はじめに

デトックスウォーターは果物や野菜の香りと味を楽しめる、おしゃれな飲み物として知られています。見た目もよく、さらにダイエットも叶えてくれるという女性にとって嬉しい飲み物なのです。今回は、デトックスウォーターの効果、作り方、飲み方などをご紹介します。

デトックスウォーターとは

デトックスウォーターとは、水や炭酸水に果物、野菜やハーブなどを入れて作った飲み物のことです。毎日飲んでいるミネラルウォーターなどに自分の悩みを解消できる効能を持つ野菜、果物を水に漬けるだけで作ることができます。さらに、砂糖、甘味料は一切使わないので、野菜と果物本来の味を楽しむことができます。

水に漬けておくことで食材に含まれている酵素や、栄養素が水に溶けだしていきます。デトックスウォーターを飲むと、水分補給と同時に酵素、ビタミン、ミネラル補給もできるのです。
さらに、体内の老廃物を排出する効果もあります。

デトックスウォーターのダイエット効果

デトックスウォーターの効果で一番大きいものは、体内に溜まった老廃物を排出させる効果です。

普通の味気ない水を飲むのが苦手な方もいるのではないでしょうか?しかし、そんな方でもフルーツや野菜を入れた水であれば、無理なく水分を摂取できるでしょう。

デトックスウォーターは水の中に食物繊維が溶け出しているので、飲むことで腸のぜん動運動が活発になります。そのため便が柔らかくなり、自然な排便が促されます。

老廃物が排出されることで内臓の動きも活発化し、同時に新陳代謝が良くなります。その結果、脂肪燃焼の効率が良くなり、ダイエットができるのです。

それから、冷たい水を飲むことで体が冷えてしまいます。そうすると、人間の体はその冷えた体を温めて元に戻そうと、蓄えた脂肪を燃やして体温を上げようとします。その結果、基礎代謝が上がって脂肪が燃えやすくなるのです。

デトックスウォーターの作り方

デトックスウォーターを作るときに用意するものは、主に容器と水、それから入れる食材の3つのみです。

まず、好きな果物や野菜、ハーブなどを適当な大きさに切って容器に入れます。次に、冷たい水や炭酸水を入れます。野菜と果物の組み合わせは自由です。数種類の野菜を入れるとより効果があります。

入れる水は、水道水でもOKですが、できれば浄水器を使った水が良いでしょう。もしくは、お店で売っているミネラルウォーター、炭酸水を使います。特に炭酸水は効果が表れやすいですのでおすすめです。

そして最後は冷蔵庫に入れて4時間以上冷やせば完成です。ちなみに、食材を皮ごとそのまま使う場合は、無農薬のものを使いましょう。

出来上がるまでに数時間かかるので、作り置きをしておくと良いです。

1回材料を入れると、2~3回程度は水を入れ替えながら飲むことができます。ただし、24時間以内には飲みきりましょう。果物や野菜から出るビタミンやミネラルの量、香りなどが少なくなったら中身を捨て、また新しいデトックスウォーターを作ります。

デトックスウォーターの飲み方

正しい飲み方をご紹介します。
デトックスウォーターは自分の体重×30mlを1日に6~8回に分けて飲むと効果が出やすいと言われています。効果を早く実感するために一度に大量の水を飲みすぎるのはNGです。なぜかというと、体内で作用せずに体外にそのまま排出されてしまうからです。それ以外に、飲み過ぎによって下痢になったり、腹痛、さらには腎臓への負担も大きくなるので注意しましょう。

そして、柑橘系やキウイ、きゅうりは紫外線の吸収率を高めるので、夏場に外出する際などは控えた方が無難です。

飲むタイミングは、喉の渇きを感じる前にしましょう。ほかには、起床後、就寝前がよいでしょう。睡眠中というのは、想像以上に多くの水分が失われています。そのため、就寝前にデトックスウォーターを飲んで、水分補給をしっかりし、朝起きぬけに再び水分補給をするのです。そうすることで、体内の水分不足解消にもなり、血行不良を改善できます。結果としてデトックス効果を得ることができます。

まとめ

今回は、デトックスウォーターの効果、作り方、飲み方などをご紹介しました。美容効果、ダイエット効果の二つを併せ持ち、少しの材料で気軽に作れる飲み物です。あなたも今日からデトックスウォーターでダイエットにチャレンジしてみましょう!

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野 
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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