はじめに

日常生活の中でわざわざダイエットのために時間を作るのは大変ではないでしょうか?

仕事、学校、家事、子育てなどに追われていると自分のことに手が回らなかったり、疲れからダイエットなどする余裕がないというかたもいることでしょう。

また、ダイエットのことだけを考えていると、気持ちだけが先走ってしまい上手くいきません。

そんな時こそながらダイエットです。ダイエットへの特別な時間を割くことなく、日常生活をしながら痩せることが出来ます。ここでは、いくつかの”ながらダイエット”の方法をご紹介します。

ながらダイエットとは?

ながらダイエットとは、日常生活の中で家事や仕事をしながら行えるダイエット方法です。

ダイエットというと、どうしてもそのための時間を作らなければいけないと思われがちですが、ながらダイエットならダイエットするための時間を作ることなく、忙しいときでも簡単に行うことが出来ます。

また、ながらダイエットは運動するための道具も必要なく、日常生活で行っている動きを意識して変えるだけで行うことが出来るので、誰でも簡単にダイエットすることが出来ます。

ダイエットを行う際に壁となるのが継続できるかどうかではないでしょうか?

特別なダイエットメニューをこなすダイエット法では継続が難しいこともありますが、ながらダイエットであれば日常生活での動き意識して変えるだけなので、気楽に始めることが出来ます。
また、習慣にすることができれば継続することも苦ではなくなります。

寝ながらダイエットの方法は?

まずは、毎日行っている睡眠中にできるながらダイエットの方法です。

これは、寝る前や少し体を横にしたときに5分間行うだけでできるダイエット方法です。
寝ながらダイエットは、骨盤を正しい位置に戻すだけでなく、内臓も正しい位置に戻すことで痩せやすい体質を作ることが出来ます。それでは、どんな方法で行うのか見ていきましょう。

1、寝ながらダイエットで準備するもの

寝ながらダイエットをする際は、準備するものがあります。それは「骨盤枕」です。
ただ、これは皆さんの家にあるものなので買ったりする必要はありません。

準備するもの
・バスタオル:2枚
・ひも:バスタオルが巻ける長さ

骨盤枕の作り方
・バスタオルを2枚重ねて、二つに折ってひもで巻いていきます。
(バスタオルをひもで巻き終わったら、巻いたバスタオルが崩れないようにしっかり結びます。)

2、寝ながらダイエットのやり方

1)作っておいた骨盤枕を腰の下に入れた状態で横になります。

2)横になった状態で、両足を真っすぐに伸ばして足の親指同士をくっつけます。くっつけるのは親指で、かかと同士はくっつかないようにします。

3)親指同士をくっつけた状態で、足がㇵの字になるようにします。そのまま両手をあげバンザイしている状態で5分間保ちます。

注意点:
5分間行うことで骨盤を元に戻すことができますが、5分以上続けてもあまり効果は変わりません。また、毎日継続することで効果が発揮されます。
ただ、妊娠中や腰痛の方・骨格手術を受けた方は症状をひどくすることがあるので注意しましょう。

座りながらダイエットの方法とは?

座りながらダイエットは、椅子に座った状態で太ももにある「内転筋」を鍛えることができます。
道具を使う場合と使わず姿勢を整えるだけで行える方法2つをご紹介したいと思います。

1、道具を使った座りながらダイエット

・道具を使った座りながらダイエットで準備するもの
準備するもの
雑誌などの本:5㎝の厚みになる数
ひも:本を束ねることができる長さ

雑誌などの本を5㎝の厚みなる様に重ねます。電話帳だと簡単に5㎝にすることが出来ますが、ない場合は本を重ね合わせひもでずれないように束ねるようにします。
・道具を使った座りながらダイエットのやり方

1)椅子に背筋を伸ばした状態で浅く腰掛けます。

2)5㎝の厚みになる様に重ねた本を膝の間に挟み、太ももの筋肉を意識して座るようにします。

本の厚みと重みによって太ももを鍛えることができるので、代謝が上がるだけでなく、むくみを解消しながら、ダイエットすることが出来ます。

2、姿勢を整えるだけの座りながらダイエット

いつも座っている座り方をちょっと変えるだけで、筋肉を鍛えることができ、ダイエット効果があります。それでは、どのように姿勢を整えればいいのか見てみましょう。

・道具を使わない座りながらダイエットのやり方

1)座ったときに出っ張るお尻の左右にある「坐骨」を立てるようにして座ります。

2)膝の角度を90度になるように曲げ、足の裏が床にしっかり付くようにします。
(この時、足の裏がつかない場合は椅子の高さを調節するようにしましょう。)

3)太ももと床が平行になるように深く腰を掛け、あごをひき背筋を伸ばすようにします。

この座り方をすると姿勢を正すだけでなく、普段使わない筋肉を鍛えることができ、痩せることが出来ます。

立ちながらダイエットの方法は?

立ちながらダイエットは、立つ時に姿勢を整えることでダイエット効果を得ることができます。

毎日意識して行うことで、ダイエット効果が出るだけでなく、長時間立っていても疲れにくくする効果や、むくみにくくする効果も期待できます。
それでは、立っているときの正しい姿勢と簡単にできるエクササイズの方法をご紹介します。

1、正しい姿勢

1)足を肩幅に開き、背筋がまっすぐに伸びるように意識して立ちます。

2)胸を開くようにし、身体の重心が左右どちらかに片寄らないようにバランスよく立ちます。

いつもこのことを意識しながら立つようにしましょう。

気が抜けると姿勢が崩れやすくなるので、できるだけ意識し続けましょう。慣れてくると自然に正しい姿勢で立つことができるようになります。

2、立ちながらできる簡単エクササイズのやり方

1)まっすぐ立ち、右足を内側の斜め後ろに引き、左足のかかとに右足の爪先が斜めにつくようにします。

2)顔は前に向けて、両肩が平行になるように立ちます。

3)しばらくその状態を保ち、その後引く足を変えて同じように行います。

このエクササイズをすると、自然とウエストと腰をひねることができるのでウエスト周りのシェイプアップにつながります。

仕事しながらダイエットの方法って?

仕事には、立ち仕事やデスクワークなど様々なスタイルがあります。

どちらの場合でも仕事しながら行えるながらダイエット方法をいくつかご紹介していきます。

1、仕事しながら小顔にすることができるエクササイズ

仕事中は仕事に集中しなくてはいけないため激しい動きは出来ませんが、舌を動かすだけでもエクササイズすることができます。

下を動かすだけで小顔になることができるのです。それでは、どのようなやり方で行うのか見ていきましょう。

・舌回しエクササイズのやり方

1)舌先を使って、円を描くように歯茎をなぞります。

2)1周一回とし25回行ったら、回転を逆にして25回行います。これを1セットとし、1日2セット行うようにします。

舌を回すことで顔の表情筋を刺激し、小顔にすることが出来ます。舌を回すだけなので、仕事しながらでも行えるダイエット方法です。

2、お腹まわりをすっきりさせる腹式呼吸

仕事中は、激しい運動をすることは出来ません。
しかし、呼吸法を変えるだけで仕事中でもダイエットすることが出来ます。
特に女性が気になるお腹まわりをすっきりさせることが出来るダイエット法が「腹式呼吸」です。

・腹式呼吸のやり方

1)呼吸をするときゆっくりと深呼吸をするようにします。

2)身体に残っている息をすべて吐き切り、吐きながらお腹をグッと引っ込めるようにします。

3)その後、ゆっくり吸うようにします。

この方法でお腹を使って呼吸すると、お腹まわりにあるインナーマッスルを鍛えることが出来ます。また、腹式呼吸をすることで姿勢を直すこともでき、腰痛予防や骨盤の歪みを予防することが出来ます。

まとめ

ご自身でも取り組めそうなダイエットは見つかりましたか?

ながらダイエットであれば、仕事しながら、家事をしながらでも行ことができます。

日常生活の動作を、少し意識し変えるだけでエクササイズと同様の効果が得られます。

ただ、この方法は毎日行う必要があります。習慣づけて、毎日少しずつ理想の体型に近づいていきましょう。

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野 
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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