はじめに

アンチエイジング製品はたくさんの種類があるので、どれを選ぶか悩んでしまうという方もいるのではないでしょうか?

美容液に限っても、様々な商品があり、その中から自分に合った1本を選ぶのは至難の技に思えるかもしれません。

そこで今回は、美容液の効果や選び方、使用方法などについて説明します。

エイジングケア美容液とは

年齢と共に肌にハリがなくなくなると、シミやしわ、たるみなどが生じます。老化の原因は細胞の働きの低下以外にも、紫外線や不規則な生活、食習慣なども影響していることがあります。

エイジングケア美容液は肌の老化からシミやしわ、たるみなどの症状を緩和してくれる作用がある美容液のことを言います。できてしまったシミやしわなどを取り除くことは難しいですが、これ以上悪化させないように肌に潤いを与えたり、きめ細かさを整える、シミやしわを緩和する、などの働きがあります。

エイジングケア商品には、活性酸素を抑えて老化を遅らせたり、新陳代謝を活発にさせて皮膚の細胞に働きかけるような成分が含まれています。

エイジングケア美容液の効果

肌は化粧水だけでは十分な保湿ができません。美容液には目的に合わせていろいろな種類がありますが、エイジング美容液ではどのような効果が得られるのでしょうか?

効果1.肌のきめが整うようになる

エイジングケア美容液は保湿効果に優れているため、肌の水分蒸発を防いでくれます。水分がないと肌のきめが粗くなってしまいますが、化粧水をたっぷり塗った後で美容液をつけると肌に潤いを与えることができます。

効果2.肌の色が明るくなる

エイジングケア製品にはビタミンC誘導体など美肌に関係する成分が含まれています。年齢と共に肌の色はくすみますが、エイジングケア製品には肌に明るみがでるような成分が含まれているため、顔色を美しく保ってくれます。

効果3.潤いのある肌

エイジングケア美容液は保湿効果が高いので使用後も肌の潤いが持続します。コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸、エラスチンなどは保湿の面でエイジングケアに効果を発揮します。

エイジングケア美容液の選び方

エイジングケア美容液には値段が高いものからリーズナブルなもの、また、含まれている成分も様々なので実際に購入するときに迷ってしまう方もいるでしょう。ここではどういったポイントで美容液を選ぶべきなのかをお話します。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体はシミやしわ、毛穴のケア、肌のきめを整えることに働きかける成分です。ビタミンC誘導体が配合されている美容液を選ぶようにしましょう。

保湿成分

年齢と共に肌の保湿力は低下します。保湿成分であるセラミドやヒアルロン酸、アミノ酸など入ったものを選ぶようにしましょう。上記のビタミンC誘導体が配合された製品は乾燥を招きやすいので、ヒアルロン酸などの保湿成分は欠かすことができません。

浸透力が高いもの

美容液の浸透力が低いと肌の奥まで美容成分が入らず、効果が半減してしまいます。微粒子やナノ化と記載されたものを選ぶと良いでしょう。

エイジングケア美容液の使い方

どんなに高価で優れた成分が入った美容液でも間違った使い方では正しい効果が得ることができません。正しい使い方で若返りを目指しましょう。

使う順番

まず洗顔をして肌の汚れを落とします。洗顔が終わったら、化粧水を肌に十分浸透させ、そのあと美容液をつけます。最後に乳液をつけるようにしましょう。

洗顔、化粧水、乳液の順が基本ですが、美容液の種類によっては乳液と美容液が前後することもあります。使用する美容液の使用方法などを良く調べてから使いましょう。

使い方の基本

1)手の平に適量の美容液を取ります。目元や口元などに使いたい時は少量で大丈夫ですが、顔全体につけたいときは顔全体がしっとりするくらい十分な量を出すようにします。

2)塗り方は内側から外側、下から上に馴染ませるようにします。

3)全体につける時は強く擦るのではなく、抑えるような要領で優しく塗っていきます。皮膚の薄い目元や口元はデリケートなため更に優しく行ってください。

美容液を塗る時に力が加わると肌を傷める可能性があるため肩の力を抜いて塗るようにしてください。

効果的な使い方

エイジング美容液は高価だからといって少量ずつ使っていませんか?効果を得るためには使用方法に従って、決められた量や回数を毎日使うことが大切です。

また美容液は浸透しないと肌の奥まで届かず効果が得られないので、入浴した後など毛穴が開いた状態で使用することが望ましいです。

おわりに

エイジングケア商品にはいろいろな種類があり迷ってしまうかもしれません。効果を得るためには成分などを確認して自分にあった美容液か確認した上で、正しい使い方をしましょう。また美容液だけに頼らず、栄養バランスの良い食事や生活習慣を改善して体の中から綺麗になることも大切です。

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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