冬から春に現れる体調不良
冬から春になってだんだんと暖かくなると嬉しい反面、季節の変わり目に体調を崩してしまうという声も多く聞かれます。
この時期には、以下のような体調不良が起こりやすいです。
・肩こり
・花粉症の症状
・だるさ
イライラやうつ
この時期の体調不良は身体の症状だけに捉われず、気持ちの面でも影響を与えるなど、多岐にわたっているのが特徴です。
この時期には、以下のような体調不良が起こりやすいです。
・肩こり
・花粉症の症状
・だるさ
イライラやうつ
この時期の体調不良は身体の症状だけに捉われず、気持ちの面でも影響を与えるなど、多岐にわたっているのが特徴です。
冬から春に体調不良になる5つの理由
1. 寒暖差によるホメオスタシスの乱れ
冬から春にかけては、1年の中で最も寒暖差が激しいとされています。
ヒトの体内では、バランスを一定に保とうとする『ホメオスタシス』が働いていますが、寒暖差によってエネルギーを激しく消費すると、この働きに影響が出ます。
また、身体が気温の変化に対応するため、自律神経の中でも活発時に優位になる『交感神経』が働き、緊張状態が続きます。こうなると、筋肉の緊張が続き、肩こりや腰痛を引き起こす原因となります。
ほかにも、自律神経の乱れにより、身体の冷え、胃腸の働き低下、イライラなどが現れることもあります。
ヒトの体内では、バランスを一定に保とうとする『ホメオスタシス』が働いていますが、寒暖差によってエネルギーを激しく消費すると、この働きに影響が出ます。
また、身体が気温の変化に対応するため、自律神経の中でも活発時に優位になる『交感神経』が働き、緊張状態が続きます。こうなると、筋肉の緊張が続き、肩こりや腰痛を引き起こす原因となります。
ほかにも、自律神経の乱れにより、身体の冷え、胃腸の働き低下、イライラなどが現れることもあります。
2. 花粉によるアレルギー反応
春にかけて暖かくなるにつれ、スギ花粉が飛び始め、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどのイガイガ感や目のかゆみなどの症状を引き起こすことがあります。
これら以外にも、頭痛が現れたり、頭がボーっとして集中できなかったりすることがあります。
これら以外にも、頭痛が現れたり、頭がボーっとして集中できなかったりすることがあります。
3. 気圧変動による自律神経の乱れ
冬から春にかけては気圧の変動により自律神経のバランスを崩しやすい時期とも言われています。
気圧の変動を、耳の奥にある『内耳』が敏感に感知することで自律神経のバランスが乱れ、身体のだるさ、抑うつやめまい、心拍数の増加、血圧の上昇などの症状が現れます。
通常、私たちの体はこのような気圧の変動にもある程度対応できるようにできています。しかし、睡眠時間が不足していたり、生活リズムが昼夜逆転していたりすると、自律神経のバランスを崩しやすい状態となり、その結果気圧の影響についていけない身体になってしまうことがあります。
気圧の変動を、耳の奥にある『内耳』が敏感に感知することで自律神経のバランスが乱れ、身体のだるさ、抑うつやめまい、心拍数の増加、血圧の上昇などの症状が現れます。
通常、私たちの体はこのような気圧の変動にもある程度対応できるようにできています。しかし、睡眠時間が不足していたり、生活リズムが昼夜逆転していたりすると、自律神経のバランスを崩しやすい状態となり、その結果気圧の影響についていけない身体になってしまうことがあります。
4. 新生活からくるストレス
春は新入社や新入学、転職や部署移動などで、今まで行っていたライフスタイルが大きく変化する季節です。普段より緊張する機会が多く、新しい環境に順応しようと無理をして、無意識にストレスを感じがちです。
ストレスを感じると、免疫機能が低下したり、自律神経のバランスが乱れてイライラや抑うつ症状を引き起こしたりしてしまうことがあります。
ストレスを感じると、免疫機能が低下したり、自律神経のバランスが乱れてイライラや抑うつ症状を引き起こしたりしてしまうことがあります。
5. 日照時間の変化による生活リズムの乱れ
冬から春に向けて日照時間がどんどん長くなりますが、身体がそれについていけないことがあります。
朝早く目が覚めたり、逆に夜寝つきが悪くなったりすることが増え、生活リズムが乱れると、免疫力低下や自律神経の乱れにつながります。
朝早く目が覚めたり、逆に夜寝つきが悪くなったりすることが増え、生活リズムが乱れると、免疫力低下や自律神経の乱れにつながります。
冬から春にかけての体調管理のポイント
1. 十分な睡眠をとる
気温や気圧の変化に負けない身体づくりのためには、しっかりとした睡眠が大切です。
早寝早起きを心がけ、なるべく毎日決まった時間に睡眠をとれるとよいでしょう。規則正しい生活習慣することで、自律神経のバランスが整い、免疫力アップにもつながります。
早寝早起きを心がけ、なるべく毎日決まった時間に睡眠をとれるとよいでしょう。規則正しい生活習慣することで、自律神経のバランスが整い、免疫力アップにもつながります。
2. 食事生活を見直す
1日3食きちんと食べることは、体調管理の基本です。
睡眠と同じく、なるべく決まった時間に栄養バランスのとれた食事をするようにしましょう。特に、ショウガや納豆は、免疫力の向上につながるとされているので取り入れてほしい食材です。
食生活を見直すことで、気温や気圧の変化に負けない身体づくりができます。
睡眠と同じく、なるべく決まった時間に栄養バランスのとれた食事をするようにしましょう。特に、ショウガや納豆は、免疫力の向上につながるとされているので取り入れてほしい食材です。
食生活を見直すことで、気温や気圧の変化に負けない身体づくりができます。
3. 適度な運動をする
適度な運動をすることで、自律神経が整ったり、免疫力が向上したりするといわれています。
ウォーキングやサイクリングといった有酸素運動を、生活習慣の中に取り入れてみましょう。
忙しくて運動に時間を作れない場合は、少しの距離なら歩いてみたり、エスカレーターやエレベーターの代わりに階段を使ったりすることで、日常生活に運動をプラスできます。
ウォーキングやサイクリングといった有酸素運動を、生活習慣の中に取り入れてみましょう。
忙しくて運動に時間を作れない場合は、少しの距離なら歩いてみたり、エスカレーターやエレベーターの代わりに階段を使ったりすることで、日常生活に運動をプラスできます。
4. 花粉症対策をする
外出時にはメガネやマスクなどを着用し、できるだけ花粉に触れないように気をつけましょう。
また、帰宅時に上着や髪についた花粉をはらうことで、室内でも症状を抑えることができます。
花粉症の症状がひどい方は、花粉が飛び始める少し前から薬を服用すると、症状の緩和につながります。
また、帰宅時に上着や髪についた花粉をはらうことで、室内でも症状を抑えることができます。
花粉症の症状がひどい方は、花粉が飛び始める少し前から薬を服用すると、症状の緩和につながります。
おわりに
冬から春にかけて、季節の変わり目に起こる体調不良やその原因、体調管理のポイントについてお話ししました。
春は気候の変化が大きく、体温調節をつかさどっている自律神経のバランスを崩しやすい時期です。さらに、新しい生活がスタートする時期でもあるため、精神的ストレスも受けて体調を崩しやすいといえます。
そのため、運動、食事や睡眠に気をつけ、規則正しい生活を送るようにしましょう。そうすることで、環境変化に負けない身体に近づけると思います。
春は気候の変化が大きく、体温調節をつかさどっている自律神経のバランスを崩しやすい時期です。さらに、新しい生活がスタートする時期でもあるため、精神的ストレスも受けて体調を崩しやすいといえます。
そのため、運動、食事や睡眠に気をつけ、規則正しい生活を送るようにしましょう。そうすることで、環境変化に負けない身体に近づけると思います。
執筆
監修
・総合診療医 院長 豊田早苗
専門分野
総合診療医
経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。
資格
医師免許
所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会
専門分野
総合診療医
経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。
資格
医師免許
所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会
鍼灸、介護、メディテーション、海外鍼灸
経歴
2008年 はり・きゅう師免許取得
2012年 国立大学法人筑波技術大学臨床研修課程終了
2013年 英国spa会社 Steinerにて豪華客船鍼灸師としてのキャリアをスタート、6年で約4,000人の外国人を治療
2019年 コーカサス地方のジョージアという国でJapanese Acupuncture Tbilisiを開業
資格
はり、きゅう師、ケアマネージャー