はじめに

断食ダイエットは日数によってダイエット効果などが違ってきます。
断食する日数などは自分に合わせて行いましょう。
今回ご紹介する「5日間からの断食ダイエット」はなるべく早く本気で痩せたい方におすすめです。

本気で痩せたい場合は、5日間断食をしたり1週間断食をすれば確実にダイエット効果を得ることが出来ます。しかし、断食期間が長いということは注意しなければいけないことも当然増えます。

ここでは、本気で痩せたい方の為に「5日間からの断食ダイエット」についてご紹介していきます。

中期断食の効果ってどんなもの?

5日間からの断食ダイエットをすると痩せることはもちろんですが、それ以外にも体に良い影響が出てきます。その体に現れる効果とはどんなものなのでしょうか?
ここでは、5日間からの断食ダイエットをしたときの効果について見てみましょう。

1、ダイエット効果

他の断食ダイエットでも痩せることは出来ますが、短期間ではダイエット効果は少ないです。
断食ダイエットをすると、短期間で体重を落とすことができます。

2、便秘解消

断食ダイエット中は、食べ物を一切口にしないので胃腸などの消化機能を休めることが出来ます。すると、身体に溜まった老廃物などを全て排出出来るので、女性の悩みで多い便秘を解消することが出来ます。

3、免疫力が上がる

断食ダイエットをすると胃腸などの消化機能を休ませることが出来ます。
また、それだけではなく消化機能を休ませることが出来るので、自然と体のほかの機能が回復し、さらには免疫力向上にも繋がります。疲労感を感じやすかった方も感じにくくなったりしていきます。

4、肌がきれいになる

断食ダイエットをすると、消化機能を休ませることができます。
それにより、日常生活で溜まってしまった老廃物を体の外に出す効果を期待できます。
また老廃物が体の外に出ていくとニキビや肌荒れなどが改善され、美しい肌を作ることが出来ます。

5、味覚が変わる

5日間や1週間断食をするとその期間は食事を取りません。断食が終わると回復食を食べるようになるのですが、それも薄味から始めていくため、今までとは味覚が変わってきます。例えば甘いものを食べたくなくなったり、味の濃いものを食べたくなくなったりします。

6、精神的に落ち着くようになる

断食ダイエットすると、頭がすっきりし五感が冴えてきます。
また、断食前はイライラして精神的に落ち着かない感じでも、断食すると精神的に落ち着き、少しのことでイライラしなくなります。

中期断食のやり方は?

5日間からの断食ダイエットのやり方は、3日断食などと同じです。
「準備期間」「断食期間」「復食期間」の順に行ってください。
それぞれの期間どのように行っていけばいいのか注意点を踏まえてみていきましょう。

1、準備期間のやり方

準備期間は、1日~2日ほど取ってください。
急に断食を始めてしまうと体が慣れていないため失敗する原因にもなってしまいます。
準備期間中は3食食事して構いませんが、食べる量をいつもより減らすようにしましょう。
また、甘いものや脂っこいものを避けて和食中心のヘルシーな食事をすることで、徐々に断食できるような体になります。断食期間中もそうですが、準備期間中もアルコールを摂らないようにしましょう。

2、断食期間中のやり方

5日間断食や1週間断食によって断食する期間は変わってきます。
例えば5日間断食をする場合、準備期間を1日・2日取ったら2日目から5日間断食をするようにします。

断食期間中は食事を摂ることは出来ませんが、水分を摂ることは可能です。
グリーンスムージや酵素ドリンクなどを飲むことで、体に必要な栄養を補うことが出来ます。栄養を補わないと体調を崩してしまうので気をつけましょう。

また、1日1.5L~2Lを目安に水分を摂りましょう。
食事は摂取できませんが、体が脱水症状を起こさないように必ず水分は摂取しましょう。

それ以外にも日常生活を規則正しく送るよう心がけてください。
夜更かしなど日常生活を不規則に送ってしまうと体への負担が大きくなってしまいよくありません。

また、断食期間中は食事をしないため筋肉量が落ちてしまいます。
軽めの運動をして筋肉があまり落ちないように心がけることが必要です。例えば、ウォーキングなどの有酸素運動をすればダイエット効果を上げることもできますし、筋肉を維持することもできます。

3、復食期間

断食期間が終わったら復食期間に入ります。
5日間断食をしたら、同じ日数復食期間を設けてください。

復食期間中は、徐々に普通の食事に戻していきます。
重湯から初めて、徐々に普通の食事を取ってください。

また、急激に食べたりすると今まで動いていなかった胃腸がびっくりしてしまうので、腹八分目を目安に食べるようにしましょう。

そして、復食期間中も筋肉が落ちないように継続して運動をするようにしてください。
断食中と同様激しい運動は体の負担になるので、有酸素運動などの軽めの運動で十分です。

断食中の飲み物レシピをご紹介

断食中の飲み物は、水分を補給するだけでなく体に必要な栄養分を取るために大切です。
酵素ドリンクやジュースクレンズ・コブチャなどを飲むことで水分だけでなく栄養を摂ることが出来ます。ここでは、断食においてとても大切な飲み物のレシピをいくつかご紹介します。

1、腹持ちがいい。バナナニンジンジュース

【材料(コップ2杯分)】
・バナナ     1本
・にんじん    小1本
・豆乳      200㏄
・きなこ     大さじ1

【作り方】
1)にんじんは皮をむいて適当な大きさに切っておく。
2)ミキサーにバナナなどの材料を入れて混ぜます。

2、イチゴを使った酵素ドリンク

【材料(700ml分)】
・上白糖     700g
・イチゴ     400g
・レモン     240g

【作り方】
1)イチゴはへたを取り縦半分に切る。レモンは皮をむいて7mm幅の輪切りにする
2)材料がすべてはいるようなガラス瓶の中に、上白糖・イチゴ・レモンの順番で入れていきます。
3)朝・晩きれいな手でかき混ぜ発酵させます。
4)作る時期などによって違いますが、ブクブク小さい泡が出て、甘酸っぱい臭いが出たら完成。
この時アンモニア臭がしていたら腐っていますので、捨てるようにしましょう。
5)ソーダや水などに作った酵素ドリンクを入れて飲むようにします。

3、すぐにできる簡単レモネード

【材料(1杯分)】
・レモン       1個
・メープルシロップ  大さじ2
・水(お湯でも可)  350ml

【作り方】
1)レモン1個を絞り器などを使い搾ります。
2)レモンの搾り汁とメイプルシロップを入れて、水かお湯で割るようにします。

断食後の回復食について

断食後の復食期間は、回復食を摂取してください。
急にいつも通りの食事をしてしまうと、今まで休息していた胃腸がびっくりしてしまい体調を崩してしまうことがあります。

回復食で大事なのは、徐々に普通の食事に戻していくことです。
初めは重湯から始めていき、おかゆ・柔らかめのごはん・普通のごはんにしていきます。

おかずもおかゆを食べている時は梅干しなど胃腸に優しものを取るようにし、ご飯に変更したら、少しずつ副菜を入れていくようにします。ただし、脂っこいものは避けヘルシーなものをとるようにしましょう。

みそ汁などの汁物もおかゆになったら飲んでもいいですが、薄味から始めて徐々に普通の味に変えていってください。みそ汁の中の具材も初めは入れないようにし、徐々に具材を入れていくようにしてください。

断食後食欲があっても急激に食べてしまうと、胃腸への負担が大きくなり体調を崩してしまうことがあります。段階を踏んで普通の食事にすることが断食ダイエットを成功させるカギです。

まとめ

5日間からの断食ダイエットについて分かっていただけましたか?
他の断食ダイエットとは違い、断食する期間が長いのでダイエット効果を確実に得ることが出来ます。しかし、効果を得ることが出来ても注意しなければいけないことがたくさんあります。

無理にダイエットをして身体に負担をかけるくらいなら、5日断食と比べると効果は減りますが、3日断食などで安全に行うようにしましょう。

ただ、どうしても本気で痩せたい場合は断食する期間などをきちんと計画して行うようにしましょう。

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野 
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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