はじめに

実は毎日目にしているのに、言われてみるとパッとしない。
でもでも、一回意識してみると、
あれ?コレってこんなに身近に溢れてたんだ!

そんな経験ございませんか?
今回のお話もそんなお話し。

みなさん、鍼灸って知ってます?
『あぁ、はりだよね。わかるけど受けたことないなぁ』
そんな方がほとんどなんじゃないでしょうか。

でも、日ごろの通学路、通勤路でちょっと意識してもらえると、
お家の周りに、職場の周りに
ほら、鍼灸院て沢山あるんです。

僕ら鍼灸師は実は日ごろからみなさんの身の回りにいて、
みなさんの健康とハッピーを支えているんです。

昨今ちまたで話題の『鍼灸』は
スポーツ選手にとって必須で、美容鍼灸なんて月9でも施術風景のワンシーンが
効果テキメンだから、人間だけじゃなくて動物や樹木だって受けてるんですよ!

そんな鍼灸をみなさんの多くが未経験。
それはきっと、『知らない』からじゃございませんか?

今回は、そんな鍼灸にも国籍があって、
日本人の日本人による日本人のための、
みなさんのカラダに合った鍼灸があることをご紹介。

ちょっとでも興味を持ったあなたはレッツ鍼灸院なお話しをさせて頂きます。

鍼灸ってなぁに?

さて、ではそもそも鍼灸ってなぁに?
と、言ったお話を一番にさせて頂きましょう。

鍼灸とはみなさんがイメージされるとおり、
鍼(はり)とお灸(きゅう)を使ってお身体のケアをさせて頂くテクニックです。

日本では『はり師』と『きゅう師』という
国家資格として国からライセンスが発行されています。

みなさんの『イタイ!やツライ!』といった症状を
何とかしなければ!!と熱い思いを持って勉強に勉強を重ね、
試験をパスした人達のみが得られるライセンス

それが鍼灸師さんなんですね。
(厳密に言うとはり師ときゅう師ですね)

そんな熱い集団鍼灸師ーズですが、
もちろん、個性や特徴が出てくるお仕事。

俗に言う『流派』みたいなものが鍼灸には沢山存在します。
そんな中でそれぞれの技と知識を極めた方々が

みなさんの身の回りで縁の下の力持ちとして活躍しているわけです。

そんな鍼灸なわけですが、
ちょっと抱えている問題の一つがその『流派』

みなさんから本当によく届く声、
『どんなことやってるかわからないから、行きづらい』

そうですよね!
ただでさえちょっと痛そう、ちょっと熱そう
がお仕事の僕ら。

みなさんのご意見ごもっともです。

そんな疑問をちょっとでも解消するために、
実は痛くない、熱くない、優しくてジェントルな鍼があることをご紹介

そう、それが何を隠そう『日本鍼灸』なんです!

鍼って中国のものじゃないの?

『日本鍼灸』なんて初めて聞いた!
え?鍼って中国のものじゃないの?

そんなあなたはチョイ鍼通ですね。
その通り、もともと鍼灸は中国発祥の医学。

3000年とも4000年とも言われる
いわゆる中国の古い歴史の上になりたっているのが
鍼灸含む東洋医学です。

じゃーやっぱ日本のものじゃないじゃない!
なんて言っちゃうのは時期尚早!

古く言えば飛鳥の時代。
大陸より日本にわたって来た鍼灸は

ゆっくり、じっくり、日本人の生活と文化に合わせて
独自の進化を遂げ続けているのです。
フランス人風にいうとタタミゼ(日本人化してくると言った意味の造語)ですね。

また、難しいお話をハショってちょっと乱暴にお話しすると、
実は本場中国、文化大革命以後の鍼灸は
日本始め、台湾やドイツ、フランスなど世界各国に散った鍼灸(東洋医学)理論を再編したもの。

あれ?主従がわかなくなって来たぞ?
って話ですよね。
でも、ここは東洋医学の大事な思想、『みんな違ってみんな良い』
を採用しましょう。

日中に限らず、世界の鍼灸にはそれぞれ得意技があって、
どれを受けてもみなさんのカラダにマイナスになるようなものは
全て歴史に埋もれて無くなってしまっています、

ですので、みなさん、現存する鍼灸でしたら多少のお作法に違いは有れど、
まずいものはございません。
是非安心して鍼灸院の扉を叩いて下さい。

何が違うの日本式?

ではでは、そんな独自進化を遂げた日本式鍼灸の特徴をお話し致しましょう。

先ほどお話しさせて頂いた通り、
日本の鍼灸は日本人の生活と文化と共に進化してきました。

ので、みなさん、
日本文化や、伝統工芸、日本製品をイメージしてみて下さい。

はい!それ!
日本鍼灸ももれなくそのイメージです。

丁寧で緻密。
微に入り細に入り、おもてなし。

それが日本鍼灸の特徴です。

具体的に言いますと、
まず、使っている鍼が細い。

日本の鍼灸師がメインで使用している鍼の太さは
0.12~0.20mmの太さの鍼です。

これはみなさんの髪の毛や、蚊の吸い口とほぼ同じ太さ。
『オレ、剛毛だから髪の毛はえてて痛いんだよ!』なんてお話し聞いたことないですよね。

こんな極細鍼で皮膚からたった数mmのポイントを刺激する。

そう、日本の鍼灸は刺激量の少ない
優しい鍼灸なんです。

また、カラダに触れている時間が長いのもその特徴の一つ。
だって、私たちが知りたいのは

『病気やケガってなんだ!?』じゃなくて『あなたのカラダは今どうなってるの?』
ですから、それだけ丁寧にあなたのお話を聞いて、
あなたのカラダから情報を頂きたいんです。

わたしたち鍼灸師は特殊な例を除いて、
画像診断や血液検査のような診察はできません。

だからこそ、あなたとあなたのカラダに徹底的に情報を求めるんです。
これもThe・オーダーメイド日本鍼灸の大きな特徴です。

だってあなたの不調はあなただけものですからね。

そんなあなただけの不調の原因をしっかりつきとめ
はりとおきゅうを使ってケアをしていくのが私たちのお仕事であり、

日本鍼灸のイイトコロなんですね。

気持ちいい上に、健康までゲットできちゃうなんて
なんとも素敵な一石二鳥じゃございません?

ここがスゴいぞ日本式!

さて、日本鍼灸が優しくてジェントルな鍼灸
であることはおわかり頂けたともいますが、

いやいや、とは言っても身内自慢でしょ?
なんて言ってたらそこが大間違い!

東洋医学という名前がついているのに、
実は世界的にみて、日本は鍼灸後進国!

アメリカでは国の陸・海・空軍全てに鍼灸が定着してるし、
ヨーロッパでも、誰に聞いても鍼灸のことを知ってます!

年に一回の学術的な大会がトルコやメキシコで行われたり、
ブルガリア人の方に東洋古典医学について熱く語られたこともありました。

ポーランドで普通の大学院生に
『キミ(筆者)は日本人だよね?中国式で鍼をするの?それともやっぱり日本式?』
なんて聞かれた時はこっちがビックリしちゃいました。

それくらい世界で鍼灸は一般的。
しかも国によってははっきりと『日本式(Japanese Style)』を認識してくれているんです。

そんなグローバルな日本鍼灸を
日本人であるみなさんが受けたことないなんてもったいなくないですか?

世界的にもトピックになりつつある日本鍼灸
これは一度体験しておかないと波に乗り遅れちゃうかもですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
知ってるようで意外と知らなかった鍼灸の世界。

鍼灸にも国籍があって、
なんとみなさんにバッチリ合った日本鍼灸
なんてものが存在していること。

安心安全、かつ技術は抜群で
世界的にもホットな日本鍼灸
少しでも気になっちゃった人は是非是非、お近くの鍼灸院へ

その扉は『ちょっと素敵な明日』への入り口です!
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