はじめに

ファッション雑誌やテレビで活躍しているモデルさんに憧れたことはありますか?
この質問には多くの女性が「ある」と答えるのではないでしょうか?

遺伝や体質もあるため、モデルさんと全く同じ体型になれるとは限りませんが、少しでも近づくことはできます。

今回は、そもそもモデル体型ってどんな体型なのか、モデル体型をつくる食事、エクササイズ、生活習慣について学びましょう!

モデル体型ってどんな体型?

モデル体型といわれると、どんな体型を頭に思い浮かべますか?

手足が細く、身体全体が細い女性を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

モデル体型といわれる体型にはいくつかのポイントがあります。
ここでは、モデル体型とはどのような体型なのか見てみましょう。

1、BMI数値が低い体型

BMI数値は、身長と体重から割り出すことが出来る、肥満度を表す体格指数のことです。

BMIの計算式は、「体重÷{身長×身長}」です。

モデル体型の目安は、このBMI数値が17~19である体型のことです。
ただし、この数値は世界によっても基準が違いますし、ただ痩せているからといってきれいなわけではありません。

数値以外のポイントも考慮してモデル体型かどうか判断されることが多いです。

2、肩甲骨の位置

背中にある肩甲骨の位置が正しい位置にあることがモデル体型の条件です。

肩甲骨の正しい位置とは、

・立った時に肩先が耳たぶの延長線上にある
・左右の肩甲骨が背骨の両サイドに平行で左右対照的な位置にあること

の二つです。

肩甲骨が正しい位置にある方は、背中の開く服を着た時きれいに見せることが出来ます。

3、身体のバランスが大事

BMI数値でもいったようにただ痩せているだけではモデル体型とは言われません。

痩せていることはもちろんですが、身体のすべてのバランスが整っている方が美しく見えます。

「身長」「スリーサイズ」「骨格」などすべてのバランスが整っている方をモデル体型といいます。

モデル体型を作る食事って?

体のバランスが良く、健康的で痩せているのがモデル体型です。

そんなモデル体型を作るためには、どんな食事をするのがいいのでしょうか?
ここでは、モデル体型を作るための食事についてご紹介します。

モデル体型を作るには「タンパク質」が大事

モデル体型になろうとする方は、サラダなどヘルシーな食事をすることが多いです。

しかし、いくらヘルシーだからといってサラダばかり食べていてはモデル体型を作ることは出来ません。

モデル体型を作るためには「タンパク質」を取ることが大切です。

タンパク質は、肌や髪・爪など体の様々な所に必要不可欠の栄養素です。また、筋トレやエクササイズするときにもタンパク質を摂ることで効果的に筋肉をつけることができます。

タンパク質は、さまざまな食材に含まれていますが、「肉」「魚」「卵」「乳製品」「大豆製品」に含まれるタンパク源をバランスよく摂ることで、身体を絞るだけではなく、健康な体も作ることが出来ます。

モデル体型を作るエクササイズとは?

モデル体型を作るためには、食事だけでなく運動も必要です。

筋肉をつけることで基礎代謝を上げ、痩せやすく太りにくい体を作ることがモデル体型への第一歩です。

それでは、どんな運動をすればモデル体型を作ることが出来るのか見ていきましょう。

激しい運動ではなく、毎日行える運動をする

筋肉を鍛えるとなると、激しい運動や筋トレを想像する方もいるのではないでしょうか?

しかし、運動する習慣がない方は初めから激しい運動をすると、ひどい筋肉痛になってしまい、毎日継続して運動することが出来ません。

筋肉を鍛えるためには、なによりも継続することが必要です。

そのため、最初はスクワットや腕立て伏せなど自宅でも行える筋トレを行い、その後ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を取り入れることで、脂肪を燃焼しながら筋肉をつけるようにしましょう。

また、運動をするときに水分を摂らない方も多いですが、水分を摂らずに運動すると老廃物を排出することが出来ず、脂肪が上手く燃焼しません。

水分を摂ることで老廃物を出し、脂肪燃焼させることが出来るので、ダイエット効果が得られます。

モデル体型を作るための生活習慣は?

日頃の生活習慣によって人のからだは作られます。

それでは、どんな生活習慣を改善すればモデル体型に近づけるのか見ていきましょう。

1、睡眠時間をちゃんと取る

社会人になると仕事などで睡眠時間が十分にとれない方も多いのではないでしょうか?

睡眠時間が少ないと、体調不良や肌荒れを起こしたりしてしまいます。

毎日6~7時間睡眠をとるようにし、なおかつ寝る前にスマホなどを見ないで睡眠の質を上げるように努めてください。

2、ストレスを溜めない

モデル体型になりたいからと食事などを気にし過ぎてストレスを溜めてしまっては意味がありません。

ストレスが溜まると、心だけでなく体にも不調が出てきます。
自分なりのストレス解消法を見つけ、ストレスが溜まらないようにしましょう。

3、食事は1日3食摂るようにする

モデル体型になろうとして、食事を1日2食や1食にする方がいますがそれでは体に必要な栄養を摂ることが出来ません。

体の為にはきちんと1日3食摂るようにし、食事内容を工夫するようにしましょう。

1日に必要なカロリーをオーバーしないようにし、身体に必要な栄養を摂ることで健康的な体を作ることが出来ます。

もし、カロリーオーバーしてしまったら、そのカロリー分の運動をするようにしましょう。

まとめ

モデル体型になるために、難しいことをする必要はありません。

きちんとした日常生活を積み重ねることがモデル体型に近づく方法なのです。

食事、エクササイズ、生活習慣をバランスよく改善し、憧れのモデルさんを目指しましょう!

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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