はじめに
ニキビは思春期だけのものではありません。
大人ニキビにはどのような対処が必要なのでしょうか?
今回は、大人ニキビにおすすめの美容液としてアクネケア美容液をご紹介します。
大人ニキビにはどのような対処が必要なのでしょうか?
今回は、大人ニキビにおすすめの美容液としてアクネケア美容液をご紹介します。
1.ニキビの定義・原因・分類
(1)ニキビの定義
ニキビは正確には尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)と言い、顔だけでなく、背中や胸などにも見られる炎症性の皮膚疾患です。ちなみに尋常とは普通を意味し、多くの人が思春期以降に一度はニキビを経験します。
(2)ニキビの原因
実はなぜニキビを発症するのかは、はっきりとは分かっていません。遺伝、ホルモンや代謝のアンバランス、胃腸や肝臓など消化器系のトラブル、精神的なものといった様々な要因が考えられています。
しかし、ニキビのある毛穴からアクネ菌(皮膚に存在する常在菌の一つ)が検出されることなどから、ニキビはアクネ菌・皮脂・古い角質・男性ホルモンがそれぞれ影響しあって発症するという考えが有力ではあります。ちなみに、女性であっても副腎という臓器から男性ホルモンが分泌されています。
しかし、ニキビのある毛穴からアクネ菌(皮膚に存在する常在菌の一つ)が検出されることなどから、ニキビはアクネ菌・皮脂・古い角質・男性ホルモンがそれぞれ影響しあって発症するという考えが有力ではあります。ちなみに、女性であっても副腎という臓器から男性ホルモンが分泌されています。
2.ニキビの分類
(1)年齢による分類
①思春期ニキビ
中学生や高校生など10代に発症するニキビのことを、思春期ニキビと呼ぶことがあります。思春期は皮脂の分泌量が活発になります。顔の中では、特に皮脂の分泌量が多い額や鼻といったTゾーンに起こりやすいです。
②大人ニキビ
20代以降に発症するニキビのことを吹き出物と呼ぶことがあります。したがって、思春期ニキビも吹き出物も同じ尋常性痤瘡ということになります。大人ニキビは、口の周囲やフェイスライン(顔の側面)といったUゾーンに起こりやすいのが特徴です。UゾーンはTゾーンに比べると通常は皮脂分泌量が少ないのですが、皮膚の乾燥(水分不足)を補うために過剰な皮脂を分泌してしまい、大人ニキビが発症することがあります。
中学生や高校生など10代に発症するニキビのことを、思春期ニキビと呼ぶことがあります。思春期は皮脂の分泌量が活発になります。顔の中では、特に皮脂の分泌量が多い額や鼻といったTゾーンに起こりやすいです。
②大人ニキビ
20代以降に発症するニキビのことを吹き出物と呼ぶことがあります。したがって、思春期ニキビも吹き出物も同じ尋常性痤瘡ということになります。大人ニキビは、口の周囲やフェイスライン(顔の側面)といったUゾーンに起こりやすいのが特徴です。UゾーンはTゾーンに比べると通常は皮脂分泌量が少ないのですが、皮膚の乾燥(水分不足)を補うために過剰な皮脂を分泌してしまい、大人ニキビが発症することがあります。
(2)色による分類
ニキビにもいくつかの色があります。これは進行度によって色が異なります。
①白ニキビ
初期のニキビは白色をしています。毛穴に皮脂や古い角質が詰まり混ざりあった状態です。わずかに腫れている程度で、痛みは伴いません。
②黒ニキビ
白ニキビよりも時間が経過した状態が黒ニキビです。皮脂の塊(コメドとも言います)が空気に触れて酸化することで黒くなります。黒ニキビはスキンケアを誤るとシミ(炎症後の色素沈着)になりやすいのが特徴です。
③赤ニキビ
アクネ菌が皮脂や古い角質を栄養としながら繁殖して炎症を起こすことがあります。つまり、赤ニキビは炎症を起こした状態です。腫れが目立ち、痛むことがあります。
④黄ニキビ
黄色ニキビは膿をもった状態です。黄色く見えるのは、炎症を鎮めるために血液中の白血球がアクネ菌と戦い、死骸となったためです。
①白ニキビ
初期のニキビは白色をしています。毛穴に皮脂や古い角質が詰まり混ざりあった状態です。わずかに腫れている程度で、痛みは伴いません。
②黒ニキビ
白ニキビよりも時間が経過した状態が黒ニキビです。皮脂の塊(コメドとも言います)が空気に触れて酸化することで黒くなります。黒ニキビはスキンケアを誤るとシミ(炎症後の色素沈着)になりやすいのが特徴です。
③赤ニキビ
アクネ菌が皮脂や古い角質を栄養としながら繁殖して炎症を起こすことがあります。つまり、赤ニキビは炎症を起こした状態です。腫れが目立ち、痛むことがあります。
④黄ニキビ
黄色ニキビは膿をもった状態です。黄色く見えるのは、炎症を鎮めるために血液中の白血球がアクネ菌と戦い、死骸となったためです。
3.アクネケア美容液の成分と効果
ここでは、大人ニキビの予防・改善に効果が期待できるアクネケア美容液の成分の一部について説明します。
(1)ビタミンCやビタミンC誘導体
【ビタミンCやビタミンC誘導体の効果】
ビタミンC(L―アスコルビン酸)には強い抗酸化作用があります。ニキビ予防という点では過剰な皮脂の分泌を抑制する、皮脂の酸化を防ぐという効果があります。また、できてしまったニキビに対しても、ニキビを鎮静化する、ニキビ後の色素沈着(ニキビ跡)を防ぐといった効果があります。
さらに、ニキビ予防以外にもビタミンCにはコラーゲンやセラミドの合成を助け、メラニンの生成を抑制するという働きがあります。そのため、しわ・たるみ、シミ・くすみ、乾燥、毛穴といった様々な肌の悩みを改善することが期待できます。
【ビタミンC誘導体の種類】
ただ、ビタミンCは紫外線や空気に弱く、水溶性の物質であることから、そのままの分子構造では肌に浸透しにくいというデメリットがあります。そのため、私たちの体にある酵素とビタミンCが反応することによって、効果を発揮できるように加工されたものがビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体にはいくつかの種類があります。
①水溶性ビタミンC誘導体
APS(リン酸スコルビルMg)やAPM(リン酸スコルビルNa)が該当します。即効性が高く、皮脂コントロール力にも優れています。
②油溶性ビタミンC誘導体
VCIP(テトラヘキシデカン酸アスコルビル)やパルミチン酸アスコルビルなどが該当します。水溶性ビタミンC誘導体に比べると、浸透性(角質バリアを通過しやすいため)や保湿性、持続性が高いです。
③両親媒性ビタミンC誘導体
水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンC誘導体のメリットを併せ持ち、新型ビタミンC誘導体や浸透型ビタミンと呼ばれることもあります。APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)やAPIS(イソステアリルアスコルビルリン酸2Na)などが該当します。
ビタミンC(L―アスコルビン酸)には強い抗酸化作用があります。ニキビ予防という点では過剰な皮脂の分泌を抑制する、皮脂の酸化を防ぐという効果があります。また、できてしまったニキビに対しても、ニキビを鎮静化する、ニキビ後の色素沈着(ニキビ跡)を防ぐといった効果があります。
さらに、ニキビ予防以外にもビタミンCにはコラーゲンやセラミドの合成を助け、メラニンの生成を抑制するという働きがあります。そのため、しわ・たるみ、シミ・くすみ、乾燥、毛穴といった様々な肌の悩みを改善することが期待できます。
【ビタミンC誘導体の種類】
ただ、ビタミンCは紫外線や空気に弱く、水溶性の物質であることから、そのままの分子構造では肌に浸透しにくいというデメリットがあります。そのため、私たちの体にある酵素とビタミンCが反応することによって、効果を発揮できるように加工されたものがビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体にはいくつかの種類があります。
①水溶性ビタミンC誘導体
APS(リン酸スコルビルMg)やAPM(リン酸スコルビルNa)が該当します。即効性が高く、皮脂コントロール力にも優れています。
②油溶性ビタミンC誘導体
VCIP(テトラヘキシデカン酸アスコルビル)やパルミチン酸アスコルビルなどが該当します。水溶性ビタミンC誘導体に比べると、浸透性(角質バリアを通過しやすいため)や保湿性、持続性が高いです。
③両親媒性ビタミンC誘導体
水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンC誘導体のメリットを併せ持ち、新型ビタミンC誘導体や浸透型ビタミンと呼ばれることもあります。APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)やAPIS(イソステアリルアスコルビルリン酸2Na)などが該当します。
(2)グリチルリチン酸ジカリウム・グリチルリチン酸ステアリル
グリチルリチン酸ジカリウムは植物由来の水溶性の成分で、強い消炎作用(赤みや腫れを抑える作用)があるため、赤ニキビや肌荒れがあるときに特に効果的です。主に化粧水や水溶性の美容液に配合されます。一方、グリチルリチン酸ステアリルは油溶性の成分で、グリチルリチン酸ジカリウムよりも高い抗炎症作用を持ちます。主にクリームに配合されます。
(3)アラントイン
アラントインにはグリチルリチン酸ジカリウムと同様に消炎作用がある他、細胞の増殖を促すことによって傷の修復を早めます。
(3)サリチル酸
サリチル酸は植物由来の成分です。抗菌・殺菌作用が高いため、アクネ菌の増殖を防いでニキビの発生を抑制することができます。また、角質を柔らかくする働きもあるため、毛穴詰まりを防いでくれます。
(4)プロビタミンB5(D-パンテノール)
プロビタミンB5は皮膚や髪に浸透しやすい成分です。保湿効果、抗炎症効果、肌の新陳代謝の高めるといった効果があります。そのため、肌のキメを整えながらニキビの予防や改善に効果を発揮します。
5)ビタミンE誘導体(トコフェロール酢酸エステル)
ビタミンEには抗酸化作用、血行促進作用があります。
4.大人ニキビとアクネケア美容液の選び方
口の周りやフェイスラインに沿ってできることの多い大人ニキビの場合は、肌の水分不足が原因となっていることがあります。そのため、殺菌効果や消炎効果のある美容液だけでなく、保湿成分(肌に潤いを与える成分)も配合されたアクネケア美容液を選択することをお勧めします。
5.大人ニキビにおすすめアクネケア美容液
では、大人ニキビには具体的にどのようなアクネケア美容液が良いのか、使い方と合せていくつかご紹介します。
(1)ビーグレンのCセラム(ビタミンC)
15mlで定価は5,076円です。不安定なビタミンC(アスコルビン酸)を独自の浸透技術(キューソーム)によって安定化させて、角質の奥まで浸透・持続させます。無色・透明な美容液で、刺激性はありません。肌につけると温かさを感じます。化粧水で肌を整えた後に使用します。
ニキビの予防や改善、ニキビ跡の軽減にも効果があるとされています。通信販売のみとなりますが、365日間返保証され、全国送料無料です。化粧水などを含めたお試しセット(1,944円)があります。また、年に4回(3月、6月、9月、12月)にセールを開催しており、最大で20%程度値引きされることもあります。
ニキビの予防や改善、ニキビ跡の軽減にも効果があるとされています。通信販売のみとなりますが、365日間返保証され、全国送料無料です。化粧水などを含めたお試しセット(1,944円)があります。また、年に4回(3月、6月、9月、12月)にセールを開催しており、最大で20%程度値引きされることもあります。
(2)シーボディのVCエッセンス(APIS)
医薬部外品です。その有効成分として、浸透型ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸2-グルコシド)やグリチルリチン酸ジカリウム、殺菌・抗菌作用のあるイソプロピルメチルフェノールが配合されています。その他にもビタミンEやビタミンA、プラセンタなど配合されています。美容液(8ml)に化粧水(20ml)とクリーム(14g)を加えたお試しセット(7日間)が1,000円で購入できます。
3)dプログラムのアクネケアエッセンス(グリチルリチン酸ジカリウム)
資生堂の商品で、ドラッグストアやスーパーなどでも購入可能な商品です。医薬部外品であり、有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウム、トラネキサム酸(美白効果、抗炎症作用あり)が配合されています。50mlで定価は4,320円です。
おわりに
大人ニキビは炎症だけではなくて、肌の乾燥も原因となっていました。
思春期ニキビと大人ニキビへの適切な対処法は違います。
今回ご紹介したアクネケア美容液で保湿対策をしつつ、適切な対処を行ってください。
大人ニキビにさよならしましょう!
思春期ニキビと大人ニキビへの適切な対処法は違います。
今回ご紹介したアクネケア美容液で保湿対策をしつつ、適切な対処を行ってください。
大人ニキビにさよならしましょう!
総合診療医
経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。
資格
医師免許
所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会