はじめに

スキンケアとは

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スキンケアとは、健康で美しい肌を保つために基礎化粧品などを使用して肌の手入れを行い、皮膚を清潔にし、肌の乾燥予防をのために行うことです。洗顔した肌に化粧水や乳液などをつけるのが一般的でパック、マッサージなどもスキンケアです。

基礎化粧品とは

基礎化粧品とは、ファンデーション、口紅、眉墨、アイシャドーといった、メーキャップ化粧品と呼ばれるものに対して、洗顔料(洗顔用化粧品)、化粧水、美容液、乳液、クリームといった皮膚を健やかに保ち肌質自体を整えることを目的とする化粧品を言います。
皮膚や唇のの乾燥を抑える、ニキビ肌を予防するため拭き取り式の化粧水を使う等、肌の土台を作るための化粧品です。

基礎化粧品には、医薬品の物もあり敏感肌やアトピー性皮膚炎の患者さん専用の皮膚科で処方する石鹸や化粧品もあります。医薬品となると値段も高く、体に現れる作用が大きいです。

基礎化粧品の種類と特徴

基礎化粧品には、種類があり使う目的や手順が決まっています。
①クレンジング、クレンジングシート
クレンジングの役割は、メイクアップ化粧品や日焼け止めなど油溶性の成分を落とすことです。油溶性の成分は洗顔料で落とすことが難しいといわれているため、「石けんで落とせるタイプ」などの表記がないメイクアップ化粧品を使っている場合は、かならずクレンジング料を使って落とすようにしましょう。

②洗顔料
洗顔料は、顔に付着したほこりや汗などの水溶性の汚れを落とす役割を持っています。また、顔に付着している余分な皮脂も水溶性であるため、毎日洗顔をすることで余分な皮脂などの汚れを洗い流し、肌を整えることができると考えられています。

③化粧水,拭き取り式化粧水
化粧水の役割は、皮膚にうるおいを与えることです。水分をたっぷり含んだ化粧水をなじませることで、肌をやわらげ、後に続く美容液や乳液の角質層への浸透をサポートする役割もあります。拭き取り式化粧水は、洗顔料で落としきれなかった汚れを取る作用があります。

④美容液
美容液は、ビタミンやミネラル、抗酸化物質などの美肌に必要な成分を肌の表皮や真皮に届けることを役割としています。一般的に、他の基礎化粧品よりも美容成分が詰まっているので、お手入れの目的に合わせて美容液選びをしっかりと行うことがポイントになります。

⑤乳液
乳液の役割は、肌の水分・油分を補い保つことです。化粧水や美容液で補ったうるおいと美容成分を肌にキープし、保湿しながら肌の柔軟性を保つことを目的としています。

⑥クリーム
クリームの役割も乳液と同じく、化粧水で補ったうるおいと美容成分を肌に留める役割があります。一般的に、クリームは乳液よりも油分が多いため、肌に油分の膜をはって肌を保護することもクリームの役割だといわれています。

このほか、一般的に基礎化粧品にはオールインワンゲルやパック、日焼け止めなどを含んで総称することもあります。

基礎化粧品の選び方

大切な事は、肌と相性の良い化粧品を選ぶことです。納得のいく使用感、使い心地、納得できる、満足できるということです。人それぞれ使い心地、香りの好みも違います。満足のできる基礎化粧品を選んでください。

友人にすすめられた、テレビコマーシャルで良いと宣伝している化粧品と、自分の肌に合う化粧品は違います。良いと言われている化粧品が、自分にとっても良い化粧品だとは限りません。かえって肌荒れが出たり、アレルギー反応を起こす可能性もあります。

化粧品で失敗しない方法は、サンプルを使うことです。化粧品で言うと、トライアルセットと言う物です。トライアルセットは、だいたいが3日〜10日ほどの使用量のセットがほとんどなので、気軽にお試しが出来ます。

■トライアルセットを使うメリット
・いくつもの種類を試せる。
・お手頃価格で、費用面でのリスクを回避できる。
・自分肌と相性の良い化粧品を見つけられる。

肌は環境や体調、生活スタイル、生活習慣でも日々変化しています。年中、同じ肌状態ではありません。引っ越し、仕事、子育てなどなど、ストレスによっても肌状態は変わります。乾燥気味になったり、ニキビが突如出てきたり、少しの変化で、肌は敏感に反応してしまいますので、その時の自分にあった化粧品を選びましょう。

基礎化粧品の使い方

洗顔後の素肌には、化粧水→美容液→乳液→クリームの順番が決まりです。
化粧水は、手にのせてパンパンと付ける人がほとんどですが、それでは皮膚に化粧水は吸収されないままになってしまいます。コットンを使用してみましょう。また、化粧水をケチらない事が大切です。少ない量では、皮膚に何にも作用しません。たっぷり使いましょう。

まとめ

いかがでしたか?いくら高い化粧品でも、テレビで有名な女優さんがコマーシャルしていても、その化粧品があなたの肌に合わない可能性があるのです。テレビコマーシャルしている化粧品の中には、宣伝料が高く化粧品代金が安いことがあります。まずは、サンプルを使ってみて、自分に合った化粧品を探してみることをオススメします。

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

増田陽子さん
・救急医、内科医
専門分野 
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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