はじめに

ドラックストアやコスメティックカウンターにはさまざまなクレンジング剤が取り扱われ、目移りしてしまうという方は多いはずです。クレンジングジェルと言ってもそれぞれに異なった特徴を持ちあわせています。今回は、クレンジングジェルについてまとめました。

クレンジングジェルとは

クレンジングジェルは、水や油、界面活性剤など水溶性の成分をゲル化剤で含ませて、ジェル状にしたものを言います。
毎日のクレンジングにジェルタイプを使用しているという方もいるかと思いますが、現在、使っているクレンジングジェルは自分に合っていますか?クレンジングジェルには、どのような種類があるのでしょうか。

水性ジェルタイプ

・オイルフリー水性ジェルタイプ
優しい洗浄力でナチュラルメイクの方に最適なクレンジングジェルです。油成分を含まないため、洗い上がりはさっぱりしています。まつげエクステンションをしている方も使用することができます。
・オイルイン水性ジェルタイプ
オイルイン水性ジェルタイプは、脂分と界面活性剤が含まれています。伸びが良くさっぱりとした洗い心地です。メイクはオイルフリーと同じようにナチュラルメイクの方に適しています。

油性ジェル

優れた洗浄力で油成分と界面活性剤が配合されていますが、界面活性剤の配合量は少なめになっています。しっかりとしたメイクを落とすのに適したクレンジングジェルです。アイライナーやマスカラなどもしっかり落としてくれます。

クレンジングジェルの魅力

クレンジングジェルには、オイルフリーやオイルインなどのタイプがあります。それぞれどのような魅力があるのでしょうか。

使い心地が良い

クレンジングジェルは、べたつかずさっぱりとした使い心地が魅力のクレンジング剤です。伸びが良くメイクともなじみやすいので力を入れずにクレンジングすることができます。
またすすいだ後もべたつき感がありません。

汚れが落ちやすい

洗浄力が高いのでメイクの汚れをしっかり落としてくれます。また、汚れが良く落ちるのに肌に優しいのも魅力のひとつです。商品によっては不必要になった角質を吸着して取り除いてくれる作用もあるので、毛穴の汚れまでしっかり落としてくれます。

肌に優しい

クレンジングジェルは伸びが良くメイクとの馴染も良いので、落とすときに力を加える必要がなく肌への摩擦も少なくなります。また、保湿成分なども含まれ、乾燥などからお肌を保護してくれます。しっとりとした洗い上がりで、洗ったあとの肌のツッパリ感が少ないのも魅力です。

お風呂でも使用可能

クレンジング剤の中には、濡れた手で使用しないように指示書きがあるタイプも見かけます。クレンジングジェルは成分の特徴からお風呂やシャワーなど濡れた手でも使用可能なのが魅力です。ほとんどのクレンジングジェルタイプは、入浴しながらクレンジングできるので負担が軽減されます。

種類が豊富

クレンジングジェルは種類が豊富なので、自分の肌質に合ったクレンジング剤を選びやすいのも魅力です。普段のメイクの仕方や肌質などから合ったものが探しやすくなっています。

クレンジングジェルの使い方

クレンジングジェルは肌に馴染やすく優しいタイプクレンジング剤ですが、正しい使い方をしない場合、肌に負担がかかる原因となってしまいます。ここでは、正しいクレンジング剤の使用方法について紹介します。

ステップ1 量

クレンジング剤の量はサクランボ1個分くらいから500円玉大くらいの大きさが目安と言われています。顔全体に馴染ませて指で軽くマッサージできるくらいの量が最適です。少ないと指に力が入って摩擦が起きる原因となります。

ステップ2 ポイントメイクはあらかじめ落としておく

アイシャドウやマスカラなどしっかりメイクをしている方は、クレンジングジェルを使う前に専用のメイク落としで、ポイントメイクを落としておきます。

ステップ3 クレンジングジェルを手に馴染ませる

適量のクレンジングジェルを手の平に置いて温かくなるのを待ちます。温かくすることでクレンジングジェルの油成分が肌に馴染みやすく、汚れも落としやすくなります。オイルフリーの水性ジェルタイプは、このステップを省略することができます。

ステップ4 ジェルを顔に馴染ませる

頬や鼻、額など目の周囲以外にジェルを馴染ませ指を使って優しくマッサージするようにメイクを落としていきます。円を描きながらマッサージすると良いでしょう。顔全体が終わったら最後に目元にジェルを馴染ませ優しく落としていきます。

ステップ5 すすぎ

すすぎはぬるま湯でジェルが残らないようにしっかり落としていきます。すすぎ残しは痒みの原因や肌に刺激になるなどトラブルをまねいてしまいます。またすすぎのお湯が熱すぎると肌が乾燥する原因になります。

おすすめクレンジングジェル

クレンジングジェルはいろいろなタイプがあるのでどのクレンジング剤を選べば良いか悩んでしまうことがあるかと思います。ここでは人気のあるクレンジングジェルを選びましたので参考にしてください。

skinvill ホットクレンジングジェルNオイルイン 水性クレンジングジェル

海外でも人気のクレンジングジェルで毛穴を開いてからミネラル成分が皮膚の奥まで浸透して毛穴の汚れまで落としてくれます。さっぱりした洗い上がりで肌が柔らかくなると定評があります。無香料、無鉱物油、エタノール・パラベンフリー、紫外線吸収剤不使用など肌に優しい成分で作られています。

キュレル ジェルメイク落としオイルイン 水性クレンジングジェル

柔らかな使い心地で肌になじみやすく肌に負担をかけずに落としてくれます。肌に優しいのに肌の奥のメイク汚れや口紅などもきちんと落としてくれます。無香料・無着色、アルコールフリーで敏感肌や乾燥肌の方でも安心して使うことができます。

サンタマルシェ ディープクレンジング オイルフリー水性クレンジングジェル

植物由来の成分が肌の奥に詰まった角質を取り除いて透明感のある肌に導いてくれます。またヒアルロン酸が配合されているので洗った後もお肌のしっとり感を保つことができます。
無香料・無着色・無鉱物油、石油系界面活性剤・紫外線吸着剤フリーなど肌に優しい成分で作られています。

イプサ クレンジングジェルEX

油性タイプのクレンジングジェルで、しっかりメイクも綺麗に落としてくれます。手に取った時はジェル状ですが、顔に馴染ませていく段階でオイル状に変化していきます。刺激が少ない優しい使い心地のクレンジングジェルです。

おわりに

クレンジングジェルにもいろいろな種類があるので肌質に合ったものを選ぶようにしましょう。クレンジングジェルは肌に優しいので敏感肌の方や乾燥肌の方にもおすすめのクレンジング剤です。悩んだときはここで紹介したことを参考に購入してください。

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野 
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

関連する記事

関連するキーワード

著者