1. フォームローラー(ストレッチポール)

フォームローラーはストレッチポールとも呼ばれ、最近では、スポーツジムやピラティススタジオなどでよく見かけます。

素材は適度な反発力があるスポンジですので、痛みが少なく、手軽に使えます。
円形のものが主流ですが、半円形のものもあるので、ぐらぐらしてバランスをとりづらい方でも、安心してストレッチできます。
体に馴染むので、リラックスしながらストレッチできるのが特徴です。
体に当たる部分が支点になることで、自分の身ではできないストレッチも可能です。

使い方

フォームローラーが背骨と平行になるようにし、フォームローラーの上に仰向けで乗ります。両手を横に広げて深呼吸を繰り返すだけで、胸や背中などがストレッチでき、身体のリラックス効果があります。

他にも、太ももやふくらはぎなどをフォームローラーの上に乗せ、コロコロ転がすと、マッサージができます。
ストレッチやマッサージだけでなく、筋トレやバランストレーニングも行えるので、自宅にあると、便利なグッズです。
太ももや、背中など、広い面の部分に対するアプローチに向いています。

ストレッチボール

ストレッチをしていると、筋肉が緊張している部位、伸びにくい部位、疲れが溜まっている部位などを発見します。

このような部位には、ストレッチボールを使用して、ピンポイントで刺激を与えましょう。血流がさらに促され、ストレッチの効果が高まります。
ボールの適度な反発力で、深層の筋肉まで心地よい刺激を与えることができ、肩こりや腰痛の解消に役立ちます。

使い方

ストレッチボールをマットの上に置き、気になる部位に当て、体重を利用して刺激します。
身体を前後左右に動かし、周りの筋肉もほぐすことでマッサージ効果も得られます。

また、足裏でボールを踏んでコロコロ転がせば、足裏マッサージもできます。

ストレッチバンド

ストレッチバンドは伸縮性のある薄いゴムや、肌触りの良い優しい生地でできており、ストレッチを補助してくれます。

バンドの長さや強さを調整できるので、ストレッチしたい部位やご自身の柔軟性に合わせて適切なストレッチを行えます。
股関節や脚周りの筋肉をストレッチしていて、自分では物足りない方におすすめです。

使い方

足裏にストレッチバンドを引っかけて、開脚をしたり、長座体前屈をしたりして、股関節や脚周りの筋肉をストレッチします。

デスクワークを長く行う方は、腰痛や足の疲労を感じやすいので、ストレッチバンドを使うと、ほぐれやすくなります。
椅子に座って片足だけ前に出し、ストレッチバンドを引っかけます。その後、両手でストレッチバンドを持ち、背中を伸ばして前に倒れると、太もも裏側がストレッチされます。

また、肩幅と同じ長さでストレッチバンドを両手に持ち、バンザイするだけで背中のストレッチをすることもできます。

バランスボール

バランスボールは体幹の筋力やバランス感覚のトレーニングに使用されますが、ストレッチグッズとしても使用できます。

テレビ観たり本を読んだりしなから、バランスボールに座ってストレッチをすることができ、忙しい方でも継続して行えます。

バランスボールを使ったストレッチでは、転がすとストレッチの角度を調整できるので、ストレッチされる部位や強度を簡単に変えることができます。

使い方

バランスボールに乗って足を前に伸ばしたり、開脚して伸ばしたりするだけで、太ももやふくらはぎのストレッチができます。
このとき、殿部でバランスボールを少しバウンドさせると、ストレッチの強度が高まります。

また、バランスボールを手で押したり、足を乗せたりしてストレッチを行うこともできます。
バランスボールを床に置き、床に膝立ちになって、両手をバランスボールの上に置きます。そのまま、腕の間に頭を入れて肩甲骨周辺を伸ばしたり、お腹をバランスボールに乗せて背中を伸ばしたりしましょう。

ウェーブストレッチリング

ウェーブストレッチリングは、近年発売された歪んだ楕円形のリングです。人間工学に基づいて作成されたストレッチグッズで、骨盤を上から見たときと同じ形をしています。

マッサージ効果で筋肉をほぐし、ほぐれた筋肉をストレッチにて伸張することができます。

使い方

ウェーブストレッチリングは、手足に引っ掛けたり、上に乗ったりして使います。
仰向けで片方の足裏に引っかけて、リングを持って足裏を天井に向けるようにすることで、太もも裏側がストレッチされます。

他にも、ウェーブストレッチリングを床に置き、胸の高さの脊柱に当て、体重を利用して胸の筋肉をストレッチすることもできます。

姿勢改善をしたい人におすすめのストレッチグッズです。

おわりに

おすすめのストレッチグッズ5種類とその使い方をご紹介しました。

現在では、数多くの種類のストレッチグッズが販売されていますが、大切なのは、ストレッチを継続して行えることです。
楽しみながら継続してストレッチするためにも、便利なストレッチグッズを活用してみてください。

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

関連する記事

関連するキーワード

著者