はじめに

リフレクソロジーという言葉を聞いたことがある方はまだそれほど多くないでしょう。足裏マッサージと混同されがちなのですが、この二つは違うものです。

リフレクソロジーを知らない方でも分かりやすく、その効果ややり方についてまとめます。

リフレクソロジーについて詳しくなりましょう!

リフレクソロジーとは

リフレクソロジーとは身体の各部位に対応する足の反射作用を利用して行われる療法の事です。手と指を使い、足底への刺激を与えます。身体の末端である足裏には身体の各部位に対応する部分があり、そこを刺激することによって身体の自然治癒力を引き出し、全身の機能の改善を行っていきます。

リフレクソロジーの語源はrefle(反射)とology(学問)を併せた造語です。

日本では普及初期には足裏マッサージと呼ばれていた時期もありました。リフレクソロジーの歴史は古く、現在でも世界各地で様々な形で行われています。

リフレクソロジーと足裏マッサージの違い

リフレクソロジーと足裏マッサージは混同されやすいですが、一番明確な違いとしては、リフレクソロジーは反射区を使い、足裏マッサージはツボを押して施術を行うところです。

リフレクソロジー

リフレクソロジーはツボとは違い、足裏等にあるエネルギーを中心に考えます。そこにある反射区の部分をゾーンと呼び、広範囲に刺激していきます。

足裏マッサージ

足裏マッサージは、東洋医学の表すツボを刺激しながらマッサージをしていきます。経絡と呼ばれているエネルギーの通路上にあるツボを指圧し、そのツボを的確に捉えて刺激して効果を得る方法です。

リフレクソロジーの効果

リフレクソロジーはアンチエイジングに高い効果があり、お肌や内臓機能を活性化させる事ができます。また、足は第2の心臓と呼ばれるほど身体中の各臓器、器官に連動する反射区が存在しているのです。つまり、リフレクソロジーを行う事で、全身に様々な効果が期待できます。

リラクゼーション効果

反射区を刺激する事で副交感神経が優位になり、全身をリラックスさせる事ができます。また、足が温まるという嬉しい効果もあります。

それにより、全身の力が抜けるので、肩こりや慢性的な頭痛等が改善され、筋肉をほどよく弛緩させることができ、安眠・快眠に繋がります。

免疫力アップ

リフレクソロジーはリンパ腺の反射を刺激するので、体の不必要な老廃物や毒素を排出してくれます。その結果、血液を介して必要な酸素や栄養素が行き渡り、内臓機能も改善されるので自然と免疫力がアップします。

風邪や花粉症予防

免疫力がアップすると自然と身体の機能が整うので、風邪をひきにくくなったり、花粉症等のアレルギー症状が軽減されます。つまり病気に強い身体を作る事ができます。

老廃物や毒素の排出

リフレクソロジーを行う事で血流やリンパの流れがスムーズになるので、身体の各臓器の働きが良くなります。それにより自然治癒力が高まり、身体に溜まった余分な水分や老廃物を体外に排出しようと活発になります。

身体から老廃物が抜けるので、肌の調子が良くなったり、アンチエイジングにも繋がります。

浮腫の軽減

1~2週間に一度位の頻度で定期的にリフレクソロジーを行うと、その間の期間も血行やリンパの流れが良くなります。それにより、慢性的な足の浮腫みが解消できます。

病気の予防

足の裏は身体の各部位の地図になっています。自分が不調を感じている場所に連動している反射区を揉み解すことにより病気の予防に繋がります。

自分でもできるリフレクソロジーのやり方

リフレクソロジーは無闇に行っても効果がでません。リフレクソロジーの始まりと終わりは必ず腎臓、尿管、膀胱の反射区をマッサージする事が重要なポイントです。

その理由として腎臓、尿管、膀胱は身体の中に溜め込んだ老廃物を排出する役割があるからです。身体の中に老廃物や毒素といった不要な物を溜め込んでいると、他の部位に良い事をしても体調が改善されにくくなってしまいます。その為、この3つの反射区のマッサージはかなり重要です。

この3つの反射区の位置は以下の場所にあります。

・腎臓・・・土踏まずの上部に位置
・尿管・・・腎臓と膀胱の反射区を線で結んだ位置
・膀胱・・・内側のくるぶしの側面と足の裏の境目

3つの反射区の位置が分かったら今度はマッサージのやり方を見ていきましょう。

1.腎臓、尿管、膀胱の反射区をマッサージ
2.指のマッサージ・・・親指から小指までを指圧したり、クルクル捻って刺激しましょう。
3.足裏の気になる場所をマッサージ・・・不調を感じている部位の反射区を足の指から踵に向かって解しましょう。
4.腎臓、尿管、膀胱の反射区をマッサージ

リフレクソロジーを行う際の注意点

リフレクソロジーを行う時には、オイルやクリームをタップリと塗ってから行いましょう。滑りが悪い状態でマッサージを行うと、しっかりと刺激が与えられません。そして滑りが悪いままマッサージを行うと、肌に摩擦が生じてしまいますので、肌を痛めてしまう危険があります。

また、圧は痛いけど、気持ち良いと感じる程度にしましょう。早く効果を出したいからと強く押すのは厳禁です。

リフレクソロジーはやればそれだけ効果の上がるマッサージですので、焦らずに根気強く行っていく事をお勧めします。

まとめ

リフレクソロジーは身体の各部位に反応する足の反射作用を利用した療法の事で、足裏マッサージの違いは反射区とツボの違いにあります。

また、効果としては、リラクゼーション、免疫力アップ、風邪や花粉症の予防、老廃物や毒素の排出、浮腫の軽減、病気の予防が挙げられます。

リフレクソロジーを自分で行うポイントは、腎臓、尿管、膀胱の反射区を最初と最後にマッサージする事です。この3つの反射区の場所はしっかりと覚えて実践しましょう。

誰にでも簡単にできるマッサージになり継続して続けることで体調に良い変化が徐々に現れてきますので、ジックリと取り組んむ気持ちで実践しましょう。

自分で行う際はオイルやクリームで滑りを良くしてから行いましょう。

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

総合診療医 院長
専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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