はじめに

あなたのカゼはどこから?
どこかで聞いたことのあるフレーズ。

これを聞かれると、なんとなく『あぁ、私はこれかな?』
なんてのが思い浮かぶはず。

それってなんで?
って考えたことございますでしょうか。

そう。これがアナタ自身の感覚で理解している『体質』です!

よく聞く言葉ではあるけど、
『体質とはそもそも・・・』なんて雄弁に語れる人は
相当マニアック。

けど、これって実は大事なカラダのサインを分類したもの。
『私、休みの日でもしっかり運動した方がカラダ楽なんだよね』
『えぇ?私はゆっくり休んだ方が楽だなぁ』

なんて会話の正体もやっぱりいくらかの分類がしっかりできているから。

今日はそんな東洋医学で見る体質分類についてのお話です。

東洋医学の体質分類って?

もともと東洋人てとっても分類好きな人種。
ABO式の血液型診断に始まり、

何年に一回か必ずはやる○○占いみたいな分類もその一つ。
みんな目の前にいるアナタがどんな人かを知りたいんですよね。

そんな分類好きに漏れず、東洋医学でも
体質分類はとっても大事な考え方の一つ!

と、なってくると、
『えぇ!?東洋医学ってそんな占いみたいなことを基に治療してるの!?』

なんて言われちゃいそうですが、そこはご安心を。
なんと言っても3000年も4000年も続いてる医学。

分類するにも取って来たデータのサンプル数が違います!
これだけのビッグデータをまとめた分類もなかなかないでしょう!

また、そのサンプルの取り方だって
『苦しんでいる目の前のアナタを何とかしてあげたい!』
という気概で取り続けたデータ。

現代医療統計学的な立ち位置から見れば『?』
な部分もでてきてしまうトコも多々ですが、

そこから半歩引いて、アナタのカラダの声に耳を傾ければ、
あれ?自分の体質を知ってから、ちょっと生活の工夫したら調子いいかも!

なんて未来は遠くないかもです!

そんな東洋医学的体質分類は大雑把にいって4つ!

ABO式もそうですし、
現代西洋医学の開祖と言っても過言でない
『医学の父』ヒポクラテスが唱えたのも四体液説。

4て実はちょうどいい数字なのかも!
けど、ヒトの体質をたった4つに分類しようなんてなんて大雑把!

と思われるアナタがいてもおかしくありません。
けどけど、そこもご安心あれ。

実はプロはもぉちょっと細かく分類してそれぞれ臨床に臨んでます!

けど、このたった4つをアナタが知っていることで、
アナタが日ごろの生活でできることの幅はグーンと広がります。

ぜひぜひ、ちょっと素敵な明日を迎えるために参考にしてみて下さい!
それでは参ります!

しっかりもののLiタイプ

まずは一つ目、『Liverタイプ』!
ちょっと長いのでLiタイプと致しましょう。

このタイプの人は
バリバリ働く姉御(兄貴)肌!

眼がキリっとしていて釣り眼気味。
頭は小さめで、肩幅広め、手先足先はちょっと小さめ

こんな外観ですが、
物事しっかり考えて、しばしば考えすぎはちゃうくらい。
自分にも厳しい分、時々それが外に漏れちゃうことがあって人に強要しちゃうことも。

これはこぉじゃなきゃ!
ってついつい考えちゃうあなたは現代社会のリーダー気質!

そんな感じでいつも頑張っちゃってるから、
肩こり、首コリは大親友。
目の疲れも取れないし、呼吸もちょっと浅め。

気が付くと爪が割れてたり、ハっと気づくとイライラしてる。

こんな感じに覚えのある人はLiタイプ!
何かと忙しい現代社会を生き抜くファイタータイプなアナタです!

おっとりさんのSタイプ

お次は『Spleenタイプ』の略でSタイプ!
Sタイプのアナタはチームに一人は必要、癒やし系愛されキャラのアナタです。

色白、ややぽちゃ、肌質最高。
丸いお顔がチャーミングだけど、腕や足が少し短いのがちょっとコンプレックス。

ちっちゃい頃からちょっとお腹が弱くで、
乗り物乗ると酔っちゃうことがしばしば。

湿気の多い日はちょっとダメかも、
少し貧血気味だったり、O脚がめだっちゃったり、
手も足も根っからの冷え症さんなアナタ。

性格は穏やかで、優しいけど、ちょっと優柔不断で、
質問されるとついつい『えーと、えーと、、』と口走っちゃう。

こんなあなたは、生来のおっとりさん。
夜は間接照明にアロマを炊いて、ゆっくり足湯でハーブティ。

えぇ?なにそれ?最高なんですけど!なんて思ったあなたはSタイプ。

ちょっと気分屋Luタイプ

3つめは『Lungタイプ』を略してLuタイプ。

アナタの風邪は鼻から!
気分屋だけどオーラはばっちり、カリスマタイプがLuタイプ!

スラっと背が高くて手足も長い!
胸板は薄くて、乾燥嫌い。だからお肌には気を使ってます。
こんなモデル体型のアナタが気になるコトはちょっと毛深いところ。

カラダを動かしてないと気持ちが悪くて、
時には大きな声でストレス発散!そんな発散と解消が大好き。

少し気分屋さんだけど、いざという時はよく動く。
つまり、〆切ギリギリまで動かない!

ちっちゃい頃から風邪を引きやすくてお鼻はグズグズ、
刺激物は好きなのに弱いから、お酒や冷たいモノを飲んだ次の日はお腹グルグル。

時々、ちょっと悲観的になっちゃったりして、
カラオケでバラードばっか歌って同僚にツッコまれたりもしちゃうけど、

やる時はオーラ全快、ヒトを引きつけます!
そんなあなたはLuタイプ!

年下キャラのKタイプ

最後に残るは『Kidneyタイプ』を略してKタイプ!

Kタイプのあなたは
ちょっとビビりだけど、みんなの可愛い弟(妹)分。

もともと色黒で、顔の掘りがちょっと深め、背の順はいっつも前の方で
夕方になるとどうしても足がむくんできちゃう下半身太りが悩みの種。

冬の寒さが大敵で、手も足も全然温まらない!

おっきい音がすると『キャ!』と声をだしちゃったり
ついつい『まじっすか!?』と言いがちなアナタ。

疲れてくると腰が痛くなってきたり、ちょっと耳の聞こえが悪くなっちゃったり。
髪がボサボサになってきちゃうとこも悩みどころ。

街にでると、ついついキョロキョロおのぼりさん。
なんでもかんでも気になっちゃう。

そんなあなたのちょっと子供っぽいところがみんなにヒット!

これがKタイプ。

まとめ

いかがでしたでしょう?
これらが東洋医学で言う4タイプの体質分類!

アナタは何タイプでした?

もちろん、ヒトはそれぞれ、個性もそれぞれ、
みんな違ってみんないいが、東洋医学の根本ですので、

全部が全部『バチッ』とはまるのは稀なこと。

けど、言われてみるとこれが多いからこのタイプなのかなぁ。
で、生活を工夫してもらうと、

きっと素敵な何かに気づくはず!

え?タイプがわかっても生活の工夫の仕方がわからない?
それはまたこれからのお話し。

アナタがアナタのタイプをわかった上で、
日常生活を送って頂くと、そこには新たな発見が!

大事なのはアナタのことをアナタ自身が理解していること。
これが出来れば健康って目の前にあるものなんですよね。

さぁ、それでは最後にもう一度、
アナタは何タイプでしたか?

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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