はじめに

年を重ねるとどうしても気になるのが目尻のしわやたるみです。若い時はしわなんてなかったのに、年々しわやたるみが目立って、どうにかしたいと思っている女性は多いのではないでしょうか?

今回はそんな目尻のしわやたるみの原因や、改善する手段のひとつであるフェイスリストについて説明していきます。

フェイスリフトに関する疑問や不安を解消しましょう!

目尻にしわやたるみができる原因

目のしわやたるみはどうしてできてしまうのでしょうか?先ずはその原因についてお話します。

1、目の疲労

パソコンやスマホ、タブレットの普及等により、現代人の周りには目を酷使するものが生活の中に溢れています。こういった機器を長時間使用すると眼球が疲労してしまいます。すると、眼の周りの血行が悪くなり、それが目元にしわをつくる原因のひとつとなります。

先述した、パソコンやスマホ、タブレットの使い過ぎ以外にも、コンタクトレンズの長時間の使用、不規則な生活等も目を疲労させてしまい目元のしわの原因となります。

2、洗顔が十分でないメイク残り

アイメイクに力を入れている女性もいると思いますが、そのアイメイクを十分に落としきれていない場合は目のしわやたるみの原因になってしまいます。その理由としては、落ちにくいマスカラやアイライナー、ラメやパールの入ったアイシャドウなどをつけて、しっかり落としきることができないと皮膚に負担をかけてしまうからです。

また、洗浄力の高いオイルクレンジングを使い、洗いすぎるなどして肌に必要な潤いも取ってしまっていることなどが考えられます。また、洗顔後の保湿が不十分であれば、肌に大きな負担を与えてしまいます。それにより目の周りのしわやたるみが増えることがあるのです。美しくなるためのメイクによって逆にしわを増やすことにならないよう注意してください。

乾燥・紫外線

目の周りの皮膚は他の部位と比べて薄く、皮脂の分泌も少ない部位です。その為、外部の刺激による影響を受けやすくなっています。そのため、乾燥や紫外線の影響で目元にしわができることもあります。

また、乾燥肌やアレルギー症状、アトピー性皮膚炎等の皮膚トラブルや疾患があると、若い頃から目尻や目元、目の下のシワに悩まされるケースも少なくありません。

加齢・表情・骨格

加齢による皮膚の衰えや筋肉の衰え、皮下脂肪の重みによる目元への負荷等はたるみを招き、場合によってはしわを作ってしまうこともあります。また、人によっては長年の表情ぐせや、骨格が原因でシワになってしまうこともあります。

生活習慣が原因になる事も

目をゴシゴシ擦ってしまう癖があったり、目を細めてしまう癖があったり、瞬きを頻繁に行う癖があっても目の周りのしわやたるみを招くことがあります。これは自分で意識して改善していく必要があります。

目尻やしわに効くフェイスリフトの方法

目尻のしわやたるみを改善する方法として、美容外科で施術を行うフェイスリフトがあります。ここではその方法をご紹介します。

フェイスリフトは顔のたるみ全体を改善する美容整形の施術で、若返り手術の中で最も実績が長く効果的な方法の一つです。フェイスリフトは簡単に説明すると顔の気になるしわやたるみの部分を糸でつって、そのしわやたるみを改善する方法です。フェイスリフトは大まかに3種類あります。

・皮膚のみで行う
・骨膜下からつる
・SMAS法・・・皮膚の下にあるSMASと呼ばれる組織(表情性筋膜)も引き上げる

方法によって効果も違うので、自分に合った方法を選択するのが大切です。

目尻のしわやたるみに効くフェイスリフトの効果

目尻のしわやたるみに効くフェイスリフトですが、具体的にどんな効果が期待できるのでしょうか。フェイスリフトの効果を以下にまとめました。フェイスリフトは顔の皮膚を引っ張り上げるので、施術前よりも若々しい印象になります。

そして気になる手術縫合は髪の毛で隠れる部分で行うので、傷跡があまり目立たないのも大きなメリットです。また、目尻のしわやたるみ以外にも、ほうれい線が目立ちにくくなったり、首周りのたるみもきれいに解消する事ができます。

頬のたるみがなくなることで、下ぶくれな輪郭もすっきりとした印象になります。また、お肌に張りが出ると毛穴も目立たなくなり、お化粧のりもよくなります。

フェイスリフトの費用と期間

フェイスリフトがしたいと思った時に気になるのは、フェイスリフトを行うにはどれくらいの期間や費用がかかるの?という点だと思います。フェイスリフトにかかる期間としては、手術は受ける術式にもよりますが、大体、1時間から長くても3時間程です。

手術は日帰りで行う事ができ、手術後のガーゼ交換に3日程、順調に回復すれば、抜糸まで7日程になります。費用はクリニックによってまちまちですが、高須クリニックのミディアムリフトで90万円、湘南美容外科のシルキーリフトであれば20本で41万円です。

施術の方法や糸の本数など、クリニックによって様々な内容、費用があります。いずれにせよ、きちんと医師とカウンセリングをして、信頼できる医師を見極める必要があります。

フェイスリフトの傷みと副作用

フェイスリフトの術後の痛みですが、クリニックから鎮痛剤を処方されます。手術を受けているので痛みが伴うのは事実です。ただし、鎮痛剤を処方してもらえるため、必要以上に心配する必要はないでしょう。

フェイスリフトの手術による副作用としては、局所麻酔によるむくみ・腫れ・内出血が出ることがあります。また、顔全体に腫れや内出血が出ることもあります。術式ごとにきちんとダウンタイムを確認しておきましょう。

稀に傷口の炎症や感染が起こる場合もあります。強い痛み、赤み、腫れ、熱感などの症状がある場合には、早めに医療機関の診察をお受けください。また、極稀に傷跡が広がることや皮膚の壊死、血腫、頭皮の傷周囲の脱毛がみられる場合があります。

大事なのは皮膚の異常を見逃さない事です。これくらいなら大丈夫だろうと自己判断せずに、これはちょっとおかしいと思ったら、医師に診察して貰って、早期に治療を受けましょう。

まとめ

目尻のしわやたるみが気になる方はフェイスリフトという方法があります。手術を受けるのはリスクもあり、費用もかかりますが、フェイスリフトは一度、施術を受けてしまえば長期に渡って効果を発揮する美容法なので、検討してみるのも良いでしょう。

フェイスリフトは副作用についてきちんと理解し、納得した上で手術を受ければ、若々しさや自信を取り戻す良い方法です。

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野 
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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