言うのでは?』と、そんな勝手なイメージを持っていました。
しかし、「こんにちは〜」と筆者の目の前に現れた片岡麗香さんに、そのイメージは一瞬で覆されました。
ぱっちりとした目に可愛らしい顔立ち、ふんわりした喋り方で、少し高めの声のトーン、とても優しい印象でした。

フィットネスウェアを身にまとった身体は、その醸し出す雰囲気とはまた違って、スリムでメリハリのあるパーフェクトボディです。これは世の女性が羨む「ザ・憧れボディ」そのものです。
あまりに完璧すぎるビジュアルに圧倒され、思わず言葉を失ってしまいました。

我に返り、今日はよろしくお願いします。
という筆者に「こちらこそよろしくお願いします〜」と柔らかく答えてもらいました。

そんな衝撃のギャップから始まったのが片岡麗香さんの取材です。
——まずは『ミス・モデル ジャパン』優勝、おめでとうございます!

「ありがとうございます。でも、終わってから約3ヶ月ほど経っているので、今はマシュマロボディなんですけど(笑)。」

——いやいや、麗香さんの身体がマシュマロならば、筆者の身体は、、、。
この一言からも”完璧主義者”感をひしひしと感じます。

いつからそんな完璧ボディなんですか?
「昔から身体を動かすのが好きで、物心ついた時には新体操を始めていました。途中で嫌になって、新体操をやめて遊んでばかりいたんですけど、しばらくして久しぶりに身体動かした時に、やっぱり運動って楽しい〜!って思って。そこからずっと運動は続けていますね。」

——新体操をやっていたんですね!イメージにぴったり!でも、筋肉を鍛えるって感じではないですよね?

「そうですね。実際にウエイトトレーニングを始めたのは、コンテストに初めて出た3年ほど前からです。その時、周りと比べて自分の筋力のなさが明確にわかったので、2年前からはパーソナルトレーナーをつけて本格的にトレーニングするようになりました。」

意外と負けず嫌い!元彼の一言がボディメイクを始めるきっかけ

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——3年前に大会に出ることになったのは、誰かの推薦ですか?

「当時付き合っていた彼に、『お前は日本一になったことがないからそんな偉そうなことを言うんだ』と言われたことがありました。何を言ったかは全然覚えていないのですが、それで、わかった!なら日本一になればいいんだね!と、負けず嫌いの心に火がつきました。ただ、その彼はなんの日本一にもなったことがないんですよ!なので余計に、なんで私がこの人にそんなこと言われなきゃいけないの?って悔しくて。」

——え!麗香さんにそんなこと言う人いるんですか!?

「ひどいですよね!でも勉強は得意じゃないし、私には何ができるんだろう?って思った時に”ミスター&ミス・モデル ジャパン”という大会があることを知ったので、これだ!と思い挑戦しました。そこから3年連続で出場して、3年目でようやく日本一を獲ることができました。」

自分で自分を追い込むことが身体づくりのコツ

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——3年連続とはすごいです。私だったら投げ出してしまいそうです。
麗香さんは嫌にならなかったんですか?

「初めてコンテストに出場した時、周りの人たちの身体がすごく綺麗で、逆にもっと頑張ろう!と思いましたね。私のお母さんと同い年の方も出てたんですけど、全然年を感じないんです。私以上にストイックだなぁと思う方がたくさんいるので、モチベーションも上がって、仲間もたくさんできてきて、どんどん楽しくなっていきました。

女の人は、普通にダイエットするだけじゃ頑張れないじゃないですか?よく、『夏までに痩せよう』って言うけど、その夏っていつ?何月何日なの?って、目標があやふやなことが多いと思います。でもコンテストに出ることを決めると、絶対にやらなきゃ!と意思が強くなるんです。私、オンとオフの差が激しいんですけど、スイッチが入るととことんやります。」

——自分のことを言われているようで耳が痛いです。一生夏が来ません。

どうしたらスイッチ入りますか??
「私の場合は、とにかく追い込む!」やるって決めたらどんだけ忙しくても、歩いたり、泳いだりの有酸素運動をする。
食事制限もある程度はしますが、ご飯を食べないで体重を落とすと筋肉が何にもなくなっちゃうんで、ちゃんと食べながら落としてます。高タンパク低カロリーの鶏肉をよく食べてますね。あとは少ない量を1日5回くらいに分けて食事しています。少しずつ食べることで満腹感を得ることができます。

——やっぱり食事には気を付けているんですね。食欲に負けたりしないんですか?

「どうしても他に何か食べたくなった時には、スーパーへ行って裏の成分を隅々まで見て、“何が食べれるかな〜”って1時間くらい精査してます。大会前は、なるべくナトリウムが入っていないものを選んでいます。ナトリウムは塩分なので、身体に入れるとむくみやすいです。甘いものが食べたくなった時は加工品じゃなくて、オーガニックの果物などを食べるようにしてます。」

ストイックでいることが楽しい

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——でも、そこまでするなんて、ストイックすぎて疲れませんか?

私の周り、ストイックな子たちが多いです。今度私が出る韓国の”WBC fitness”という大会では、同じチームヒロディ(ページ下部にて紹介)メンバーのゆんころさんが以前グランプリを獲っています。ゆんころさんと初めてお会いしてお話した時に、可愛いのはもちろんなんですが、ものすごく知識もあって、私なんかよりも、もっとストイックだったんです。自分でも頑張ってる方だと思っていたんですが、まだまだ私ストイックじゃないんだなって思ったのを覚えています。

それと今、看護学校に通っているんですが、試験も多くて、課題もたくさん出されます。朝まで終わらない時もあるんですが、それでも、同級生の子たちが勉強を頑張っているのを見ると、勉強も頑張ろうと思えます。
周りがストイックだから、一緒にいると、私も頑張らなきゃ!まだまだできる!とやる気になります。
すごい毎日が楽しいです。

——いや、私には麗香さんも十二分にストイックに見えますが、それに看護学校に通ってるんですね。
可愛くて、スタイルも良くて、看護もできるなんてすごいです。

将来は看護師さんになるんですか?
「トレーニング外来がある病院が私の地元の名古屋にあるんですけど、学校を卒業したらそこで働く話があるんです。ただ、自分でもまだ悩んでいるところもあります。もっと身体の事をたくさん学んで、残りの学生生活2年間で考えていこうかなと思っています。」

筋トレは嫌い!でも毎日やらないと気が済まない

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——将来のことまでしっかり見据えているんですね。ここまで完璧すぎる麗香さんですが、何か苦手なこととかないんですか?

「筋トレが苦手です!やりながら、私なんで筋トレしてるんだろうって毎回思っています。しんどい時は、本当にしんどいですから。」

——意外です。それでも毎日やるのはどうしてですか?

「やらないとそわそわして、オフでも1日中家でダラダラしていることはないです。本当はダラダラするのも好きなんですけど、翌日身体がすごくだるくなるんです。サボりたくなる日もしょっちゅうありますが、そんな日はとりあえずヨガに行きます。動き始めると、あれ、調子いいじゃんって(笑)。やっぱり汗を流すとスッキリします。なので毎日何かしら動いてます。」

こんなに美女なのに、「結婚の仕方がわからない」

——悩みはありますか?

「悩みはありますよ!結婚の仕方がわかりません(笑)。彼氏もいないし、モテないです。男性と話していても、プロテインとか筋肉の話になると熱くなってしまい、一通り話し終えてから、後悔することもあります。」

——どこからどう見てもモテるようにしか見えないません。

同じコンテストとかに出てる男性はどうですか?

「そういう男性は、仲間と思ってしまいます。どうやって筋肉作ってる?とか、筋肉の話ばかりしてます。恋愛対象にならない訳ではないんですけど、気がついたら筋肉の話しかしてないです。」

——同志になっちゃうんですね。では、どんな人がタイプなんですか?

「私、付き合う男性は別に太っててもいいんですよ!元彼なんか、くまさんみたいな体型で、生活も身体もゆるい人でした。太ってる人がタイプって訳でもないですが、ストイックになりすぎてしまうので、それは間違ってるよとか言ってくれる人がいいです。」

ボディメイクに年齢制限なし!諦めないでチャレンジして

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——最後に、これからフィットネスを始めようとしている皆様へ、麗香さんからアドバイスいただいてもいいですか?

「ダイエット方法やフィットネスの選択肢って、たくさんありますよね?女性って何種類かは試したことある人が多いと思いますが、失敗して続かない人もいると思います。
でも、きっと自分に合う方法があると思うので、いろんなものに挑戦して欲しいです。自分に合うものを見つけるまでは大変かもしれないけど、見つかれば、きっと楽しく続けられると思います。

私が初めてコンテストに出たのは28歳の時で、今年32歳、ボディメイクに年齢は関係ありません。もし諦めている人がいたら、それは間違い。いつからでも、遅いということはないと思っています。」

片岡麗香さん、ありがとうございました。これからの活躍も、期待しています!

プロフィール

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片岡 麗香
1986年生まれ、名古屋出身。2018年3月現在、看護学校に通う学生。
10月には韓国で行われる鍛え上げられた肉体を競い合うコンテスト「WBC fitness」に挑戦予定。

提供:common(コモン)

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