はじめに

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ケアクル:普段はどんな活動をされているのでしょうか?

藤本:私は鍼灸治療を行いつつ、「東洋医学×ヨガ」のオリジナルメゾットである「五臓ヨガ」の活動を通しています。 生徒にヨガを教えたりはもちろんですが、鍼灸師にヨガを教えることも多いです。

ケアクル:なぜ鍼灸だけでなく、ヨガを取り入れたのでしょうか?

藤本: 「東洋医学の良さ」をより身近に、より多くの人に伝えたい。という想いから日々このような活動しています。 私の行なっている五臓ヨガはもちろんなのですが、ヨガだけに固執せず「東洋医学×〇〇」を考えることで、もっとクリエイティブになれるのではないか?と考えています。 その先に、鍼灸師の新しい働き方や、新しいモデルケースを作り出していきたいと思っています。

ヨガとの出会い

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ケアクル:ヨガとの出会いはどんなものだったのでしょうか?

藤本:初めは自社の取り組みでヨガを行うようになったのがきっかけです。 そのうちに、ヨガを教えるインストラクターとしての活動も始めました。

ケアクル:そこからどんな変化が起こったのでしょうか?

藤本: ヨガをする前と、ヨガをした後では大きな変化に自分が気がついたのです。 それまでは、鍼灸整骨院の院長という立場もあり、スタッフに対してもきつい表現で叱ってしまったり、時には怒鳴るようなこともありました。 しかし、ヨガを続けていく中で気持ちが落ち着く感覚や、人に優しくできる感覚が少しずつ芽生えてきたのです。

ケアクル:ヨガをおこなうことで気持ちに余裕ができたのですね。

藤本: そうです。気持ちに余裕ができたことで、落ち着いて物事を判断できるようになりました。 自分自身や周りの人を含め、全ての人に対して接し方が変わったように思います。 また、自分や人を少しでも認めれるようになるだけで、毎日がこんなにも変わるのかと感じたことを今でも鮮明に覚えています。

鍼灸師として

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ケアクル:鍼灸師としてどんなことを考えていたのでしょうか?

藤本:意外かもしれないですが、ある時に「鍼を打つだけが鍼灸師ではない」ということを考えました。 鍼灸師なのだから鍼を打つのは当たり前。治療が出来て当たり前。 それを念頭に、考え始めるようになってから、より鍼灸師の可能性を見出せるようになっていきました。 可能性はまだまだ無限大にあると感じるようになれたのです。

ケアクル:それはもっと視野を広く持てたということでしょうか?

藤本: そうです。どれだけ多くの視野を持つことができるか。 また、目の前の患者さんや、ヨガを受けにきてくれる方に、どう接して向き合えるか。ということを考えられるようになりました。 鍼灸師としての本質を考えたときに「いかに人を幸せにできるか」をより追求していけるようになったのです。

苦労したこと

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ケアクル:特に苦労をしたところはどんな部分でしょうか?

藤本:これまでにたくさんの苦労はありましたが、とにかく試行錯誤の連続でした。 鍼灸師として活動する中で、これまでの伝統的な治療を行う先生方や、 ヨガを本業とする方にも鼻で笑われること少なくありませんでした。 しかし、努力を重ねるうちに少しずつですが変化してきたように思います。

ケアクル:それは具体的にどんなことでしょうか?

藤本: これまでや現在の鍼灸業界やヨガ業界を否定しているのでは決してないのですが、 より時代のニーズに合った、鍼灸やヨガの届け方があるのではないか?と思います。 鍼灸師がヨガのような良いものを少しでも理解していれば。もしくはヨガインストラクターが少しでも鍼灸を知っていれば。 もっと簡単に、より良い形で、東洋医学やヨガは広まるのではないかと考えています。 日々活動をする中で、そんな思いが芽生え始めたことから、今では信念に近い感覚は持って取り組んでいます。 喜んでもらえることが増えてきましたが、まだまだ肯定されるばかりではなく、 時には耳の痛くなるようなご意見もいただくことがあります。 しかし、それも今は前向きに捉えられるようになってきました。 厳しい意見もよく考えてみると、とても参考になることが多いので、今では苦労というよりは刺激をもらう感覚で常に向上を目指しています。

伝えたいこと

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ケアクル:これから伝えたいことはどんなことでしょうか?

藤本:「新しい鍼灸師」になりましょう。ということです。 鍼灸師にはたくさんの可能性があると思います。 また東洋医学は様々なところで応用が効きます。 鍼灸×ヨガのように、鍼灸×〇〇を広げていくことで、より良いものを届けることがで可能ですし、より深いニーズに応えることも可能になると思います。 1つの職業として、技術や知識を極めるのもとても大切なことです。 そして、さらにいろんなかけ算を生み出すことで、新しい鍼灸師の像ができるのでは?と考えています。 多動力を発揮して自分自身で行動をすれば実現できことが必ずあると信じています。 今は、自分が展開している活動に、少しでもご賛同いただける方がいらっしゃれば嬉しい限りです。

まとめ

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ケアクル:最後に一言お願いします。

藤本:私は会社でも自分自身でも「人の可能性」を拡げていく活動を行なっています。 自分が輝けるステージでいるからこそ。 自分の好きな事だからこそ。 毎日に「やりがい」や「充実感」という幸せを感じれると考えています。 それに鍼灸やヨガは相性も良く、もっと毎日をクリエイティブに過ごすことが可能だと信じています。 一度きりの人生は楽しむ為にあると思っています。楽しみながら鍼灸やヨガの魅力を伝えていきたいと思います。

ケアクル:藤本先生本日はありがとうございました!

プロフィール

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藤本 聡(ふじもとさとし)

東洋医学×ヨガ:オリジナルメゾット『五臓ヨガインストラクター』
鍼灸師、柔道整復師、パーソナルトレーナー

鍼灸治療を行う傍ら、リラックス系のヨガからカラダの不調を整える五臓ヨガや様々なニーズに応えるインストラクターもおこなう。
10年以上の治療経験とトレーナー経験をヨガメゾットに加え、『自立した健康・美容』を提供している。
現在、全国にて五臓ヨガインストラクターの養成にも取り組んでいる。

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