リピクル導入店舗の概要

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ケアクル:
本日はよろしくお願いいたします。この度は弊社の電子カルテ『リピクル』を導入いただきありがとうございます。初めに運営している店舗について教えてください。

齋藤めぐみさん(以下、齋藤):
鍼灸マッサージ院 Wacocoroは埼玉県さいたま市の治療院にて、小児専門に鍼灸施術を行っています。また定期的に発達障害児を受け入れているデイケア施設に往診施術を行っています。

主に対象としている患者様の年齢層は、生後5日目から高校生までです。その中でも小学生〜高校生のお子さんが多い傾向にあります。

起立性調整障害、鬱病、不登校やチックなどを抱えているお子様の他に部活動やクラブチームに打ち込んでいるお子様のデイリーユースとしてご来院頂いております。また子育て中のお母さん、不妊治療中の方や妊婦さんにもご来院いただいています。

産後から来院していただいているお子さんもいるので、患者様の成長に寄り添った施術を行っています。患者様の成長も一緒に見ながら仕事していけることが私たち治療家の一つの特徴だと思います。

「少しでも不調があれば来る。とりあえずここに来てれば大丈夫。」というように東洋医学の真髄である未病治を軸に地域の保健室みたいな感覚で来院してもらえるような鍼灸マッサージ院を目指しています。

ケアクル:
患者様に寄り添って、お子さんの成長を診れるのは素晴らしいですね。

電子カルテ『リピクル』を導入するに至った経緯

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ケアクル:
続いて、電子カルテ『リピクル』を導入する前の課題と導入した経緯を教えてください。

齋藤:
導入する前の課題は2つありました。

1点目は、紙カルテがかさばり管理するのが煩雑になっていました。小児診療の特徴として、治療を受けるお子さんが自身の症状を説明することが難しいことがあります。そのため診療時にはお母さんからヒアリングを行うことになります。

お子さんが同席している場で際にお母さんが思いの丈を話してしまうと、それを聞いたお子さんの症状が一気に悪化してしまうケースがあります。そのため当院では、思いの丈を全てメモに書いてもらうようご案内しています。

これまでは、そのメモをカルテに挟んで保管していました。施術を重ねるたびに増えていくメモを管理・保管することが難しくなっていました。

2点目は、カルテを記入・整理する時間が確保できていませんでした。1人で治療院を運営しているため、営業時間いっぱいに患者様の予約が入っていることもしばしば。記入できていないカルテを持って帰るということもありました。

私自身も子育てをしており、仕事後には子どもの送り迎えや食事の準備などの家事があります。そんな中、かさばった紙カルテを整理して記入する時間はありませんでした。

このような課題を解決するために電子カルテに変えたいとは思ってたものの、なかなか手をつけられずにいました。

東京医療専門学校の臨床教育研究センター長の船水隆広先生が主催のコミュニティーで「リピクル」を知りました。船水先生からの紹介でしたので、話を聞いてみようと問い合わせをしたのがきっかけです。

ケアクル:
カルテと一緒に保管したいメモ、紙カルテが増えることで管理が煩雑になること、紙カルテを持ち帰る時の不便さなどは、他の店舗様からも現場の声として多く伺っています。どの店舗でも共通した課題なんですね。

利用開始までの苦労や弊社のサポート体制について

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ケアクル:
利用開始までの苦労や弊社のサポート体制は、いかがでしたでしょうか?

齋藤:
当初、カルテをタイピングで入力する難しさを感じていました。話を聞きながらのタイピングが苦手なため、どうしても入力時に患者様から視線を外さないといけません。

また小児診療の特徴として2対1なので、お子さんとお母さんが同時に話してくることがあります。そうなるとカルテに残すことに必死になってしまい、余計に患者様から視線を外すことになってしまいます。

患者様から目を離すというのは非常に危険なんです、特にお子さんがいる現場では。治療用具や近くにある物に手を伸ばしてきたり、その時々で症状が変わることもあります。

その悩みをケアクルのスタッフさんに相談したところ、紙に手書きするようにタッチペンで記入して残す機能を追加してもらいました。定期的なヒアリングから、現場で使える機能の提案までのサポートがすごく充実しているように感じました。タッチペンで記録・保存ができるようになってからストレスフリーです。

ケアクル:
確かに診療中、患者様から視線を外す行為は危険ですよね。以前、他の店舗様からも同じような意見をいただきました。その課題を解決するために開発したのがこの手書き機能です。ご活用いただけて嬉しいです。

リピクル導入後に変わったこと・改善されたこと

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ケアクル:
リピクル導入後に変わったこと、改善されたことを教えてください?

齋藤:
何よりも、問診票・施術録・顧客情報が全てタブレットに集約されていることです。

施術回数が増えるごとにかさばるカルテ、書ききれなかったカルテを持ち帰る手間や管理リスク。これらが電子カルテにしたことによって一気に解決されました。

私は子育てや家事の隙間時間で、簡単にカルテ整理できることが大変助かっています。例えば、移動の車内やちょっとした待ち時間など、暗い中でもカルテ整理ができます。タブレットからだけではなく、スマートフォンからもアクセスできることも便利に感じています。

その他にも嬉しいことがあります。施術に関わる全ての情報が常に手元にあるという状況が、大変重宝しています。ドクターや他の医療従事者との勉強会や症例発表会に参加した際に、リアルタイムで症例の共有ができます。実例を見せながら話ができるので、どんどん話が広がってより密な情報共有ができるようになりました。

「リピクル」は電子カルテという一つのサービスですが、活用の仕方によって日々忙しいセラピストを支える必須ツールだと思います。特に働くお母さんセラピストには、体験してみてもらいたいと思います。

ケアクル:
過分なお褒めをいただきましてありがとうございます。リピクルをご活用いただき嬉しい限りです。今後も、より現場で使いやすく、さらにセラピストの皆さんを支えるツールに機能追加を行って参ります。本日はインタビューありがとうございました。

プロフィール

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名前:齋藤 めぐみ(さいとう・めぐみ)先生
資格:鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師
経歴:
専門学校中央医療健康大学校非常勤講師
呉竹医療専門学校臨床実習指導者

小児はりの鍼灸マッサージ院 Wacocoro
住所:埼玉県さいたま市西区指扇1085
公式HP:https://harikyuuwacocoro.jimdo.com/

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