コットンパックとは

コットンパックというのは、その名の通りコットンと、お手持ちの化粧水のみで行える簡単で手間がかからない美容法です。
コットンパックの魅力は、短い時間で肌が潤うことです。パックの時間は、10分程度なので、忙しい朝でも、早く眠りにつきたい夜でも、時短ケアができます。
簡単なのにしっかりと保湿できるので、高級な化粧品やエステになかなか手が出せない方にもおすすめのスキンケアです。

コットンパックの効果

コットンパックをすると、化粧水の浸透が高まるため、肌の角質層まで潤いと美容成分が届きます。肌に美容成分を浸透させることで、肌に柔軟性が出て、パック後に使用する美容液、乳液、クリームなどもより浸透しやすくなります。
また、肌の水分をしっかりと保ち、乾燥を防ぐことにもつながります。乾燥しなくなると、自然に肌のバリア機能が整うので、ターンオーバーが正常化してキメの整った肌に近づけます。

コットンパックのやり方

準備するもの

・化粧水
コラーゲン、ヒアルロン酸などが配合されたものや、水溶性ビタミンC誘導体などが含まれているものがおすすめです。
*注意:水溶性ビタミンC誘導体は肌への刺激が強い場合もあります。そのため、お肌に合わないときは使用をお止めください。

・コットン
薄めで柔らかいオーガニックコットンがおすすめです。コットンの代わりにシートマスクおを使用してもOKです。パーツ別も販売されています。

・精製水
水道水より衛生的で肌に優しい精製水は、安心して使うことができます。

コットンパックの手順

①下準備として洗顔をし、その後は化粧水をつけて肌を整えます。
②コットンに精製水を含ませ、湿らせておきます。
③コットンを優しく絞ります。
④広げたコットンに化粧水を適量染み込ませます。目安は5~6滴です。
⑤均等な厚さになるように裂き、おでこや頬、鼻など、顔の気になる部位にパックしましょう。
⑥顔パックを乗せたらラップで覆い、浸透力を高めます。
⑦3分程経ったら、化粧水パックを剥がします。
⑧仕上げに美容液、乳液、保湿クリームなどをつけて完了です。

コットンパックを行ったあとは、スキンケア成分が浸透しやすくなっているので、乳液やクリームなどを上手に利用して美肌を目指しましょう。

コットンパックに使う化粧水の選び方

コットンパックに使う化粧水を選ぶ際は、刺激の強い成分やアルコールが入っているものは避けましょう。アルコールが入っていると乾燥を招いてしまいます。できれば、合成香料や合成着色料などの添加物が入っていないものを使用すると良いでしょう。

普通のお手持ちの化粧水でも良いですが、ハトムギ化粧水をコットンパックで使うと、ニキビ改善や美肌に良いと言われています。
ハトムギ化粧水を使う場合でも、やり方は上記した手順と同じです。

コットンパックの注意点

コットンパックにはティッシュなどは使わず、必ずコットンを用いてください。ティッシュはコットンよりも水分を保つ効果が少なく、すぐに乾燥してしまうので、効果が実感しにくいです。

また、より高い効果を得たいからといって、長時間コットンパックを付けたままにしておくのはやめましょう。逆に肌が乾燥してしまいます。

まとめ

コットンパックの効果や使い方についてご紹介しました。コットンは100円ショップなどにも売られているので、お手頃価格で購入でき、化粧水は手持ちのものをそのまま使えるので、手軽にチャレンジできます。
乾燥が気になる方はぜひコットンパックを試してみてください。

監修

・救急医、内科医 増田陽子

・救急医、内科医 増田陽子

専門分野
微生物学、救急医療、老人医療

経歴
平成18年 Pittsburg State大学 生物学科微生物学・理学部生化化学 卒業
平成22 年 St. Methew School of Medicine 大学医学部 卒業
平成24年 Larkin Hospital勤務
平成26年 J.N.F Hospital 勤務

資格
日本医師資格
カリブ海医師資格
米国医師資格

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