はじめに

年齢を重ねると男性・女性共に気になるのはポッコリお腹ではないでしょうか?
いくらダイエットや筋トレをしてもなかなか落ちないお腹の脂肪。
なかなかお腹の脂肪が落ちないのには、脂肪がつく原因が関係しているかもしれません。
ここでは、多くの方が気になるポッコリお腹の原因や脂肪の落とし方などをご紹介します。

お腹まわりに脂肪がつく原因って何?

ポッコリお腹の原因は、お腹まわりに脂肪が付いてしまうからです。
なぜお腹まわりにだけ脂肪が付いてしまうのでしょうか?
ここでは、お腹まわりに脂肪が付いてしまう原因について見てみましょう。

1、筋肉がたるむ

年齢や運動不足が原因で、もともと筋肉があった場所がたるんだり弱くなることによって、脂肪が付きやすくなったり入りやすくなったりするためお腹に脂肪が付いてしまいます。

2、内臓を守るため

お腹には、内臓を守るための骨がありません。骨がないということは、外からの衝撃で内臓を傷つけてしまう可能性があります。おなか周りに脂肪がつくのは、骨の代わりに内臓を守るためです。

3、女性ホルモンの減少

女性は、妊娠などによってホルモンバランスに変化が起こります。
特に、閉経後女性ホルモンが減少すると男性と同じく内臓脂肪がおなか周りにつきやすくなります。

4、年齢を重ねる

年齢を重ねると体を動かす機会が減ってしまいます。
また、若いころと違って食べ過ぎてしまうとカロリーを摂り過ぎてしまうため内臓脂肪が増えてしまいます。これらが原因でお腹まわりに脂肪がつきやすくなってしまいます。
特に、男性の方が年齢を重ねると内臓脂肪がつきやすくなってしまいます。

お腹の脂肪を落とすには有酸素運動が効果的?

お腹の脂肪を落とすには、ただ筋トレをして腹筋を鍛えれば言いわけではありません。
バランスのいい食事をして、有酸素運動をする必要があります。
ここでは、どんな有酸素運動をすればお腹の脂肪を落とすことができるのか見てみましょう。

ジョギングやウォーキング

急に運動をしても筋肉痛などになってしまう可能性があります。また、急な運動は脂肪燃焼しにくいため良くありません。

呼吸が乱れない程度の速さでジョギングをしたり、腰をひねりながらウォーキングするとお腹の脂肪を落とすことができます。

ストレッチ

タオルを両手で持ち、息を吸いながら背伸びをするように上にあげ、息を吐きながら下におろすとお腹の筋肉を使うことができます。

次にタオルの端を持ったまま足を開き、腕を前に突き出した状態で腕を左右に動かします。このとき、痛みを少し感じる程度に腕を動かすと効果的です。

シャドーボクシング

シャドーボクシングする際、左右の腕を前に突き出すようにパンチすることによって、腰をねじるためお腹まわりについた脂肪を効果的に落とすことができます。

お腹の脂肪を落とすための食事の仕方

お腹周りの脂肪を落とすための運動をしていても、カロリーなどを気にせず食べていては意味がありません。ここでは、お腹周りの脂肪を落とすための食事の仕方についてみてみましょう。

1、冷たい食べ物や飲み物を控える

冷たい食べ物や飲み物を摂ると、お腹まわりにある内臓を冷やさないようにしようと脂肪を蓄えやすくなってしまいます。

そのため、冷たいものは控えて温かい食べ物を食べたり、常温の水を飲んだり、ショウガなど体を温める食べ物を食べるようにします。

2、和食中心の食事をする

朝食や昼食は、日中活動するためしっかりと食べる必要があります。
しかし、洋食や中華ばかりだと脂質が多くなってしまうのでよくありません。

栄養バランスを考えて和食中心の食事をするようにしましょう。その際、納豆と卵を摂取できるように心がけましょう。

3、夕食は炭水化物を取らないようにする

夕食は、日中のように活動することがないので炭水化物を摂らないようにしましょう。
その代わり、たんぱく質やビタミン・ミネラルを摂ることができる食事をしましょう。

摂り入れたほうがいい食材は
・資質の少ない肉や魚
・海藻やキノコ類
・納豆やモロヘイヤなどねばねばした食材
・キムチやぬか漬けなど酵素が入った食品
・野菜

4、炭水化物を制限しすぎない

お腹周りの脂肪を落とすために炭水化物を取らないようにする方がいると思います。
しかし、体のエネルギー源になる炭水化物は、体の代謝を低下させる可能性があるのである程度食べるようにする必要があります。

炭水化物を制限するのではなく、夕食で食べないようにしたり、食べる量を減らすようにするといいでしょう。

5、タンパク質の量を増やす

タンパク質には、筋肉を作ったり、体の代謝を上げたりする効果があります。
このたんぱく質を、食事の際意識して取り入れると運動をして筋肉に変えたり、体の代謝をあげたりすることができます。

6、間食をする

1日の血糖値を安定させると脂肪をつきにくくさせることができます。
ただし、間食をする場合は1日の総摂取量を変えないようにしましょう。総摂取量を変えてしまうとカロリーオーバーになり死亡が増える原因になります。

間食におすすめの食材
・ナッツ類
・果物
・野菜ジュース
・ビーフジャーキーなど噛みごたえのある物
・無脂肪ヨーグルト         など

お腹の脂肪をつきにくくする簡単な方法

お腹まわりについてしまった脂肪を落とすことも大切ですが、脂肪がつかないようにすることも大事です。
運動などでも脂肪を付かないようにできますが、誰でも簡単に脂肪がつきにくくする方法があります。それは、食事の際の食べ方です。
ここでは、体に脂肪を付きにくくするための食べ方についてみていきましょう。

最初に野菜を食べる

脂っぽいものや糖分が多いものを最初に食べてしまうと、血中のブドウ糖が増えてしまい血糖値を急激に上げてしまいます。そうすると、エネルギーとして消費できなかったブドウ糖を脂肪として体内に溜めてしまいます。

最初に野菜を食べると、野菜に含まれる食物繊維によってブドウ糖の吸収を抑えることができます。それだけでなく、血糖値を急上昇させることもなく、野菜に含まれる食物繊維が脂肪分を巻き込んで排出することができます。

早食いをしないようにする

早食いをしても血糖値が上昇してしまいます。
野菜が少ない食事だと特に血糖値が上がってしまうので、ゆっくり食べるようにしましょう。

また、早食いをしないということはゆっくりよく噛んで食べることができるので、満腹感を得るだけでなく、消化酵素がたくさん出るため効率よく消化吸収をすることができます。消化吸収が良くなるということは、体内環境を良くするので便秘を解消することもできます。

まとめ

みなさん、いかがでしたか?
女性だけでなく、男性もポッコリお腹は気になるものです。
間違った方法で脂肪を落とそうとすると、逆に脂肪をつけることになったりします。
食事や運動など正しい方法で脂肪を落とし、ポッコリおなかを解消させましょう。

監修

・救急医、内科医 増田 陽子

・救急医、内科医 増田 陽子

専門分野 
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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