はじめに

夏場のお肌の悩みといえば汗でべたつくなど、乾燥とは縁遠く思えるので、つい乾燥対策を怠っている方も多いのではないでしょうか?

しかし、実は夏場こそ乾燥ケアが大切なのです!

夏に乾燥対策を行わないとシミ、毛穴のトラブルが発生することもあります。皮脂や汗などの関係で、肌が潤っているように見えますが、実は肌の内部まで潤っているわけではないのです。

そのため夏であっても、保湿を行うことが必要です。

今回は、乾燥肌の原因、保湿クリームの選び方、NGな保湿クリームの塗り方についてご紹介します。

乾燥肌の原因

乾燥肌の原因のひとつとして、クレンジングや洗顔料で必要な皮脂まで洗い流してしまっていることがあげられます。

朝も夜も洗顔料を使ってごしごしと顔を洗っている方は、乾燥肌になりやすいので要注意です。

洗顔料を使用するのは夜のみにする、朝はぬるま湯のみで洗うなど乾燥しないように工夫をしましょう。

また、乾燥、エアコンの使用時も肌が急激に乾燥します。そんなときは、加湿器を使用して肌の乾燥を防ぐと良いでしょう。

加湿器を使うことで、湿度を適切にコントロールできます。適切な湿度は60~65%です。

他にも、生活習慣の乱れも、乾燥肌を引き起こしやすいです。栄養が少ない、不規則な食事、過度なダイエットなどは特に栄養バランスが悪くなります。

中でも睡眠不足は肌のターンオーバーを乱し、ストレスによって肌の免疫力を低下させるので乾燥しやすくなってしまいます。

そして、紫外線によるダメージでも肌は乾燥してしまいます。

肌が紫外線にさらされるとターンオーバーが乱れ、古い角質が残ったままになりやすく、肌の保湿を妨げ、肌の乾燥につながります。

乾燥肌の人向け保湿クリームの選び方

実は、乾燥肌のほとんどは、保湿成分が減少することが原因の一つです。
水分保持の約80%は細胞間脂質の「セラミド」などの保湿成分が担っています。

肌の乾燥を改善するには、細胞間脂質の成分を補う必要があります。
また、乾燥肌には保湿成分だけではなく、水分もバランスよく補わなくてはなりません。

そのため、保湿クリームを選ぶ際は、高い保湿効果のあるセラミド配合のものを選びましょう。

肌内部で減少してしまっているセラミドを配合したスキンケア用品を使うことで、乾燥を改善することができます。

けれどもセラミドという成分は、単体だと角質層まで届きにくいというデメリットがあります。
脂溶性の性質を活かした浸透力の高いクリームを使うと、より一層効果があるでしょう。

乾燥がそれほど酷くない場合は、セラミド配合でなくてもコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどといった保湿成分配合のクリームでも十分効果があります。

保湿クリームの使い方

クリームは、多めに使えば使うほど効果が上がると思いがちですが、それは間違いです。

乾燥している肌は免疫機能が低下しています。そのため用法、用量はきちんと守るようにしましょう。

<保湿クリームの使い方>

①保湿クリームを洗顔後、入浴後15分以内に使います。

②力を入れずに、クリームを少しずつ分けて塗ります。鼻、おでこ、ほっぺなど数カ所に分けてから塗ると均等に塗ることができます。

③乾燥しやすい部分は念入りに肌を手で優しく押さえるようにして、クリームを肌の内部に浸透させていきます。特に乾燥しやすい目元と口元は重ね付けしてOKです。

保湿クリームというと、ハンドクリーム、ボディクリーム、全身に使えるクリームなどいろいろな種類がありますが、きちんと顔だけに使うタイプのものを使います。

特に全身に使えるクリームは刺激が強いので気を付けましょう。

NGな保湿クリームの塗り方

強く擦ったり、叩きながら塗る

浸透力を高めるために良かれと思ってやってしまうかもしれませんが、絶対にこのような塗り方をしてはいけません。

肌を傷つける原因になり、かえって肌トラブルを引き起こしてしまいます。

保湿クリームは強く擦らずとも肌に浸透するので優しく塗るのが望ましいです。

量が多すぎる・少なすぎる

保湿クリームは適切な量を使えば美容効果を発揮しますが、多すぎ・少なすぎは逆効果になりかねません。

多すぎると、肌触りがベタベタしたり、顔がテカってしまいます。
反対に少なすぎると、十分な効果を得られず、乾燥を防ぐことができません。

顔が濡れた状態で使用する

普通の水がそのまま肌の水分になることはありません。

しかも、肌が濡れた状態で保湿クリームを使うと、クリームが薄まってしまって十分な効果を得られない可能性もあります。

洗顔や入浴後にはしっかり水分を拭いてから保湿クリームを塗るようにしましょう。

まとめ

今回は乾燥肌のための保湿クリームの選び方や使い方についてご紹介しました。

夏場だからといって油断していると、乾燥による肌トラブルにつながる可能性もあるのです。

保湿スキンケアできちんと、ケアをしましょう。

テスターなどを使用して、自分の肌に合ったクリームを使うようにしてください。

保湿クリームをうまく活用して、肌の内部まで潤いたっぷりの肌を手に入れましょう!

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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