はじめに

クレンジングには数多くの種類がありますが、好みなどを基準に選んでいる方もいるかと思います。乾燥や肌荒れが気になっている方は、使用しているクレンジング剤が合っていない可能性も考えられます。肌にトラブルがある方は、クレンジング剤を変えてみるのも良いでしょう。ここでは、クレンジングミルクについてまとめました。

クレンジングミルクとは

滑らかな使い心地が特徴のクレンジングミルクは、肌が弱い方に最適なクレンジング剤です。肌にスーッと伸びて力を入れずにメイクなどの汚れを落とすことができます。ナチュラルメイクなら簡単に落とすことができますが、アイメイクやマスカラなどをつけるしっかりメイク派の方は、専用のクレンジング剤を使用しないと落ちないことがあります。

クレンジングミルクには、精製水や乳化剤、少量の界面活性剤などが配合されています。ジェル状などに比べて界面活性剤の配合量が少ないので比較的、低刺激のクレンジング剤です。洗った後もしっとり感が実感できます。

肌が乾燥しやすい方、敏感肌の方にはかなりおすすめのクレンジング剤です。

クレンジングミルクの魅力

肌に優しいタイプのクレンジング剤で、伸びが良く肌との摩擦や刺激が少なく肌への負担が軽減されます。潤いを保ちながらメイクや汚れなどを落としてくれるので、肌が敏感な方や肌がカサカサになりがちな乾燥肌の方に最適です。

ジェルタイプやオイルタイプのクレンジング剤には、界面活性剤が多く含まれていますが、界面活性剤の成分は皮脂を過剰に洗い流してしまう作用があるので、乾燥肌に傾いてしまうことがあります。クレンジングミルクは配合されている界面活性剤の量が少ないので、肌に優しい使い心地が魅力のクレンジング剤です。

クレンジングミルクの使い方

肌に優しいクレンジングミルクタイプの効果を十分に発揮するためにも使い方を紹介します。正しい方法を知って美肌を手に入れましょう。

ステップ1 手洗い

クレンジングを行う前の基本的な作業です。クレンジング剤をつける前に手を流水などで洗い清潔にしてからクレンジング剤をつけます。

ステップ2 クレンジング剤の量

クレンジング剤の量は500円玉大くらいの量を手に取ります。ポンプ式なら約4~5プッシュを目安にすると良いでしょう。

ステップ3 専用のクレンジング剤でポイントメイク落とす

クレンジングミルクは、界面活性剤の量が少ないので、濃いめのアイメイクなどは落ちないことがあります。あらかじめポイントメイクを落としてからクレンジングミルクで落とすようにします。

ステップ4 クレンジングミルクを乾いた手に取る

ジェル状のクレンジング剤濡れた手でも大丈夫ですが、クレンジングミルクの場合は、手を乾かしてから取るようにします。手に取ったら温まるまでしばらく待ちます。

温めることにより皮脂やメイク汚れなどを取り除いてくれます。手が濡れていると洗浄力が更に低下してしまうことがあります。

ステップ5 洗う順番

クレンジングをするときは、鼻やおでこのTゾーンから始めて頬、あごなどに広げていきます。力を入れずに円を描くように落とすと良いでしょう。

ステップ5 すすぎ

すすぎはぬるま湯でクレンジング剤が残らないようにしっかり落とします。すすぎ残しは痒みや発疹など肌トラブルの原因になるので35℃くらいの温めのお湯でしっかりすすぐようにしてください。

おわりに

クレンジングミルクは肌に優しく敏感肌や乾燥肌の方に最適です。しっとりとした使用感で摩擦が少ないので肌に負担をかけることなく、汚れを除去することができます。保湿成分を配合したクレンジングミルクもあるので、自分に合ったクレンジング剤を探すようにしましょう。

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

関連する記事

関連するキーワード

著者