はじめに

みなさんは食べ物に気を使っている方もいるかもしれませんが、食べるタイミングについてはどのくらい考えられているでしょうか?

多くの芸能人の方も実践している言われる、18時以降は食べ物を口にしない食べない18時以降食べないダイエットがあります。
最近では、巷でもある一定の時間を超えたら食べないようにしている、という声も耳にするようになりました。

18時以降食べないだけでどのような効果が得られるのでしょうか?

ここでは、18時以降食べないダイエットの効果的な方法と注意点について詳しくご紹介していきます。

18時以降食べないダイエットって何?

「18時以降食べないダイエットって何だろう?」と思った方もいるのではないでしょうか?

じつは人間は食事を摂るタイミングによって、太りやすくなったり、脂肪がつきやすくなることがあります。

その理由は、食事をすることで血糖値が上昇するためと考えられています。日中は血糖値が上昇していても、体を動かすので血糖値を下げることができます。

しかし、夜は寝ていることが多く、血糖値が上がったままだと日中の様に活動しないので、太りやすく脂肪がつきやすくなる時間帯が発生することになります。

この脂肪がつきやすい時間というのが、「夜の10時から夜中の2時」になります。

そのために、この時間よりも前に、血糖値を正常に戻すためには、18時以降食事を控えることが求められているということです。

つまりこれが、18時以降食べないダイエットの仕組みです。
この仕組みを利用することで、体を健康に保ちながら、太りにくくするダイエット方法になります。

18時以降食べないダイエットの効果って?

18時以降食べないダイエットは、必ずしも即効性があるものではありません。

では、18時以降食べないダイエットにはどのような効果があるのでしょうか?
次に解説していきます。

1番の効果は、健康で太らない体づくり

「18時以降食べないダイエット」と聞いて、「すぐに痩せられる方法」なのでは?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実はそういうことではありません。

このダイエット方法は、非常にダイエットに効果的ではありますが、急激な痩せ方を目的とするものではありません。ただ、18時以降は食事を控えることで、健康的で太りにくい体を作るためのダイエット方法なので、継続することで成果を得やすくなります。

それでは、なぜこのダイエット方法が効果があるのでしょうか?

食事制限を行うダイエットでは、食事量を減らしすぎることで栄養不足になる可能性があります。このような状態になると、痩せることはできても体に必要な栄養を十分に摂取できず、健康に悪影響を与えたり、ストレスを感じやすくなったりすることがあります。そのため、リバウンドしやすくなってしまうこともあるのです。

そうなってしまっては、ただ痩せても意味がありません。

しかし、18時以降食べないダイエットは、食事量を減らすことなく、身体に必要な栄養を摂取することができます。また、ストレスを感じることも少ないため、健康的に脂肪を溜めこまず、太りにくい体を作ることができるので効果的なダイエットに向いているということです。
18時以降食べないダイエットの一番の効果は、健康で太りにくい体を作ることができるという点です。

18時以降食べないダイエットの効果的な方法

18時以降食べないダイエットは、他のダイエット方法と比べてとてもシンプルな方法です。

やり方は、18時以降食べないようにするだけです。

ですが、それだけでは得られる効果が少なくなってしまいます。
ここでは、18時以降食べないダイエットのより効果的な方法をご紹介いていきます。

1、夕食は控えめにする

18時以降食べないダイエットは、通常の食事をしても大丈夫です。

18時以降食べないダイエットは、通常の食事をすることができますが、より効果を高めるためには、朝食や昼食は通常通り食事をして、夕食は炭水化物やカロリーを抑え、野菜中心の食事量に調整していつもより抑えるようにしましょう。

ただし、18時以降食べられないからと言って、夕食を過剰に食べるのは逆効果となります。適切な量を食べることを心がけましょう。

2、カロリーや栄養バランスを考えた食事をする

18時以降食べないダイエットをする場合、夕食をしっかり食べておくことは大切です。

ただ、夕食で過剰なカロリーや栄養素を摂り過ぎると、効果が薄れてしまいます。
18時以降食べれないと考えると、お腹が減らないようにカロリーが高めなものを食べてしまうかもしれませんが、それではダイエットをする意味がありません。
そのため、夕食にはカロリーや栄養バランスを考慮した食事を心がけましょう。

例えば、野菜中心の料理や魚や豆腐などの蛋白質を含む食品を積極的に摂ることがおすすめです。
また、炭水化物の量を控えめにすることもポイントです。

18時以降食べないダイエットを成功させるためには、夕食時はカロリーや栄養バランスを考えた食事をするようにしましょう。

3、食後運動をする

夕食後はどうしても日中のように運動することが難しいものです。
そうすると、食べた物が消化吸収されにくくなってしまいます。

しかしながら、運動によって消化吸収が促進されるので、夕食後に食べた物が体に蓄積されにくくなります。
そのため、夕食後30分以内に運動をすると、ダイエット効果が期待できるのです。

夕食後30分以内に軽い運動やジョギング・ウォーキングをすると、ダイエット効果が期待できます。激しい運動をする必要はありません。無理のない範囲で継続して行うことが大切です。

18時以降食べないダイエットをするときの注意点

18時以降食べないダイエットにはいくつかの注意点があります。

それでは、どんなことに注意すればいいのか見ていきましょう。

1、夕食を食べる時間を決める

18時以降食べないダイエットを実践する上で、夕食を食べる時間をあらかじめ決めておくことはとても重要です。

特に、平日は仕事があるため、夕食を食べる時間がバラバラになってしまうことがあります。そうならないように、できるだけ決まった時間に夕食を食べるようにしましょう。

自宅にいるときは、時間を決めやすいですが、外食する場合などは、早めに食事を済ませるか、遅くなる場合は軽い食事を済ませるなど、工夫することも必要です。時間を決めることで、リズムを整えて健康的なダイエットを実践することができます。

2、食べることに集中し、たくさん噛むようにする

18時以降食べないダイエットを成功させるためには、夕食で満腹感を得られるようにする必要があります。

そのためには、食事中に他のことをせず、食べることに集中し、30分程かけてゆっくりと噛んで食べるようにしましょう。

また、食べ応えのある食材を選ぶと空腹感を感じにくくなります。
たとえば、こんにゃくなどを食べたり、1口につき30回は噛むように心掛けると良いでしょう。
また、夕食にはたんぱく質や野菜を豊富に摂取することで、満腹感が持続し、過剰な食べ過ぎを防ぐことができます。

3、寝る前に体を温める

夜寝つきが悪い人は、どうしても夜寝る前にお腹が空いてしまい、ついつい夜食を食べてしまう人もいるかもしれません。

そうならないためには、寝る1時間前にぬるま湯で半身浴をして体を温めるようにしましょう。
寝つきを良くすることで、余計な食欲などをコントロールすることができます。

ただし、熱いお湯は身体を温めすぎてしまい、逆効果となり眠りを妨げることもあるため適温を心がけるようにしましょう。

まとめ

18時以降食べないダイエットについて、ご理解いただけましたでしょうか?

このダイエットは、手軽にシンプルで特別な準備も必要なく、今日からでもすぐに始められるダイエット方法です。ただし、効果を得るためには注意点を守り、しっかりと実践する必要があります。

ただし、確実な効果を得るためには注意点を守り、しっかりと実践する必要があります。

健康的で太りにくい体を作るために、18時以降は食べないように心掛けて、食事の時間を決めたり、夕食は満腹感を得られるように食べること、寝る前には温かいお風呂に入るなどの工夫をしてみませんか?

18時以降食べないダイエットを実践してぜひ効果を実感してください。

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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