はじめに

師も走るほど忙しい!
そんな年の瀬のこの季節。

お仕事はじめ、お家のお大掃除など
なにかとバタバタしちゃいますよね。

いつもの忙しさにプラスαで乗っかってくる用事ラッシュ
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ

『あーー!もう!!』

なんて、イライラため込んじゃってる方、
いらっしゃいませんか?

そして、そんなイライラを上手にコントロールするお手伝いをしてくれる
お酒なんてあったら素敵じゃございません?

そんな『イライラ』しちゃってる、あなたのために、
東洋医学的に考える『イライラ』と素敵なお酒達をご紹介させて頂きます!

『イライラ』ってどういう状態?

「ここのところストレスたまってて、どぉしてもイライラしちゃうんだよねぇ。」
よく聞く言葉ですよね。

だけど、この『イライラ』を説明してみて!
と言われると、ちょっとすぐには言葉が出てこない。
そんな方も多いんじゃないでしょうか。

そもそも『イライラ』とは
辞書で引くと『神経が高ぶって、落ち着きがなくなっている様』
と定義されていることが多い様子。

でもでも、私たちが知りたいのは
そんな時、カラダの中ではどんなことが起こっているの?といったこと。
なので、まずは一般的な西洋医学のお話しを致しましょう。

みなさん、『自律神経』って聞いたことございますでしょうか?
ヒトが生きて行くため、カラダの中で常にいろんなバランスをとってくれている
『自律神経』

この『自律神経』には『交感神経』と『副交感神経』の2種類があって、
この2つの神経がバランスよく働いていることが、
いわゆる健康状態!

それが、このストレス社会、
いろんな身体的ストレス、精神的ストレスをうけると
本来バランスをとってなきゃいけないこの2つの神経がバランスを失い、

『交感神経』ばっかり働いちゃう!
や、『副交感神経』ばっかり働いちゃう!
なんてことが起こっちゃうわけです。

この『交感神経』ばっかり働いちゃってる状態が
いわゆる『イライラ』状態なわけです。

『交感神経』はもともと『戦うための神経』
これがしっかり働くと、心臓バクバク、血管はキュっと締まって、
血圧も上昇、カラダにも力がギュっと入って、
よし!やるぞ!!な状態になるわけです。

本来なら頑張るためにしっかり働かないとダメなこの状態も、
ずーっと続いちゃうとカラダはもちろんまいっちゃう。

そんな『交感神経』が働きっぱなし状態を
『イライラ』状態と言うわけでございます。

東洋医学で考える『イライラ』って?

東洋医学には現象の医学。
よりどころにする古典医書には『自律神経』の記述もなければ
『交感神経』の記述もございません。

だけど、カラダの中で起こってることはみんな説明できて、
治療までできちゃうのが東洋医学。

もちろん、『イライラ』だって説明出来ちゃいます。
ではではみなさん。

『イライラ』をジェスチャーで現してみて下さい!
唐突な質問でしたが、
どんなジェスチャーを取られました?

多くの方がしかめっ面をしたり、頭を抱えたりされたんじゃないでしょうか?
それが東洋医学的に『イライラ』を紐解くヒント。

東洋医学でいう『イライラ』は
上焦[ジョウショウ]と呼ばれる胸から上に
余計な熱が籠ってしまっている状態のこと。

これが、上手に循環せず滞ってしまっている状態を指すのです。

ポイントだけまとめますと、
① 余計な熱が上に偏っている
② 巡りが悪くて循環が滞っている

この2点が『イライラ』を現すんですね。
だからみなさん、お顔や頭を抱えるなどカラダの上の方を使うジェスチャーで
『イライラ』を現してくれたわけです。

こんな『イライラ』にもタイプが2つあるのが東洋医学
一つ目は『爆発型イライラ』!
イライラしてくると、ちょっと周りに厳しくなっちゃったり、
『キーーッ』となっちゃうタイプはこの『爆発型』

そしてもう一つが『ため込み型イライラ』
イライラしてくると、鬱々してきちゃう。イライラしてるんだけど、発散の仕方がわからない!
なんてあなたは『ため込み型』

同じ『イライラ』でも、この2つのタイプに対して、
ちょっと違った対応を取るのが東洋医学のミソ。

だってあなたの『イライラ』がみんなの『イライラ』と一緒とは限りませんもんね。
これがあなたにはあなただけのハッピーがある。
と考える東洋医学のちょっと素敵なところでございます。

『イライラ』対策はどうすればいいの?

さて、そんなイライラに対抗するための武器を提案するのが、
私たち鍼灸師のお仕事。

もちろん、一般的に言われる
運動しましょうや、リラックスしましょう。深呼吸しましょう。
なんてのも出来りゃそれに越したことない!

時間とお金があればマッサージや鍼灸を受けに
なんてベストですよね。

けど、それってどこにでも書いてあるし、、、
わかっちゃいるけど、なかなかできない!!

なんてあなたのための東洋医学的ポイントご紹介でございます。

もともと、東洋医学では
物を食べると、ちょっと落ち着くよ。なんて概念があったりします。
(これを『胃の和降[ワコウ]作用』と言ったりします)

これは『イライラ』を感じた時にやけ食いしちゃう理由ですね。

では、やけ飲みのお話はどうなるか。
それは、アルコールには一次的に滞りを解消する作用があるので、
ストレス発散に一役買ってくれると言ったわけでございます。

ここまでは、なんとなく聞いたことのあるお話し。
だって『イライラ』が、上った熱と滞った流れの問題なら、
それを循環させてあげるか、下に降ろせばいいだけの話ですもんね。

けどそれを確認しただけじゃ、ちょっと得した気持ちにならない!
そんなあなたのためのスペシャルは

味覚!

東洋医学ではみなさんのカラダの状態や、タイプに合わせて、
オススメする味覚があったりするんです!

ずばり『イライラ』ちゃんにとってもらいたい味覚とは
『酸味』!

上手に酸味のあるものを摂取して引き締めることで、
『イライラ』解消の一役を買ってもらうわけです。
この酸味をKeyにして

『爆発型』のあなたにはちょっと尖った酸味と少しの苦味(苦味には熱を抑える作用があります)
『ため込み型』あなたには、優しめの酸味と発散したい時の辛味(辛味には発散させる作用があります)、お疲れの時のチョイ甘をオススメ!

これはもちろんお酒に限ったことではなく、
普段の食事にも応用できることなので、是非是非実践してみて下さい。

さらば『イライラ』!素敵なお酒をご紹介!

さてさて、ここまで『イライラ』を大解剖してきましたので、
最後はあなたにピッタリの素敵なお酒を選んで行きましょう。

ポイントは2つ
『酸味』と滞りを解消してくれる『炭酸』です。

なので、まずは『爆発型』のあなた!
寒いところで育った『リースリング』というブドウで造られたワインなど
いかがでしょう?

寒冷地で育つリースリングのシャープな酸はきっとあなたの
溢れんばかりの想いをキュっと引き締め、
落ち着きを取り戻してくれるはずです。

年末はシャンパンの季節ですが、今年はドイツの発泡ワイン『ゼクト』なんかを
楽しんでみるといいかもしれません。

また、『ため込み型』のあなたは
もうちょっとしっとり、その『イライラ』を解消したいところ。
同じ『リースリング』でもドイツと比べるとちょっと芯がしっかりしたものの多い
フランスはアルザス産のものをオススメ。

こちらも、シャンパンと同じ製法で造られた『クレマン・ダルザス』なんていう
素敵な発泡ワインがございますのでオススメでございます。

また、ビール党のあなたには
レモン果汁を加えたレモンビールやビールとレモン炭酸水を混ぜて作る『パナシェ』
なんかもオススメ。

いやいや、そんな混ぜ物をしたもの、ビールとは言わん!
なんて方には野生酵母を使ってできた強い酸が特徴のベルギービール
『ランビック』などお試しいただけるといいかもしれません。

やいやい!じゃー日本酒党の私はどうすればいいんだ!
というあなた。

ちょっと手間かもしれませんが『白麹』で造られたお酒を探してみるのはいかがでしょう?

通常日本酒の仕込みに使われる『麹[こうじ]』は『黄麹』が一般的
ですが、その麹を『白麹』で仕込みますと、

はれ?不思議、レモンのような独特な酸味を感じる素敵な日本酒の出来上がりです。
ポイントの1つ『炭酸』は含まれておりませんが、
充分に楽しませてくれる一品でしょう。

いかがです?これらのお酒たち、
飲みたくなって来たでしょ?

基本は『酸味』と滞りを解消するための『炭酸』がベースになってくるわけですが、
例えば同じレモンを絞るにしても、

『爆発型』のあなたは皮をグラスに向けて皮の苦味をプラスしたり
その逆で『ため込み型』のあなたに苦味はちょっと遠慮したいので、皮をつぶさないように果汁だけイン。

そんなちょっとした気遣いが明日のハッピーにつながってたりするんですね。

『イライラ』解消に一役買ってくれるお酒選びのコツ
少しはつかめて来ましたでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
『イライラ』の正体と、vs『イライラ』のお酒選び。

上手に酸味を取ることと、適度な刺激を与えてくれる『炭酸』で
あなたのカラダとココロもリフレッシュ!

ちょっと『イライラ』しちゃった時は
こんな形でも解消に向けてアプローチできちゃうんです。
東洋医学って面白いですねぇ。

年の瀬のご多忙な時期、日々のストレスを明日へ持ち越さないためにも、
是非是非お役たて下さいませ。

どうぞ、今宵も素敵な一杯を

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