はじめに

デリケートゾーンのお手入れは人に聞きにくく、どうすればよいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

今回はそんなデリケートゾーンの脱毛やケアのやり方をご紹介します。

デリケートゾーンのお手入れ、してますか?

女性にとって、デリケートゾーンの悩みはつきないのではないでしょうか?ニオイやムレ、ムダ毛処理に黒ずみなど、美容面だけでなく衛生面でも問題になります。その悩みの原因の多くは、デリケートゾーンのムダ毛が原因で起こっています。みなさんはデリケートゾーンのムダ毛対策、どのように行っていますか?

剃る・抜く・クリームやワックス、それにサロンやクリニックなどでの脱毛。
デリケートゾーンのムダ毛には、ケアの方法がたくさんあります。

約半数が「何もしない」!!

デリケートゾーンのお手入れに関するアンケート調査を見ると、約半数がデリケートゾーンのムダ毛のお手入れを行っていないことがわかりました。その理由は「こわいから」「自分でやると不自然な形になるから」「肌が荒れるから」などが目立ちます。とっても敏感な場所だけに、セルフケアに対する不安は大きいようです。

自己処理がほとんど

デリケートゾーンのムダ毛を処理している人でも、その大半がセルフケアで済ませていることがわかりました。
方法は、
・カミソリなどで剃る
・ピンセットで抜く
・除毛クリームやワックスなどを使用
・家庭用脱毛器を使用
がほとんどです。

その他の約2割程度の人が、サロンやクリニックで脱毛を受けているとの回答でした。
自己処理ではトラブルが起こる可能性があります。手間や時間がかかるだけでなく、黒ずみやブツブツ毛穴、傷や感染症などのトラブルの恐れがあるのです。サロンやクリニックでのケアを行っている人はこういったトラブルを回避するためにセルフケアではなく専門家に頼っているようです。

デリケートゾーンのvio脱毛とは

脱毛の広告などでよく目にするのがVIOという表現。
そもそもVIOとは何でしょうか?

VIO脱毛ってなに?

VIOとは、Vライン・Iライン・Oラインの3つをまとめて表現したものです。

Vラインとは、いわゆるビキニラインのこと。水着などを着た時のそけい部、脚の付け根の部分がそうです。

Iラインとは、性器周辺の「お股」の部分です。Vラインとお尻の間のムダ毛がちょうどIの字のようにみえることからそう呼ばれています。

Oラインとは、お尻の穴の周辺のこと。自分ではなかなか気が付きませんが、女性であっても意外とムダ毛のある場所なんです。

特にIラインとOラインに関しては、自己処理が難しい場所です。間違って傷つけてしまったり、自分ではキレイにお手入れできなかったり。Vラインも、皮膚が薄く肌の色も白いため、セルフケアではなかなかきれいに仕上げることができません。VIO脱毛がセットで行われることが多いのは、このような理由からなのです。

デリケートゾーン脱毛のメリット

自分ではなかなかうまくお手入れできないのがVIOのデリケートゾーンです。

それでは専門家によるデリケートゾーンの脱毛を行うと、どのようなメリットがあると思いますか?

美容的なメリット

まず第一に、見た目のキレイさが上げられます。剃る・抜くといったセルフケアでは、どうしても毛穴のブツブツや肌の黒ずみなどが起こりやすいもの。脱毛によって毛根からムダ毛がなくなることで、これらのトラブルとも無縁になれるというわけです。

衛生面でのメリット

ムダ毛があることで、ムレやニオイ、かぶれの原因になります。脱毛をすると生理中や排泄後なども清潔な状態を保つことができます。

さらに、自己処理による細菌感染などのリスクもなくなります。身だしなみという観点からも、デリケートゾーンの脱毛はメリットがたくさんあります。

将来の介護を見越して、中高年の方たちからも注目を集めるようになってきたのがVIO脱毛なのです。ムダ毛がなければオムツ着用していても後処理が簡単です。

時間や手間がなくなる

ムダ毛のお手入れは時間を必要とします。おそらく週に2~3回程度は必要になるからです。1回の時間も15~30分程度はかかってしまう方が大半でしょう。

脱毛をするとこういった手間を省くことができるのです。

家庭用脱毛器でのデリケートゾーン脱毛

デリケートゾーンをほかの人に見せるのは抵抗がある方が多いのではないでしょうか?そんなときは家庭用脱毛器の力を借りるのもひとつです。自宅で時間も人の目も気にせず脱毛ができるのは、家庭用脱毛器ならではの利点です。

家庭用脱毛器には大きく分けて2つのタイプが存在します。
それぞれの特徴を紹介しましょう。

引っ張って抜くタイプ

ローラーの先端にムダ毛を挟み、回転する力を利用して脱毛する機会がこのタイプ。たくさんのピンセットが一度に毛を引っ張って抜いていくと考えるとイメージしやすいです。

基本的には力で無理やり引っ張って抜くので、痛みを伴います。さらに、正しく肌にあてることができないと、皮膚も挟み込んでしまう危険があります。しかも、毛根自体にはなんらダメージを与えることはできないので、当然また生えてきてしまいます。ムダ毛と一緒に皮下組織も引っ張られてしまうため、繰り返し使用していると毛穴が鳥肌のように盛り上がってきてしまうこともあります。

ウデやワキならまだしも、デリケートゾーンに使用するには、製品を吟味し、デリケートゾーンにも使用が可能かを確認しなければ大変危険です。

メリットとしては、
・脱毛器の価格が安めであること
・剃るよりもキレイな仕上がりが期待できること
があげられます。

光を照射して毛根にダメージを与えるタイプ

こちらは、エステサロンなどで使用されている光脱毛器を家庭向けにコンパクトにしたものです。引っ張って抜くタイプと比べると、痛みも少なく、徐々にムダ毛が生えてくるのを抑制してくれる効果も持っています。

しかし、サロンなどの業務用マシンと比べるとパワーが弱いことは否定できません。ただし、根気強く照射を続けることで、サロンと同等の効果が期待できます。デメリットとしては、脱毛器そのものの価格が高いことが挙げられます。

サロンでのデリケートゾーン脱毛

脱毛を行っているエステサロンの数は近年急増しています。サロンで受けることができる脱毛は、前述した光脱毛です。家庭用とは違って、出力も十分高くなっています。

VIOの脱毛をサロンで行う場合、痛みはあるのでしょうか?
一般的にサロンでの脱毛は「輪ゴムではじかれたような痛み」と表現されます。ですが、ほとんどは痛みよりも「熱」を感じる場合がほとんど。デリケートゾーンは体の中でも敏感なパーツですが、少なくともピンセットで抜くことに比べればはるかに痛みの程度は軽いです。

デリケートゾーンの黒ずみケア

ムダ毛と並んで気になるのが、デリケートゾーンの黒ずみ。特にパートナーとのスキンシップでは、自分のデリケートゾーンの色がとても心配になる方もいることでしょう。

黒ずみは「ある」のが普通

一般的に、色素沈着は誰にでもあるもの。自分が思っているほど気にする必要はありません。黒ずみは、メラニン色素が原因で起こります。日焼けなどで黒くなるのも、メラニン色素の働きによるもの。メラニン色素は、私たちの肌を刺激やダメージから守ってくれているのです。

ですが、これ以上の黒ずみを防ぎたい場合、重要なのがムダ毛処理の方法と下着の素材です。

黒ずみの予防・改善法は?

黒ずみの予防や改善には、肌への刺激を少なくすることが一番です。

・刺激が少なく通気性の良い下着を着用すること
・デリケートゾーンのセルフケアで必要以上に刺激を与えないこと
この2点がとても重要です。

そしてもうひとつ。意外と忘れられがちなのが保湿です。肌のバリア機能を高めるためには、水分と油分を十分に与えてあげることが欠かせません。顔と同様に、デリケートゾーンもスキンケアを行ってください。

そして、最後に肌のターンオーバーを促すことも大切です。そのためには、規則的な生活と十分な睡眠、そして良質なビタミンとタンパク質の摂取を心掛けましょう。これは、デリケートゾーンの黒ずみだけでなく、全身をきれいにしてくれる効果もあります。

専門家に脱毛してもらうのがベスト!

デリケートゾーンの脱毛やケアについて理解していただけたでしょうか?

自分でできるセルフケアはメリットもありますが、正しい方法で行わなければかえって辛く危険なこともご理解いただけたことと思います。

ニオイや肌トラブルなどを避けるためにも、デリケートゾーンにはムダ毛がないことが望まれます。そして脱毛は脱毛に関する正しい知識を持ったプロにお任せするのが無難です。

エステサロンやクリニックなど、専門家による脱毛が受けられるところは多くあります。
確実で安全なプロの脱毛を受けてみませんか?

終わりに

今回はデリケートゾーンやケアについて紹介しました
なかなか人には聞きづらいため、悩まれている方も多かったのではないでしょうか。
本記事を参考にサロンやクリニックなどで受診されてはいかがでしょうか?

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野 
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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