育毛シャンプーの特徴と効果

■低刺激で肌に優しい

シャンプーの強すぎる刺激は、抜け毛の原因の一つとなります。

昨今の健康ブームで、名前を聞いたことがあるという方もいらっしゃると思いますが、市販のシャンプーには『界面活性剤』が入っています。
市販のシャンプーの裏面に記載されている『ラウレス硫酸Na』『ラウリル硫酸』『パレス硫酸』などを総じて界面活性剤と呼び、汚れ・油を落とす効果があります。

しかし、その洗浄力は台所洗剤とほぼ同じ強さで、あまりに強いために必要な皮脂まで根こそぎ落としてしまいます。

一方、育毛シャンプーは通常のシャンプーと比べて頭皮への刺激が弱く、髪と肌に優しいと言えます。

■頭皮環境を整える

育毛シャンプーには、頭皮の血行を良くしたり、保湿したりするなど、頭皮環境を健康に整える成分が含まれています。
このような成分は育毛剤にも入っています。育毛シャンプーで頭皮環境を整え、そのあとに育毛剤を使うことで、より高い育毛効果が期待できます。

自分に合った育毛シャンプーの選び方

一口に育毛シャンプーと言っても、たくさんの商品があるため、何を選んだら良いか分からないかもしれません。
そこで、育毛シャンプーを選ぶ基準についてご説明します。

■あまりにも安いものは避ける

安いシャンプーはコストを抑えるために、化学物質が多く含まれている可能性があるため、注意が必要です。
いくら洗い心地が良くサッパリするからといっても、頭皮環境が悪くなってしまっては、せっかくの育毛効果が悪くなってしまします。

中には、界面活性剤が使われている育毛シャンプーもあるかもしれないので、成分表記を確認すると良いでしょう。

■天然由来の成分のものを選ぶ

頭皮や髪のために、できるだけ化学物質が入っているものは避けるようにしましょう。
すべてなくすことはできませんが、天然由来のもの法がが、肌に優しく、頭皮のトラブルを防ぐことができると思います。

育毛シャンプーの使い方

育毛シャンプーを効果的に使う方法をお話しします。

①お風呂に入って洗う前に、まずブラッシングをしましょう。こうすることで、髪についた汚れやほこりを落とすことができます。
②ブラシで取れなかったフケやほこりを取り除き、髪をまんべんなく濡らします。
③手のひらに適量のシャンプーを出し、十分に泡立ててから髪に馴染ませ、頭皮を優しくマッサージします。
④シャンプーが残らないようにしっかりと洗い流し、すすいぎます。
⑤タオルで水けを取ってから、ドライヤーで乾かします。このとき、ドライヤーと髪の距離を離し、頭皮に風が当たりすぎないように注意しましょう。

おわりに

育毛シャンプーの特徴や効果、選び方、使い方などをお伝えしました。

育毛シャンプーはAGA治療や育毛剤に比べて安価なため、始めやすいのがメリットの一つです。
選ぶ時は、成分や効果、アレルギーなどをしかりと確認し、自分に合ったものを探しましょう。

使用を継続することで効果が期待できるので、効果がなかなか現れなくても、諦めないで続けましょう。

監修

・薬剤師&食生活アドバイザー 藤沢 淳司

・薬剤師&食生活アドバイザー 藤沢 淳司

専門分野 
薬、食生活、生活習慣病予防・治療

経歴
平成23年 大阪薬科大学大学院 卒業

資格
薬剤師免許、食生活アドバイザー、FP技能士2級

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