はじめに

ダイエットをしようと意気込んでも、なかなか続かないという人も多いのではないでしょうか。
「お腹が空いたからたくさんご飯を食べたい」
「おしゃれなカフェに行って、甘いケーキを食べたい」
しかし、それを我慢して無理な食事制限をすることによって、ダイエットに逆効果となってしまうことも多いのも事実です。
そこで今回は無理せず出来るダイエット方について紹介します。

ダイエットを長続きさせるためには?

頑張り過ぎは禁物!『1ヶ月に10kg痩せる』といった無理な目標をたてたとしても、逆に栄養不足に陥り、体の他の部分の調子が悪くなることがあります。食事制限の反動で急激な食欲を欲して、食べられる時にたくさん食べてしまうこともあるでしょう。夜寝る前にお腹がすきすぎて眠れない、と悩まされる人もいます。

つまり、あまりストイックになって無理をしすぎず、限度を超えないように管理する必要があるということです。

栄養を十分に摂らないことは、脳にもダメージを与えて集中力を低下させる原因となります。ボーっとすることが多くなり、動くのも億劫になります。眠っているのが一番楽だと感じることさえあるでしょう。すると、仕事などをこなすやる気がなくなり、何をするのもめんどうに感じるという悪循環に陥ってしまいます。

そのため、自分に合ったダイエット方法でストレスを少なく取り組むこと、適度にリフレッシュして脳を休ませてあげることが大切だと言えるでしょう。

長期ダイエットの落とし穴!長期的な評価をして乗り切ろう!

毎日の忙しさやストレスを考えても、毎日完璧にダイエットをこなすのは大変なことです。長期ダイエットが挫折しやすいと言われている理由としては、さまざまな理由で決められたダイエット方法を実践できない日があった時、罪悪感を感じて辞めてしまう傾向にあるからです。

しかし、接待で飲みに行かなければならなかったり、忙しくて自炊する時間ができなかったりすることも多いので「仕方ない」と自分を認めてあげることも必要です。

これを防止するのに大切なことは、1日単位でダイエットを評価しないことです。例えば1週間単位で考えれば、1日出来ない日があったとしても他の日でその分頑張れば良いのです。

長期ダイエットはとにかく『続けること』が大切です。途中で辞めてしまったら、今までの努力が無駄になってしまいます。時にはこうやって寛大にご自身を認めてあげる心も、大切なのではないでしょうか。

長期ダイエットは、バランスの良い食事と適度な運動が鍵!

長期ダイエットにおすすめの方法としては、大きく分けて2つあります。

1つ目は食生活をしっかりと見直すことです。「炭水化物を減らせば良い」とよく言われますが、炭水化物は活動する際のエネルギー源となるため、不足するとエネルギー不足に陥ってしまいます。特に、昼に仕事をしている時間帯は、エネルギーを必要とする他、脳を活発に働かせるためには炭水化物の摂取が必要不可欠なのです。

そのため、朝・昼はむしろ炭水化物を適度に摂ることをおすすめします。もし、減らすならば夜の時間帯!夜ご飯は昼と異なり消化する時間が少ないため、エネルギー源はカロリーとして体内に蓄積してしまいます。夜に炭水化物の少ない食事を心がけることによって、長期的なダイエットに繋がっていきます。

夕ご飯の時間帯もポイントで、なるべく就寝3時間前には食べ終わるようにします。理想的なのは20時頃までに食事を終わらせていることですが、仕事の都合で難しい方は無理をしないことが大切です。常に腹八分目を心がけて、食事を抜いたりせず、よく噛んで食事することを心がけましょう!咀嚼することで満腹感が増すという効果があります。

2つ目は適度な運動を習慣づけることです。運動には時間をかけて体内に酸素を取り入れる『有酸素運動』と短期的に強い力を必要とする『無酸素運動』があります。

有酸素運動は負荷は少ないものの、1回のトレーニングは20分以上、出来るだけ習慣的に行なうことで効果を発揮します。例としてはウォーキング・水泳・縄跳びなどを指します。逆に無酸素運動は強い力を必要とするので、長時間は続けられません。例としては筋肉トレーニングがこれに当たります。トレーニングも週に2回から3回程度でも効果が見られるので、ご自身のペースで無理のないように行ないましょう!

長期ダイエットのメリット・デメリット

長期ダイエットのメリットとしては、無理なく実践できるのが大きいでしょう。私生活が忙しくてついメニュー通りこなせなくても、長期的なスパンで見ることができるので調整がききます。また、ダイエットに関わらず習慣化させることによって、リバウンドを防ぐこともできます。マイペースな方や仕事が忙しい方にはピッタリのダイエット方法と言えますね。

一方、長期ダイエットのデメリットとしては、挫折してしまう方が多いことです。習慣化してしまう方は良いのですが、必ずや訪れる停滞期などで思うように体重が落ちないと、辞めてしまう方も多いのです。モチベーションを持ち続けるのも難しいかもしれません。

これを防止する方法としては、自分のためのご褒美を用意したり、長期ダイエットを更に細かく考えて小さな目標を立てて生活したりすることです。「何かを達成した」と思えれば人間、誰しも嬉しい気分になります。自分を奮い立たせる工夫が必要です。

まとめ

長期ダイエットについて身近に感じることができたでしょうか。

長期ダイエットは、捉え方によっては手軽に取り組める方法でもあるのです。人によって合う・合わない…と個人差はありますが、合う方には取り組みやすいとも言えます。今まで試したことがなかったり、短期ダイエットで失敗してしまったりした方は、是非一度試してみてはいかがでしょうか?

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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