ベビー用品で必要となるもの

出産前に用意しておきたい、赤ちゃんに役立つアイテムを確認しましょう。

1.肌着

肌着には以下の3種類があります。それぞれ3枚程度用意しておきましょう。

短肌着:おオムツが見えるくらいの丈のもの
長肌着:足までスッポリ隠れる丈のもの
コンビ肌着:足まで隠れ、股の部分にボタンがついて留められるもの

2.オムツ

オムツは新生児用のものを1パックは常備しておくようにしましょう。新生児のうちは、1日に10回以上オムツを替えることもあるので、予備を用意しておいても良いです。
また、おしり拭きも必需品です。お肌にやさしいものを選びましょう。

3.粉ミルク・哺乳類

母乳だけで育てたいと思っても、いざ赤ちゃんにあげようと思ったときに母乳が出ないこともあります。そんなときには粉ミルクが必要です。

哺乳瓶は100~160mlのものが2本あると便利です。1本を使っているときは、もう1本を消毒しておき、交互に使うようにします。
哺乳類の消毒セットも合わせて準備しておきましょう。電子レンジで消毒するタイプや、消毒液につけるタイプのものがあるので、お好きな方を選んでください。

4.バス用品

生まれたばかりの赤ちゃんは、大人用のお風呂には入れません。
ベビーバスはプラスチック製のものや、空気を入れて膨らませるビニール製のものがありますので、好みに合わせて用意しましょう。
また、お風呂用の石鹸は、固形のものよりも沐浴剤の方が洗いやすく、重宝します。

5.ベビー綿棒

耳掃除以外にも、へその緒のケアなど多くの場面で役立つアイテムです。

6.スキンケア用品

赤ちゃんの肌は敏感で、きちんとケアしてあげないと荒れてしまいます。
ベビーオイルやベビーローションを用意し、お風呂上りは特にしっかりと保湿してあげましょう。

7.抱っこひも・ベビーカー

抱っこひもだけで済ますこともできますが、ベビーカーもあると、外出時に赤ちゃんも荷物も乗せられるので便利です。
ベビーカーの購入を迷ったら、レンタルもできます。

家庭によっては必要なもの

前項であげたもの以外に、ご家庭によっては持っていると便利なベビー用品をご紹介します。以下を読んで必要と感じたら、用意しましょう。

1.ベビーベッド

柵のついているベビーベッドは、安心して赤ちゃんを寝かせられます。
場所を取ってしまうので、布団で済ませても良いですし、購入せずにもレンタルしても良いでしょう。

2.搾乳機

母乳育児が順調な方には必要ありませんが、おっぱいが詰まったり、乳腺炎になったりした場合に役立つアイテムです。

3.空気清浄器

赤ちゃんは免疫力の低いので、空気中のほこりやウィルスが原因で体調を崩してしまうことがあります。
できるだけきれいな空気を吸わせてあげたいと思う方は、用意しておきましょう。

4.チャイルドシート

赤ちゃんを車に乗せる予定のある方は、チャイルドシートが必要です。
ただし、値段も高く、成長すると体に合わなくなってくるので、購入せずレンタルする方がお得かもしれません。使いにくかった場合に返却もできるので、お試しで利用できるメリットもあります。

ベビー用品で不要になるかもしれないもの

ここでは、買ってはみたものの、あまり使わなくなりそうなものをご紹介します。
自分で購入するものだけでなく、赤ちゃんの祖父母や親類からプレゼントをもらうこともあるので、その場合は事前に必要なものを伝えておくと無駄がありません。

1.バウンサー

バウンサーとは赤ちゃんの動きによって揺れるベビーチェアのことです。お母さんが家事をしているときなど、座らせてあげると便利です。
ただ、ハイハイができて動き回るようになると、じっと座っていられないので、使わなくなってしまいます。
使用期間が短いため、なくてもこまらないアイテムではあります。

2.多すぎるベビー服

ベビー服に限ったことではありませんが、数が多いと使われなくなってしまうものもあります。特に、ベビー服の場合は、さまざまなデザインやブランドがあり、次から次へと買ってしまいがちです。
赤ちゃんは成長して大きくなっていくと、今まで着ていたものは着られなくなってしまいます。必要最低限の枚数を準備しておく方が無難です。
また、おさがりのものを利用するなどしても良いでしょう。

3.ベビーカー

あると便利ですが、ベビーカー嫌いの赤ちゃんもいます。お母さんの抱っこじゃないとダメという場合もあるので、試乗させてもらってから購入を決めましょう。

ベビー用品ショッピングのコツ

ベビーベッドやベビーカーなどは、事前に高いお金を出して買わず、必要か迷ったらレンタルしましょう。
また、上の子いたり、周りに親戚や友人の子がいたりする場合は、おさがりを利用するのも手です。

あれもこれも買わず、上手に取捨選択できれば、ベビー用品の費用が抑えられます。

また、ものが溢れてくるとしまう場所にも困ります。ベビーベッドなど大きなものを手放したい場合は、ネットオークションやフリマアプリなどに出品してみても良いかもしれません。

おわりに

もうすぐ生まれてくる赤ちゃんのために、前もってベビー用品を用意しておくのは大切です。
しかし、はじめての方はどんなものが必要なのか迷ってしまいます。費用も結構かかりそうなので、不必要なものは買わないように気をつけたいところです。

本当に必要なものかどうか、購入する前によく考えて買うようにしましょう。迷ったら、レンタルすることで費用を抑えられます。

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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