紫外線とは

太陽からの日差しは全て紫外線というわけではありません。太陽の日差しは赤外線と可視光線(目に見える電磁波)、紫外線に分けられます。
これらの違いは波長です。波長が短い方から紫外線、可視光線、赤外線の順です。紫外線とは、可視光線よりも波長が短く、赤外線やレントゲンなどに使われるX線より波長も長いもののことです。

紫外線の種類

紫外線は「UV-A」「UV-B」「UB-C」に分類できます。「UV-C」「UV-B」「UV-A」の順に波長が短くなり、波長が短いものほど、人の身体に影響しやすいとされています。つまり、紫外線の中で「UV-C」が最も身体に悪影響を及ぼすという事です。

以前はオゾン層が「UV-C」から私達を守ってくれていました。しかし、近年のオゾン層の破壊によって、「UV-C」が人体にまで届くようになってきています。

紫外線が多い時間帯

一般的に紫外線は、寒い冬の季節には少なく、夏の暑い時期に向かって増えていきます。特に、7月と8月は紫外線の最も多い時期といえます。

紫外線は太陽が顔を出すと同時に徐々に増えていき、お昼辺りで最も多く放出されます。正確には朝の9時前後から夕方の4時くらいまでが紫外線に要注意の時間帯です。
また、晴れている日に紫外線の量が多いのは当然ですが、曇りの日も油断してはいけません。空が雲に覆われている日でも、晴れている日の半分の量の紫外線が降り注いでいると思った方が良いでしょう。

紫外線の身体への影響

紫外線を浴び続けると、目や肌に多大な影響を及ぼします。では、具体的にどんな悪影響を及ぼすのでしょうか。

目への影響

紫外線が目に入り込んでしまうと、角膜に炎症を起こし、目の痛みや充血といった症状が現れます。
また、角膜から入った紫外線は水晶体に吸収される仕組みになっていますが、この紫外線がたんぱく質に変化すると水晶体が濁ってしまい、最悪の場合、白内障を引き起こします。

肌への影響

紫外線を肌に浴びてしまうとシミやソバカス、シワ、たるみの原因になります。また、紫外線を浴び続けると皮膚がんを発症する危険があります。

免疫力の低下

皮膚の表面には、「ランゲルハンス細胞」という、細菌やウイルスなどが入り込むと察知する細胞があります。私達の身体は「ランゲルハンス細胞」によって情報を探知し、免疫システムが作動する仕組みになっていますが、紫外線によりこの細胞が傷ついて正常に作動しなくなると、免疫機能が低下してしまいます。

効果的な紫外線対策

紫外線対策のポイントは、UVカットできるアイテムを使い、肌の露出を少なくする事です。

紫外線の多い時間帯に外出する場合は、UVカットをしてくれる日焼け止めを塗りましょう。日焼け止めはこまめに塗って、落ちてしまわないように注意してください。
また、日傘や帽子で紫外線を遮るという方法もあります。最近では、UVカットしてくれる衣服などのグッズが市販されていますので、それらを上手く使う事をおすすめします。目を守るためにはサングラスも欠かせません。

おわりに

紫外線の種類や多く出る時間帯、身体に与える影響、対策についてお伝えしました。日差しが強い日だけでなく、曇りの日や夏以外の季節でも、対策をしっかりする事をおすすめします。紫外線から目や肌を守って、快適に過ごしましょう。

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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