■この仕事を志したきっかけ

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空手の怪我と、偶然の出会い

この業界を目指すきっかけは、19歳で始めた空手だった。
練習中に突き指をした際、高校時代のトレーナーが勤務していた接骨院を訪れたことが、最初の転機となる。
そこで対応してくれた施術者から「この仕事、向いているかもしれない」と言われたことが、進路を考えるきっかけになった。
同時に、学生時代に続けていたサッカーでは腰痛に悩まされることも多く、身体が思うように動かない経験が日常的にあった。
そのため、「ケガを治す」というよりも、「なぜ動けなくなるのか」という点に自然と関心が向いていったという。

“選んだ”というより、“流れの中にいた”感覚

当時を振り返ると、明確な覚悟があったわけではないという。
「正直、最初は“なんとなく”この業界に入った感じでした」
ただ、その“なんとなく”の積み重ねの中で、患者の変化や身体の反応に触れる機会が増えていく。
特に印象的だったのは、同じような症状でも、原因がまったく異なるケースが多かったことだ。
その経験を通して、「症状だけを追っていても、本質には届かない」という感覚が徐々に形成されていった。

■専門性と提供しているサービス

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鍼灸・美容・ダイエットを軸とした統合的アプローチ

現在の施術は、大きく3つの軸で構成されている。
鍼灸治療
美容鍼
ダイエット・コンディショニング指導
もともとは接骨院での手技療法をベースに経験を積み、西洋医学的な評価と現場感覚の両方を重ねてきた。
その中でも特に中心にあるのが「鍼」という技術だ。
肩こりや腰痛といった局所的な症状であっても、実際には姿勢・呼吸・自律神経・筋出力のバランスなど、複数の要素が絡み合っている。
鍼はその“深層の調整”に関与できる手段として位置づけている。

美容鍼は「顔だけを見ない」

美容鍼においてもアプローチは独特だ。
顔のむくみやたるみといった表面的な変化だけを追うのではなく、まず身体全体の緊張状態や姿勢バランスを整えるところから始まる。
結果として、顔へのアプローチがより自然に作用する状態を作る。
「顔に出ている変化は、あくまで身体の結果なんです」
この考え方が、美容鍼における施術の軸になっている。

ダイエット=自律神経の再構築

ダイエット指導では、単なる食事制限や運動量の調整ではなく、自律神経の状態に注目している。
睡眠・ストレス・呼吸・生活リズムといった要素が乱れた状態では、身体は変化しにくい。
そのため、まずは“整う状態”を作ることが優先される。
その上で、整体・トレーニング・生活指導を組み合わせ、無理なく維持できる身体へと移行させていく。

■現場で感じる課題と変化

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情報が溢れる時代の“判断の難しさ”

近年特に増えているのが、美容鍼に関する悩みだという。
たるみ・むくみ・小顔といったニーズは高まる一方で、SNS上には断片的な情報が溢れている。
「経験に基づかない方法論も多くて、判断が難しい時代になっていると感じます」
本来であれば、同じ症状でも原因は人によって異なる。
しかし情報だけが先行すると、その個別性が見えにくくなってしまう。

“技術よりも見え方”が優先される違和感

業界全体としても、技術そのものよりも発信や見せ方が重視される傾向を感じているという。
ただその中でも、庄村先生自身は「鍼」という技術そのものの可能性を再評価している。
「やっぱり鍼は面白いんですよね。やればやるほど奥が深い」
一つの手技で完結するものではなく、評価・刺激・反応のすべてが臨床ごとに変わる点に魅力があるという。
そのため現在も、技術習得と臨床の検証を繰り返しながらアップデートを続けている。
また、以前よりも患者や現象に対して否定的ではなく、「まず受け入れる」姿勢が強くなったとも語る。

■患者・クライアントへのメッセージ

不調は“積み重なった結果”として現れる

庄村先生が最も伝えたいのは、「不調を当たり前にしないこと」だ。
肩こりや腰痛は慢性的になるほど、それが“通常状態”として脳に認識されてしまう。
そのため改善には、単発ではなく“状態の再学習”が必要になる。
「良い状態を、身体にとっての普通に戻していくことが大事なんです」

リラクゼーションと改善の違い

リラクゼーションは否定されるものではない。
ただし、構造的な原因が関係している場合には、より評価を伴った施術が必要になる。
そのため重要なのは、「今の状態がどのレベルの問題なのか」を正しく見極めることだという。

■今後目指す未来

目指しているのは、「一箇所で完結する医療・美容・トレーニングの融合拠点」である。
治療・美容・パフォーマンスを分断せず、すべてを一つの流れとして提供できる場所を作ることが理想だ。
規模の拡大よりも、「この場所に来れば身体のことは全て整理できる」という状態を重視している。
また、鍼という技術そのものを、より日常的な選択肢として根付かせていくことも重要なテーマとなっている。

最後に

「見た目はこんな感じなんですけど、人懐っこいってよく言われます(笑)」
周囲から“コミュニケーションモンスター”と呼ばれるほど、人との距離感を大切にしている庄村先生。
普段は柔らかい雰囲気ながら、臨床の話になると一気に熱量が変わる。
20年以上の経験を通じて培ってきたのは、技術だけではなく「一人ひとりの身体の違いを受け入れる視点」だった。
「もし身体や顔のことで気になることがあれば、気軽に相談してもらえたら嬉しいです」
症状を“消す”ことではなく、身体を“理解できる状態に戻す”こと。
その積み重ねが、庄村先生の臨床の中心にある。

■プロフィール

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■プロフィール
氏名:庄村 直樹(しょうむら・なおき)
通称:シンバ
所在地:愛知県名古屋市
院名:Simba鍼灸接骨院
資格:柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
臨床歴:20年以上
専門分野
肩こり・腰痛・頭痛などの慢性症状の改善をはじめ、姿勢改善や機能改善といった身体機能の再構築、さらに鍼灸治療や美容鍼による美容領域へのアプローチ、ダイエットやコンディショニング指導、スポーツパフォーマンスの向上サポートまで幅広く対応している。
特徴・スタイル
症状そのものだけに着目するのではなく、「なぜその負担が身体のその部位に現れているのか」という視点から全身を評価することを重視している。姿勢・動作パターン・自律神経の状態・生活習慣などを総合的に捉えたうえで施術を組み立て、鍼を軸に整体やトレーニングを組み合わせた統合的なアプローチを行う点が特徴である。
活動スタイル
名古屋市を拠点に地域密着型で施術を行い、治療・美容・コンディショニングを分断せず、一人ひとりの身体の状態に合わせて一貫したサポートを提供している。短期的な対症療法ではなく、日常生活の質そのものを高めることを目的とした継続的なケアを重視している。

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