はじめに
岩盤浴の美肌効果についてご存知ですか?
美容に良いとされている岩盤浴ですが、その効果や入り方について正しい知識を持っているでしょうか?
今回は、岩盤浴の美肌効果、おすすめ入浴法、注意点についてお話します。
美容に良いとされている岩盤浴ですが、その効果や入り方について正しい知識を持っているでしょうか?
今回は、岩盤浴の美肌効果、おすすめ入浴法、注意点についてお話します。
岩盤浴とは
岩盤浴は、岩盤の上にタオルを敷き横になり、温度約40℃、湿度約60~80%の蒸し暑い室内の中で呼吸することにより全身を温め発汗する入浴法です。サウナと違い温度は低いので長時間汗をかくことが出来るので、デトックスに最適な入浴法です。また、岩盤により「遠赤外線」と「マイナスイオン」が放出されているので、サウナより健康効果が期待できるのが岩盤浴です。科学的には証明されているわけではないですが、岩盤の種類によっても健康効果が期待されているようです。
岩盤浴の美肌効果
デットクスによる美肌効果
人間の体内に蓄積される有害物質である重金属や化学物質は水溶性(水に溶けやすいもの)と脂溶性(脂質に溶けやすいもの)があります。この2つのうち脂肪の中に蓄積された脂溶性の有害物質が非常に排出しにくく、多くの疾患の要因になっているのではないかと言われています。※1
脂溶性の有害物質をデトックスするには脂肪を分解し、皮脂腺から汗を出す必要があります。岩盤浴ではサウナと違い低温で遠赤外線を使い体温を上げて汗をかくため、代謝機能が高まり、脂肪を燃焼し、皮脂腺からの発汗が期待できるようです。有害物質をデトックスできれば、体の中から体調が良くなり、美肌につながる可能性が非常に高くなります。
脂溶性の有害物質をデトックスするには脂肪を分解し、皮脂腺から汗を出す必要があります。岩盤浴ではサウナと違い低温で遠赤外線を使い体温を上げて汗をかくため、代謝機能が高まり、脂肪を燃焼し、皮脂腺からの発汗が期待できるようです。有害物質をデトックスできれば、体の中から体調が良くなり、美肌につながる可能性が非常に高くなります。
血流増大により美肌効果
体温が上がると血液の流れがよくなります。血液は私たちの体を構成する約60兆個もの細胞に栄養と酸素を送り届け、かわりに老廃物を持ち帰る働きをしています。もちろん皮膚も血液によってその皮膚になる材料が運ばれ、老廃物を持ち帰ってきているため、体温を上昇させ血液の流れを良くする事での美肌効果が期待できます。
さらに、血液の中には免疫機能を持った白血球が存在しています。その白血球が体の中をめぐることで、体の中の異物を見つけて排除しています。体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下して体内に異物を発見しても、素早く駆除してくれる白血球を集めにくくなるため、ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなってしまいます。岩盤浴では免疫力の向上も期待できるので体の中から強い肌を作れそうです。
さらに、血液の中には免疫機能を持った白血球が存在しています。その白血球が体の中をめぐることで、体の中の異物を見つけて排除しています。体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下して体内に異物を発見しても、素早く駆除してくれる白血球を集めにくくなるため、ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなってしまいます。岩盤浴では免疫力の向上も期待できるので体の中から強い肌を作れそうです。
岩盤浴のリラックス効果
岩盤浴で筋肉を温めると筋肉の緊張が下がります。それと同時に体温が上がって脳が「リラックスしている」と感じると、「副交感神経」が「交感神経」より優位に働きます。
「副交感神経」が働くと皮膚温を上昇させるためさらに体温が上がっていきます。すると、脳はさらに「リラックスしている」と感じて体温が上昇し筋肉がほぐれます。このように岩盤浴で体温を上昇させるとリラックスの良い循環が起こります。もちろん、「副交感神経」が優位になるため、筋肉がほぐれるだけでなく体全体が「リラックス」の恩恵を受ける事になります。
「副交感神経」が働くと皮膚温を上昇させるためさらに体温が上がっていきます。すると、脳はさらに「リラックスしている」と感じて体温が上昇し筋肉がほぐれます。このように岩盤浴で体温を上昇させるとリラックスの良い循環が起こります。もちろん、「副交感神経」が優位になるため、筋肉がほぐれるだけでなく体全体が「リラックス」の恩恵を受ける事になります。
美肌になるための岩盤浴おすすめ入浴法
基本的な入浴法
基本はワンクール約30分とします。岩盤浴は岩盤を温めているため、仰向け約15分、うつ伏せ約15分で入浴します。休憩を5~10分程度入れて、これを2クールほど繰り返します。入浴時間は目安ですので、必ず体力に合わせて入浴時間を設定してください。無理は禁物です。また、水分補給は小まめにするようにしましょう。
入浴中に効果を増大させる入浴法
入浴時、特に入浴初期はゆったりと深く、長めの呼吸を心がけます。息を吐く時に意識的にゆっくり吐き、吸う時は自然に任せます。すると、自然と呼吸が深く長くなります。それにより、岩盤浴で生成された「マイナスイオン」を体内に取り入れられますし、温かい空気を吸う事で体温の上昇がスムーズになります。更に意識的腹式呼吸によりリラックス効果が得られ、自律神経を整える作用が期待できます。
入浴前の準備
胃が空の状態の方が脂肪の燃焼効果が上がるので、食事は3時間前までにすませておくのがベストです。更に、普段から炭水化物を制限しておくと脂肪を燃焼しやすくなるのでお勧めです。
岩盤浴で守るべき注意点
岩盤浴中に摂取するミネラルや水が重要
岩盤浴で汗と一緒にミネラルも出て行ってしまうため、ミネラルを摂取する事が大切です。岩盤浴中に飲む水に「天日塩」を溶かしてミネラルを摂取すると、ナトリウムだけでなくカリウムなど体に重要なミネラルも摂取できるのでお勧めです。浸透膜を使ったりした精製塩はナトリウムの量が多く、他のミネラルが少ないバランスの悪い塩のため、水に溶かして飲む塩は「天日塩」がお勧めです。
そして、意外に見逃しがちなのが水です。完全に安全な水というのは無いのかもしれませんが、ミネラルウォーターを購入するか、しっかりと浄水器を通した水を飲むようにしましょう。水道水に入っている塩素や、鉛など有害物質も微量ながらでもデトックスして綺麗にした体に入れないためです。
そして、意外に見逃しがちなのが水です。完全に安全な水というのは無いのかもしれませんが、ミネラルウォーターを購入するか、しっかりと浄水器を通した水を飲むようにしましょう。水道水に入っている塩素や、鉛など有害物質も微量ながらでもデトックスして綺麗にした体に入れないためです。
岩盤浴後に摂取するものが重要
岩盤浴で、脂肪を分解して絞り出すようにデトックスした後に、綺麗な脂質や水分、ミネラルを摂取する事が重要です。せっかくデトックスしたのに、トランス脂肪酸(ショートニング)やサラダ油など体に悪い脂質を摂取してはデトックスの意味がありません。岩盤浴後には手軽に摂取できる、コールドプレス(圧搾)した「しそ油」「アマニ油」「えごま油」などを大さじ2杯ほど摂取する事をお勧めします。
おわりに
岩盤浴が、美肌に効果的な理由は皮脂腺のゴミを汗で流す事と、デトックスの効果です。デトックスの効果を十分に享受する為にも、体に入れる食べ物や飲み物を気を使ってみましょう。最近は、岩盤浴もスーパー銭湯などでも気軽に入れるため是非活用して、美しい肌になって下さい。
総合診療医
経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。
資格
医師免許
所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会