ヘアオイルの種類

ヘアオイルは、髪にツヤを与えたり、髪のパサつきを抑えたりするものです。
種類は大きく分けて2つあり、それによって最適な使い方が異なります。ここでは、植物性と鉱物性の2つのオイルの特徴をご紹介します。

1. 植物性ヘアオイル

『植物性ヘアオイル』は、植物から取った自然由来のオイルをベースにしているため、比較的髪や頭皮に優しいといえます。
頭皮に直接つけることができ、頭皮や髪のオイルマッサージやオイルパックにも適しています。

植物性ヘアオイルで良く知られているのは、『椿油』や『ホホバオイル』、『ココナッツオイル』などです。

2. 鉱物性ヘアオイル

現在、発売されているヘアオイルで主流になっているのが『鉱物性ヘアオイル』す。
髪の手触りを良くしたり、髪を保護する成分が含まれているため、ダメージを受けた髪を修復したり、髪にツヤを与える効果が出るのが早いのが特徴です。

ただ、植物性とは違い色々な成分が入っているので、頭皮に直接つけるのには向いていません。頭皮のマッサージやパックするときは避けましょう。

ヘアオイルの効果

1. 熱から髪を守る

ヘアオイルを使って髪をコーティングすることで、ドライヤーの熱や日光などから髪を守り、潤いを保つことができます。
熱から髪が守られると、髪へのダメージも少なくなります。

2. 摩擦から髪を守る

ヘアオイルを使うと、ブラッシングや頭皮マッサージなどをした際に起こる摩擦から髪を守ることができます。摩擦から髪を守るということは、髪の悩みでもある切れ毛や枝毛を予防することにつながります。

3. 毛の流れを整える

ヘアオイルを使うと、髪のパサつきが抑えられ、毛の流れを整えることができます。
髪がまとまりやすくなるので、くせ毛で悩んでいる方には、特におすすめです。

4. 乾燥から髪を守る

冬場は特にですが、夏でもエアコンの効いた部屋にいると、髪が乾燥してしまいます。

ヘアオイルは髪の乾燥を防ぐだけでなく、乾燥によって起こる静電気も防ぎ、髪をしなやかな状態のまま保ってくれます。

5. ツヤやコシを出す

ヘアオイルを使うと、髪の表面にツヤを出すことができます。
また、ヘアオイルに配合されている栄養分が髪に行きわたると、健康的なコシのある髪を作ってくれます。

ヘアオイルの正しい使い方

ヘアオイルは髪をセットするときや、乾燥が気になるときなどに使います。
特におすすめなのは、お風呂上がりに使うことで、洗ったあとの髪の乾燥を防いでくれます。

ここでは、ヘアオイルの具体的な使い方をご説明します。

1. オイルを適量出す

まず、ヘアオイルを手のひらに適量出します。
使うヘアオイルによって適量が異なるので、オイルに書かれている適量の目安に従いましょう。

記載がされてない場合は、髪の長さに合わせて以下の目安で使うようにしましょう。
・ショートヘア  1~2滴
・セミロングヘア 2~3滴
・ロングヘア   3~4滴
あまり多く使いすぎると、髪の毛をべたつかせる原因になってしまうので注意してください。

2. 手のひらのでオイル馴染ませる

手のひらに出したヘアオイルをそのままつけてしまうと、べたついてしまいます。
両手を重ね、指の間まで馴染ませるようにしましょう。手のひらにしっかりと広げることで、髪にヘアオイルを均等に広げることができます。

3. 毛先から根本に向かってつける

初めは、毛先の方からヘアオイルを馴染ませていきます。髪の表面ではなく、髪の内側に向かって馴染ませるのがポイントです。
毛先に塗り終わったら、今度は毛頭に向かって馴染ませるようにします。毛先同様に、髪の表面ではなく、髪の内側にもみ込むようにします。

4. 髪の表面にヘアオイルを伸ばす

最後に髪の表面に、ヘアオイルを薄く伸ばすようにします。
軽くつけると乾燥を防ぐことができますが、つけすぎるとべたつきの原因になるので注意しましょう。

おわりに

今回は、ヘアオイルはの種類や効果、使い方について解説しました。
正しい使い方をすれば、パサつきや乾燥を予防できたり、まとまりやすくなったりするなど、多くの効果が得られます。
髪の悩みを持っている方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

監修

・総合診療医 院長 豊田早苗

・総合診療医 院長 豊田早苗

専門分野
総合診療医

経歴
鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。
2006年とよだクリニック開業。
2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。

資格
医師免許

所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会

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